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社会

【 定着してきた「ダイバーシティー」 日本の職場での懸念とは 】 

私のコメントが掲載された5月15日の日刊ゲンダイの記事<人生100年時代の歩き方>です。
copyright日刊ゲンダイ

【定着してきた「ダイバーシティー」 日本の職場での懸念とは】 
ここ数年で「ダイバーシティー」という言葉が定着してきた。多様な人材の活用のことで、企業においてもジェンダーやLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)、障害、エスニシティー(民族性)を分け隔てなく受け入れる取り組みがなされている。だが、次々に登場する“カタカナ言葉”に理解が追い付けていないビジネスマンも多いのではないか。
 ◇  ◇  ◇
これまで性差の言葉といえば、「男女」や「LGBT」ぐらいだった。ところが今は、そもそも「性別がない」や「全性愛者」などの考え方もある。

モデルの井手上漠さん(18)のフォトエッセー「normal?」が話題だ。
この春上京したばかりの売り出し中ながら、先月の発売前から予約が殺到し、現在もアマゾンランキング1位(随筆カテゴリー)を維持している。

2018年の高校1年生の時に“かわいすぎるジュノンボーイ”として注目を浴びると、当時から本人は「性別はないです」と主張してきた。
井手上さんのような「性別はない」「自分に当てはまる性別が存在しない」という人たちは、「アジェンダー」と呼ばれる。
一方、語呂が似ている「アポジェンダー」というのは、「自分に性別がない」と感じるだけではなく、「性別という概念自体が分からない」と考える人だそうだ。

また、海外でカミングアウトが増えているのが「ノンバイナリー」だ。性自認が男性と女性の間にあるとか、時に男性でも女性でもないとか、どちらでもあるといった、いわゆる男女の典型的な二分論(バイナリー)に当てはまらない人を総称する呼び方で、日本では「Xジェンダー」とも言われる。
英歌手のサム・スミスや、Netflixのリアリティー番組「クィア・アイ」で人気のジョナサン・ヴァン・ネスがノンバイナリーと公表している。
その際、敬称はMs.やMr.ではなく、「Mx.(ミクス)」で表記、米カリフォルニア州では19年1月から運転免許証や身分証明書などで、ノンバイナリーを自分の性別として選択できる法律が施行された。現在は米国の13州で選択できるという。
世界でも、パスポートなどで法的にノンバイナリーを選べる国は、カナダ、ドイツ、インド、ネパール、バングラデシュ、パキスタン、オーストラリア、ニュージーランド、オーストリア、アイスランドがある。

【トヨタが新卒採用で性別欄を「任意」に】
これに比べると大幅に遅れている日本もようやく今年4月、厚労省が履歴書の「性別欄」に男女の選択肢を設けず、「記載は任意または未記載も可能」とする様式例を発表し、企業に活用を促している。これに先立って文具メーカーのコクヨは、昨年末から「性別欄」を削除した履歴書も販売している。

採用活動では、昨年からユニリーバ・ジャパンが新卒・中途採用の履歴書から性別の記入と顔写真の提出をやめている。名前も名字のみの記入にし、性別や容姿などによる、先入観のない採用を目指すためだという。トヨタ自動車の22年卒業予定の新卒採用でも、ウェブ上での応募フォームで性別回答を「任意」とした。

性自認が戸籍上の性別とは異なる人だけでなく、「性別がない」という人が声を上げられるようになれば、職場はどう変わるのか。

 「日本はジェンダー全般に対する対応が世界でも遅れています。性別欄の削除は第一歩ではありますから、たとえば女性も面接時に結婚や出産にとらわれず、職業選択が自由になります。一方で、懸念もあります。入社時にジェンダーについての意識を共有しないわけですから、入社後に体力的に限界のある仕事を割り当てられたり、トランスジェンダー(ノンバイナリー)であることを知った社員からのアウティング(第三者に噂などをする嫌がらせ)で悩む事例は増えるかもしれません。社会の風土を定着させるにはまだ日本では時間がかかるでしょう」(ビジネススキル研究所の鶴田慎一代表)

【日本IBM本社に25カ所の「誰でもトイレ」】
物理的にはトイレや更衣室の問題がある。すでに日本IBMが本社に25カ所の「誰でもトイレ」を設置したように、「共有トイレ(多目的)を中心にし、更衣室は着替えが必要な場合は共有のロッカールームの横に個室の更衣室を造ったり、空き会議室を使用したり、制服の選択や廃止するといった対応が求められています」(鶴田慎一代表)。

整備は整えられたとして、セクハラ問題は複雑化する。結婚や出産の話題をしてはいけないのは当然として、女性に「重い荷物持って大丈夫?」などと気遣う声掛けもご法度だ。性差で「私には荷物も運べないと思っているの?」と邪推されてハラスメント認定されかねないという。

「相手に声を掛ける時も『ノンバイナリー』の概念も視野に入れて考えなければなりません。『くん』『さん』の呼び方ではなく、名字の〇〇さんとして接します。物理的に性差が気になっても、できるできないは本人の申し出を聞いて、やれる人にやらせるという考えが求められます。現実的には力仕事や危険が伴う仕事など人間では采配が難しい役割はAIロボットがより活躍する世の中になる可能性はありますが、本来の解決ではありません」(明大講師の関修氏=心理学)

ホテルやデパートの受付ロボットは女性的な柔らかい声や動きで「歓迎の雰囲気」を出していたり、警備ロボットは男性的な威圧感を演出したりしている。世界では「ロボットにジェンダーはいらない」という議論も起きている。

2021.5.21.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝

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戦略製品開発・新商品開発・新規顧客開拓・新商流開発の支援なども、お気軽にお問い合わせください。

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【 改善のトリガー 】

今朝、長い付き合いの会社から電話をいただきました。
「初めまして、私この度新しい担当になりました○○と申します。前任に引き続き宜しくお願いいたします。」との新任ご挨拶でした。
前任のN氏とは長年親しくしていたのですが、何の挨拶もなく辞めるような人じゃないし、どうしてしまったのかな?と怪訝に感じて、「ところで、Nさんは退職されたのですか?」と問いました。
すると新任者は急に暗い声になり、「実は彼は亡くなりました。」と返ってきました。
私は、「えっ!?」と言い、暫し絶句して、「あの元気なNさんが何故!?」と聞き返しました。
すると彼の口から驚きの一言が、、、。
「実はNはコロナに罹患しまして、それでこの度残念なことに、、、。」
再び絶句でした。

その後、新任者と少し話をしてから電話を切りました。
この一年以上連日、報道でコロナ感染者や犠牲者のニュースを見てきましたが、身近な人物がコロナ感染で亡くなったというのは初めてでした。
かなり身につまされる話で、大変ショッキングな出来事でした。
Nさんは決して無謀に飲み歩くような人ではなく、かなり注意していたはずですが、一体どこでどうして感染したのかわからないまま、どんどん症状が重症化・重篤化して、ついには命を落とすということになってしまいました。
巷では「コロナ疲れ」「自粛疲れ」と称し、各地で人出が増えているようです。
若者は重症化しないと思い込み、「路飲み」で騒いでいる若者も増えていますが、後遺症に苦しんでいる若者も増え続けているのも事実です。
後で悔いるなら、しっかりと今の行動を改善していただきたいものです。

N氏死去の報せを受けたのは偶然、【改善マインド・セミナー~活動の思想と基本手法~】のスライド準備をしていたところでした。
長年製造現場や営業の改善活動に携わってきた中での、講義内容などを一日セミナーにまとめています。
世界でも当たり前に通用する国際共通語である[KAIZEN]は、悪いところ・劣ったところを改めて、良くすることです。
改善のステップは、<問題発見→問題分析→解決策立案→実行→評価>です。
問題発見のトリガーとなるのは、目の前の現状把握ですから、今の変異ウイルスの蔓延などの事実をしっかりと見据えて、行動改善していきましょう。

企業は管理だけでは、他社の進化によって相対的に自社のレベル低下になりますから、「攻めの改善」を行ってから、「守りの管理」をすることです。
改善の鉄則は「すぐやること」であり、「今」修正すべき事があれば、「今」それを直すことです。
「管理」とは、「基準や標準を守ること」です。
コロナリスクに対して改善のトリガーを引き、どのような「リスク回避」の基準を設けて、どのように守り通していくかを決めて、自らと周囲の尊い命をお守りください。

2021.3.16.
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【 虚礼廃止 】

毎日のようにワクチン待望論が報道されていますが、コロナ終息への道のりはまだまだ遠いというほかないのではないでしょうか。
私のいる千代田区は一人当たり一律12万円の給付と、60歳から65歳の人へのインフルエンザ・ワクチンの無料接種と、他の自治体よりほんの少し恵まれています。
無料なので私も先月接種しましたが、インフルエンザ「予防接種」というのは少々言葉が違うように思います。
毎年、厚生労働省が流行するインフルエンザを予想して、数種類のワクチンをブレンドして接種するのですが、予想が当たった例はなく予防効果は期待できず、重症化リスクには多少の効果があるという程度でしょう。
今年はインフルエンザの流行が非常に少なくて、コロナ大流行の怪我の功名みたいな感じです。
しかし、葬儀や通夜の参列にしても感染の危惧を感じるほどですし、本日ついに10代女性のコロナ犠牲者が出たそうですから、恐怖感は増大していくでしょう。(厚生労働省は4日、新型コロナウイルスに感染した10代女性が死亡したという集計結果はミスの可能性が高いと明らかにしました。)

先日、毎年恒例の飲み会のお誘いをいただいたのですが、流石に例年とは誘い方が少し違っていて、「恒例の○○の会だけど、どうしますかー。ないよねー。」という中止前提の連絡でした。
当然のこと私の答えは「もちろんないね。3年位はないかもね。」でしたが、コロナ禍であらゆることが激変しています。
忘年会・新年会などの飲み会をはじめ、お歳暮、年賀状、バレンタイン等々の虚礼廃止の動きは加速していくでしょう。
「義理」というのも文化の一つではあるでしょうが、「虚」は外して「実」に経営資源を集中すべきということも無理からぬことでしょう。

2020.12.4.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
#吉田寅次郎 #吉田松陰 #毛利慶親 #毛利敬親 #長州藩
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『吉田松陰・毛利敬親 ~志とは何か~ 』
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【 群集心理(集団心理) 】

昨日、近くのスーパーに行ってみると、マスクどころか色々な品が棚から消えていました。
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、米、水、カップラーメン、冷凍食品などの保存食などの棚がガラガラになっていました。

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普段から非常時に備えていない人たちの「パニック買い溜め」に火が着き、残念な光景が広がっています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、安倍総理が発した全国一斉休校の要請からパニックが大きくなっていますが、ネット上でフェイクニュースや悪意あるコメントなどが横行して、混乱に拍車をかけています。
数日前にでも「事態の進展次第ではこういう選択もあり得る」と、事前予告でもしていれば尚良かったのでしょうが、全国一斉休校は英断に違いありません。

1973年(昭和48年)のオイルショックによる物資不足が噂され、日本各地で起きたトイレットペーパーの買い占め騒動のような群集心理によるパニックが広がっているのです。
あの時も大阪の千里ニュータウンのスーパーの特売広告から、「トイレットペーパーがなくなる」という主婦の勘違いが一気に広がり、開店前に300人もの行列ができて、それを伝える新聞報道から全国に波及してしまったのです。
メーカーの生産体制は安定していて、何の問題もなかったのに、群集心理は「衝動」「情動」「盲動」「被暗示」によって一般市民の冷静さを奪い取っていくのです。

総理の突然の要請に対して、各地の自治体首長が続々と苦言を呈していますが、感染のステージが変わっていることは誰にでもわかることでした。
文句ばかり言っていないで、それぞれの自治体がどんな想定や対応策を進めてきたのかを聞いてみたいものです。
北海道の緊急事態宣言は3月19日までの3週間、特に「週末の外出を控えること」を中心に、大人も子供も不要不急の外出を控えて感染の拡大スピードの抑え込みを図りたいというものです。
ウイルスを制圧するためには、戦略指揮権を統合して一貫したリーダーシップを執ることが重要ですから、北海道知事の判断は正解でしょう。
市民のQOLの低下や経済的ダメージなども厳しいものですが、今は「耐える」「踏ん張る」時として過ごすしかないですね。
他者への思いやりを持ち、自愛も忘れずに「忠恕(ちゅうじょ)の心」と「惻隠の情」で生きたいものです。

2020.2.29.
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【 恥を知れ!せこい日本人! まだまだいる素敵な日本人! 】

先日、行きつけの焼き鳥屋さんの店長の嘆きを聞かされました。
数日前、20代の女が会社のユニフォーム姿で来店し、「私、コレは飲んでいないし、コレとコレは食べていませんから、返金してください。」とクレームをつけられたそうです。
店長は1ヶ月も前の明細書を差し出されてびっくりしたものの、日数が経っているので記憶もなく、止む無く自腹で1500円ほどの返金に応じたそうです。
「気分が悪いから、さっさと自腹で金を渡して帰そう。」と思ったそうですが、女はそこに追い打ちをかけて、「外税でしょ!消費税も返してください!」と言ったそうです。
ひと月も経ってからのクレームですから、きっとアチコチでやっている常習者のようです。

予約サイト経由でホテルの無断キャンセルを繰り返して、190万円分のTポイントをせしめたというとんでもない親子の事件も起きましたし、11/27に書いた飲食店の無断キャンセルといい、嘆かわしき日本人のモラル退廃です。
「酷い目に遭ったなー。これからは、
『社長の決裁をもらいますので、会社名や名前・電話番号を教えてください。私、すぐに始末書を提出して、一両日中にご返金します。』
って言えば?!名前も言えない相手ならクロだよな。どうせそんなせこいグレーゾーンのことをやる輩はもう店には来ないから、勇気を持って斬り捨てる方がいいよ。」
と言ったら、焼き鳥屋の店長の嘆きに更に火が付きました。

「先日5人組のお客さんが来たんですが、飲み始めたところに同僚5人組が入ってきて、隣のテーブルに座ったんです。お会計はご一緒でいいですか?って聞いたら、別々にしてくれと言われたので、分かりましたと答えたんですよ。
ところが、乾杯の後でいきなり席替えを繰り返しながら、どんどんお替りのドリンクの注文が来て、注文のあったテーブルに付けていったんです。結果的に片方のテーブルが二十数杯でもう一方が十数杯だったんです。
お会計の時に二十数杯組のテーブルの人が、
『俺らはこんなに飲んでねーよ。十杯分引け。』
って言うので、では十杯分をお隣のテーブルに訂正させていただきますって答えたら、
『俺たちもそんなに飲んでねーよ。』
とゴネ続けられたんです。他のお客さんもいたので、渋々応じざるを得なくて、ドリンク10杯分の損害ですよ。」
私は「そいつらも確信犯の常習犯だな。これからは会社を突き止めなきゃならんねー。会社にバレるとなると急に態度が変わる奴だよ。」と答えましたが、罪も恥も気にしない日本人だらけになってしまいそうなことばかり起きています。
最早性善説ではなく、性悪説で自衛策を講じておく必要があります。

20200113_194323腹立たしい話ばかりでは、読んでいる方も気分が悪いでしょうから、捨てたものじゃない日本人のお話も書いておきましょう。
先日、妻の誕生日に上野のイタリアンのお店に行ったのですが、近くの席に初老の紳士・淑女の20名の団体さんがいました。
何かのサークルの飲み会なのかなと思っていましたが、大人数でも騒がしくもなく、正にLadies and Gentlemenです。
このお店は予約の時に「妻の誕生日です。」と伝えておくと、食事の後に「HAPPY BIRTHDAY!!」とチョコレートで書かれたデザートプレートが、花火を煌めかせながら出してもらえるのですが、そこまでならよくあるサービスですね。

心震える感動は「予期せぬ感動的な出来事」にあるのです。
デザートプレートが運ばれるのを見るや否や、その団体さんの中のロマンスグレーの素敵なご婦人が駆け寄ってきて、「HAPPY BIRTHDAYを私たちにコーラスさせてください。お名前教えて。」と。
即座に彼女は仲間に名前を伝え、20人全員が一斉に立ち上がって、「HAPPY BIRTHDAY TO YOU ・・・・・・」と見事なハーモニーで歌ってくれ、最後に口々に「おめでとう!」と祝福してくれました。
まだまだ素晴らしい日本人もたくさんいます。
後で聞いたら、なんと彼らはプロのミュージシャンの集まりでした。
プロのエクセレントなハーモニー、素敵すぎるプレゼントでした。

2020.1.29.
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【 パンデミックの危機 】

新型コロナウイルスがパンデミック(世界的な感染の流行)に向かっていますが、サーモグラフィーによる水際対策などは、やらないよりはマシという程度でしょう。
入国者が発熱していなければ、あるいは渡航歴などを申告しなければ、入国の水際作戦はスルーされてしまいます。
すでに日本に入国した中国人が、その後に発症・発熱して病院で診察を受けて、「症状が軽い」という理由で入院ではなく、都内のホテルでの療養となっているのです。
しかも家族4人で日本に滞在し、自由にホテルを出て買い物などに行けるというから、もう少し万全の危機管理をやってもらいたいものです。
スーパー・スプレッダー(多くの人への感染拡大の感染源となる患者)を生み出してしまうと、一人の患者から10人以上に感染し、そこからまた100人以上に広がっていくのです。
これがパンデミックの大きな要因なのです。

春節の休暇で72万人もの中国人が来日するそうですが、発症していない感染者が秋葉原・浅草・新宿などを目指して押し寄せてくる可能性も否定できません。
実際に「春節の間、日本に観光ではなく、避難しに来た。」と言っている中国人も多くいますから、感染者でなければいいのですが。
差別的感情を持っているわけではないのですが、確率的にリスクを感じざるを得ません。
私の所から秋葉原まで徒歩5分なので頻繁に行くのですが、このところ極力人混みは避けるようにしています。
しかし、先日秋葉原を敬遠して小伝馬町のお店に食事に行ったのですが、笑い話のようなことが起きました。
席に座るや否や隣の席から「ゲホッ」という咳が聞こえてきたので、敏感に反応して横を見ると、中国人の女性親子三代で、おばあちゃん・お母さん・孫でした。
食事中ですから、あちらもこちらもマスクをしていませんし、私は極力背を向けるように座っていましたが、、、。
差別的感覚はないものの、パンデミックが終息するまでは、こんなことが何度もあるのだろうと思います。
まずは病院での適切な感染防御対策を取っていただき、スーパー・スプレッダーの出現を防ぐことが大事です。

2020.1.26.
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【 『考察 : 今年の事件』 】

時の経つのは早いもので、今年も後1ヶ月足らずとなりました。
前回は「居酒屋の無断キャンセル問題」について書きましたが、今年も厭世観さえ漂うような出来事が頻発しました。
覚醒剤に違法薬物、煽り運転や少女誘拐など、憤懣やるかたない事件ばかりです。
今月1日に「ながら運転」の厳罰化が法改正により施行されましたが、政策が追いつかないようなことだらけです。

あまりにいろいろなことがあって、上半期の出来事は記憶も薄れてしまいそうですが、数例をレビューしてみたいと思います。
1月には父親から虐待を受けていた小4女児が、首を鷲掴みにされる、冷水のシャワーを浴びせられるなどの暴行を受け死亡。
その後、父親と母親が逮捕されて多くの虐待が判明しましたが、少女は小学校で行われたアンケートに「お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり、起きているときにけられたり、たたかれたりしています。先生、どうにかできませんか。」と自由記入欄に回答していました。
柏児童相談所は2017年頃に女児を一時保護していたにもかかわらず、こともあろうに野田市教育委員会はこのアンケートのコピーを父親に渡していたといいます。父親に激しく要求されたという理由ですから、教育委員会は無能としか言い様がありません。
しかも柏児童相談所は、虐待のリスクが高いのにもかかわらず、女児を施設から自宅へ戻すことを決定していたと言いますから、呆れ果ててしまいました。

4月19日に東池袋で発生した自動車暴走死傷事故は、元通商産業省の男(当時87歳)が赤信号を無視して交差点内の横断歩道に突っ込むなどして2人(母子)が死亡し、運転していた本人を含む10人が負傷しました。
ブレーキをかけた形跡もないのに、「アクセルが戻らなくなり、人をひいた」と言い訳して、あくまで車のせいにしようとしました。
後から「予約していたフレンチの時間に遅れそうだった」と、猛スピードで何度も車線変更をしていたこともわかりました。
そしてつい先日、加害者が報道インタビューに応じ、「体力に自信はあったが、おごりもあった。安全な車を開発するようにお願いしたい。」などと車の性能の改善が必要だと主張したことには、「この期に及んで、未だに反省の足りない他責人間だ。」と憤りを禁じ得ませんでした。
ここで生まれた「上級国民」という単語が、今年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされたのは、何とも言えない気分にさせられるものでした。

事件から半年間で運転免許証を自主返納した人は約3万7千人にのぼり、前年の同期間の約8割増となっているものの、返納後に無免許運転を繰り返す人もいるそうですから本末転倒です。

免許人口10万人当たりの死亡事故件数は80歳以上と、16~19歳の年代が突出して多いのですから、事故件数よりも事故率に注目すべきです。
若者の場合は無謀運転による事故や、運転技術の未熟さによる事故が多いのですが、高齢運転者ほどブレーキとアクセルによる踏み間違い事故、高速道路での逆走など、操作能力や認知機能の低下による死亡事故を起こしやすい傾向が強いのです。
65歳以上人口は,昭和25年(4.9%)以降一貫して上昇が続いていて,平成29年には27.7%と過去最高となりました。
75歳以上人口も昭和25年(1.3%)以降上昇を続け,平成29年は13.8%で過去最高となり,65歳以上人口の割合(27.7%)のほぼ2分の1がいわゆる後期高齢者となっています。
WHOの基準では、65歳以上人口の割合(高齢化率)が7%以上で「高齢化社会」、14%以上で「高齢社会」、21%以上で「超高齢社会」ですから、現状の30%ほどの高齢化率がいかに高い数値かは言わずもがなですし、人口ピラミッドと統計データから考えれば、今後も高齢化率は40%に向けて上昇を続けていくのは確実です。
早急に運転免許制度や社会システムを再構築しなければ、毎日毎日悲惨な事故の報道を聞かされることになるでしょうし、加害者になる可能性も被害者になる可能性も高まり続けることになります。
長寿化が進むことはめでたいことですが、「好事魔多し」という言葉も踏まえておかなければならないでしょう。

5月28日に神奈川県川崎市多摩区登戸で発生した通り魔殺傷事件は、私立カリタス小学校のスクールバスを待っていた小学生の児童や保護者らが近づいてきた男性に相次いで刺され、2人が死亡し18人が負傷したという悲惨な事件。
3日後の6月1日には、東京都練馬区で農林水産省の事務次官も務めた元官僚の男性が長男を刺殺する事件が発生しました。
被害者である長男は引きこもりの中年男性であり、事件直前に近隣の小学校で行われていた運動会の騒音に対し「うるさい。子供をぶっ殺すぞ。」と怒ったことが前述の事件を想起させました。
殺人の動機について元官僚の男性は「川崎の事件を見ていて自分の息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」という趣旨の供述をしたそうです。
現状で100万人を超えるひきこもりの人がいますが、全てを犯罪者予備軍と見てはいけないのは当然です。
ひきこもりになった切っ掛けは「退職」「人間関係」「病気」「職場になじめなかった」「就職の失敗」と続きますが、国の政策が急務です。

6月にはお笑い芸人による闇営業に関する一連の問題が発覚。
多数のお笑い芸人が反社会的勢力の会合に参加し、金銭を受領していました。
本人も会社もドタバタ劇を演じて、組織としてのコンプライアンスや雇用そのものに対する不信感が露呈しました。
私も日刊ゲンダイの取材を受けて紙面にコメント(7/21新着)しましたが、吉本興業のマネジメント体制には内外から大きな批判を受けることとなりました。
会社は「ステージ」という環境を整備・提供して、社員は「アーティスト」として最高のパフォーマンスを発揮するというのは、業界違えど組織というものの鉄則でしょう。

7月18日にはアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオに男が侵入し、ガソリンを撒いて発生した放火殺人事件。
過去類例を見ないような多くの犠牲者が出ましたが、犯人の男は幾度も窃盗や強盗などの罪を犯して実刑にもなっているし、騒音などの問題も度々起こしていました。
「死刑になりたかったから、誰でもいいから殺したかった。」などという犯罪者が、続出している昨今、「死にたきゃ一人で自殺しろ。」という声が上がることも無理からぬことと感じます。

まだまだキリがないほどの事件がありましたが、これ以上書くとペシミストのホルモンに脳が侵されそうです。

今年は、4月30日までが平成31年、5月1日からは令和元年、皇紀2679年ですから、西暦より660年長いという歴史があります。
「悪貨は良貨を駆逐する」という「グレシャムの法則」がありますが、悪がはびこると善が滅びるという例えにも使われます。
この逆で、良貨<善良な価値観の人間>が悪貨<邪悪な価値観の人間>を駆逐してきた日本の倫理観があってこそ、日本の歴史と伝統が培われたはずです。
日本は世界一長い歴史を持つ国家です。
この歴史の中で培われてきた日本人の価値観・倫理観を取り戻したいものです。


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