先週、何とかスケジュールをやり繰りして、日本国際工作機械見本市に行ってきました。

東京ビッグサイトの全館を使用しての休日含めて6日間の日程という大規模なものでした。

機械を作るための機械や設備を作るための機械、いわゆるマザーマシンやその機械要素の数々が展示されていました。

定期的に見ておくと、現在の技術の進化の状況や近未来の技術の方向性などが、ジンワリと感じ取れます。
アイデア・イマジネーションを研ぎ澄ますにも、とてもいい機会です。


いつも行ける時には行くのですが、出張スケジュールも立て込んでいて、先の仕事の準備などもあり、「今回は無理していくのは止めよう」と思っていました。
ちょうどそんな時、別件でH社のK社長にメールをお送りしたら、
「4日まで工作機械見本市出展のため、東京ビッグサイトにおります。お忙しいので無理かも知れませんが、お来しになれるようなら私の携帯にお電話をください。私が直接ゲートまでお迎えに上がりますので、受付手続きなどは必要ありません。」
と社長の携帯番号が書かれていました。

 

私は翌日からの出張の資料準備をしていたのですが、このお誘いは完璧です。
私はこのメールに即応して、電話をさせていただきました。
「メールありがとうございました。今から車で向かいますので、ゲートに着いたらご連絡します。」
と即断即決で行くことにしました。
このK社長のメール・レスポンスが、私に「よし、仕事は調整してすぐに行こう。」という決断をもたらしたのだと思います。

このコミュニケーションこそが「ご縁」だと思います。
『小才は縁あるを知らず、縁を生かさず。
中才は縁あるを知りて、縁を生かさず。
大才は縁あるを知りて、縁を生かす。』
この言葉を意識していたいものです。


一時間余りこのH社の出展ブースで、ハイレベルのカッティング技術を拝見しながら、様々な情報交換をさせていただきました。
その技術の一例の画像がこれ。
 DSC_0415











若干見づらいかも知れませんが、電球を特殊な砥石の刃で真っ二つに切ったものです。
電球は薄いガラスをはじめ、タングステンなど様々な材質でできていますが、破壊することなく綺麗な断面で切ることができます。
物質を問わず、驚異の切れ味と完璧な断面です。

製品の強度を検査するときには、破壊検査や非破壊検査がありますが、内部構造を調べるためには綺麗な切断で調べることが必要です。
この会社の技術は、薄いガラスでも鋼鉄でもチタンでも、見事に鮮やかな断面で真っ二つに切ることができるから、多くの企業や検査機関・大学の研究所などで使用されています。
あらゆるもののテストカットもできますから、カッティングに課題をお持ちの方は是非ご一報ください。
メールをいただければ、ご紹介いたしますので、ご遠慮なく。



K社長とは、5~6年前に工作機械関係の業界団体の会長をされていた時に出会いました。
「社長のためのマーケティング講座」や「営業管理職研修」など、様々なセミナーを開催していただきました。
特に、社長セミナーの時には、懇親会・二次会・三次会と大盛り上がりになったのが懐かしいですし、何人もの社長さんたちが以来ずっと繋がっていただいています。
とても素晴らしい出逢いに感謝しています。


見本市の翌日から、仙台・東京でのセミナーの後、今年最後の「営業マインド強化合宿」を無事終了いたしましたが、前述のK社長の会社の経営管理部の若きホープも参加してくれていました。
いつものことながら、参加者の皆さんは伸び伸びと楽しそうに研修に没頭した三日間でした。
毎回、圧倒的多数は「来たくなかった!」「とにかく嫌だった!」「先生の顔が怖い!」などとネガティブ・スタートです。
しかし、始まるや否や「お、意外と楽しい!」「こんなに前のめりになる研修は初めて!」「そうか、自主性・主体性・自発性・自律性を伸ばせという訳が解ってきたぞ!」と、どんどんポジティブな姿に変身していきます。
18年半の参加者平均満足率97%(大満足・満足を合算した数値)は、ご参加の皆さんが「自主性・主体性・自発性・自律性」に改めて目覚めた結果と言ってもいいでしょう。

仕事も研修も「眉間にしわを寄せて、重苦しく頑張っている」よりも、「真面目に真剣なことを、明るく楽しい空気の中でやる」方がいい成果が出るものです。
そして、ずっと私が大切にしているのは、「講師と参加者のハートの距離感」。
会社も役職も年齢も役職も超越した参加者同士の魂の磨き合いで、みんなで「気取らず」「気負わず」「気楽に」自分の考えをぶつけ合うことで、「良い価値観」「良い考え方」「良い習慣」を吸収していきます。

研修のみならず、仕事やプライベートでの様々な「出逢い」によって、磨かれていくのが人生だと思います。
良い出逢いを大切にして、良い関係を構築していくためには、良いコミュニケーションが不可欠です。
手紙でもハガキでもメールでもSNSでも、今や手段はいくらでもあります。
足りないとすれば、「良い出逢いを大切にする」という心と、どんな風に繋がっていくのかという「具体的行動」なのです。

短い文章でもいいですから、
「先日はお世話になりました。また是非機会を作って、情報交換をいたしましょう!」
これだけでも「出逢い」が「繋がり」になり、「お互いを高め合う関係」に発展させていく可能性が生まれるのです。
私のこれまでの人生経験でも、人に刺激を受け、人に学ぶことで人生は大きく変わるものと実感します。
以来、私の座右の銘は「恭しき出逢いが人生を創る」なのです。


さて、これをリリースしてから、すぐに新幹線で名古屋に向かいます。
名古屋・大阪・銚子・鹿嶋・香取、岡山・福岡と、スケジュールがめじろ押しです。
これからもたくさんの「良い出逢い」を、多くの方々の「Happy」に繋げていけるように頑張っていきたいと思います。
何をやっても、仕事というのは少しはしんどいのですが、<逃げ道は前にしかない!>と思って、常に受け身にならずに挑んでいけばいいのだと考えましょう!

2014.11.16.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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