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映画

【 フォードVSフェラーリ 】

久し振りに封切日に映画「フォードVSフェラーリ」(原題:Ford v Ferrari)を観ました。2019年11月15日、全米3528館で公開され、公開初週末に3147万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった作品です。

フォードと言えば、1908年から製造販売された『フォード・モデルT(T型フォード)』で、1913年に組み立て工程にベルトコンベアを導入し、流れ作業を実現した自動車メーカー。
T型フォードは大量生産時代の自動車製造スタイルと、付随する全米規模でのアフターサービス体制を作った最初の車であり、現代の自動車産業の生産システムの原点として有名です。

私がまだ5歳位の時にこんな物語があったなんて!!
1963年頃、アメリカの自動車会社フォード・モーターは、顧客へのアピールを狙いモータースポーツ部門の拡大を考えていました。
ターゲットは、ル・マン24時間レースで4連覇を達成していた世界最強のチーム「フェラーリ」。
そこでフェラーリの創業者であるエンツォ・フェラーリに同社の買収を持ちかけたのですが、エンツォはフォードのCEOヘンリー・フォード2世をバカにした発言をした上、土壇場で買収を破談にします。
その報告を聞いたヘンリー・フォード2世は激怒し、「是が非でもフェラーリを打ち負かしてやる」と決意。

短期間のうちに膨大な人・モノ・金を投入してマシンを開発しましたが、レース経験が豊富なキャロル・シェルビー(マット・デイモン)率いる「シェルビー・アメリカン」などアメリカのレース業界からの技術的提供を受けマシンの開発を進めなければ、悲願の達成はできませんでした。

ル・マンでの勝利というミッションを背負ったカー・エンジニアのキャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリに勝つために、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーが必要だったため、破天荒なイギリス人レーサー・ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつけます。

限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは、力を合わせて立ちはだかる数々の課題を乗り越え、いよいよ1966年のル・マン24時間耐久レースで長年絶対王者として君臨しているフェラーリに挑戦して、ついに悲願を達成することになるのです。
また、レース以上に宣伝効果にばかりに拘って、シェルビーとマイルズに苛立ちを与える経営幹部など、観ているこちらも怒りを覚えるような展開の中、まさかの波乱の幕切れとなります。
当然のことながら、レースの映像やサウンドは迫力満点ですし、キャロル・シェルビーとケン・マイルズの人間臭さやストーリー展開には、モータースポーツファンでなくても惹き込まれます。
シアターのスクリーンと大音響の中で、観る価値ありの作品です。

フォードの歴史を振り返りながら、また「歴史は形を変えながら繰り返す」という言葉が脳裏をよぎってきました。
2兆円あまりの有利子債務を抱え倒産寸前の経営状態となった1999年3月に、フランスの自動車メーカーのルノーと資本提携(ルノー=日産アライアンス)を結び、同社の傘下に入り再生を図る事となった日産自動車。
カルロス・ゴーンの「日産リバイバルプラン (NRP)」のもと再生を目指した訳ですが、日本人には不得手な情に流されないリストラは効果をもたらしましたが、結果的にはご存じの通りの実情です。

1958年(昭和33年)には、当時世界で最も過酷なオーストラリア大陸一周ラリーに自社開発のダットサン・210型で出場して、クラス優勝を飾った日産は「技術の日産」と呼ばれてきました。
また、故障が少なく高速走行性能で医者の往診に愛用され、「医者のダットサン」とも言われました。
しかし、シェルビーとマイルズを苛立たせたフォードの経営幹部同様とは言わないものの、経営悪化の時代には車好きの経営幹部がいなかったとも聞きます。
事業の原点は、自社の社風や仕事や製品・技術・サービスに惚れ込んで、強烈な思い入れを持つことでしょう。
人は業務命令以上に、リーダーの価値観に賛同して動くものです。



令和初の吉田松陰、拙著『師・寅次郎と主君・慶親』~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~(日本橋出版 星雲社発売)、【あらすじ】もアップしていますので、是非バックナンバーをご参照の上お読みいただければ幸いです。
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2020.1.11.
          株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝

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【『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』】

映画は時々観てはいるものの、ここに書いて発信しようというほどのものもなくて、何となくスルーしたものがいくつもあります。
しかし、先月観たクリント・イーストウッド監督作品『15時17分、パリ行き』は、色々と刺激的な実話でした。

2015年8月21日、乗客554名を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内でイスラム過激派の男が銃を乱射した事件。
トイレに入ろうとした乗客が、トイレ内で自動小銃AK-47の装填音に気づき、出てきたところを取り押さえようとしたところ、男が自動小銃を発砲し、フランス系アメリカ人の乗客が被弾し重傷を負いました。
発砲が起きると、乗務員は通路を走って乗務員室に逃げ込み、乗客達が乗務員室の扉を叩き、扉を開けるよう求めても乗務員は鍵をかけ開かなかったのです。

事件に立ち向かったのはアレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、アンソニー・サドラーという、友人であり幼馴染でもあった3人の若者でした。
3人とも悪ガキで、しょっちゅう校長室に呼ばれる常連で、大人になりそれぞれが違う場所、違う道を歩んでいました。
オレゴン州兵であるアレク・スカラトスが、アフガニスタン駐留から帰国したのを祝って、それぞれがわざわざヨーロッパに集結しての旅行で事件に巻き込まれたのです。
驚いたのはクリント・イーストウッド監督が、実際にタリス銃乱射事件に巻き込まれた3人を本人役として主演に起用していること。
しっかりした演技力に脱帽でした。

彼らが男を制圧し、取り押さえに成功したことで、乗客554名は命を救われたのです。

フランスのベルナール・カズヌーヴ内務大臣は「非常事態において偉大な勇気を示した」と讃え、バラク・オバマアメリカ合衆国大統領は「英雄的な行動で悲劇を防いだ」と称賛。
アラス市からは勇気を讃えるメダルが授与され、フランス政府からはレジオン・ドヌール勲章を授与、オバマ大統領からホワイトハウスへ招待されて、負傷したスペンサー・ストーンには更にパープルハート章とエアマンズメダルが授与されました。
返す返すもクリント・イーストウッド監督が、当初予定していた主役の3人を降ろしてまでも、実際に本人を本人役として主演に起用した前代未聞の映画で見ごたえありでした。



また先日、封切り直後の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』を観ました。
「アカデミー賞主演男優賞」・「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」受賞というオーソライズもさることながら、非常に引き込まれる秀作でした。
1940年、第二次世界大戦の初期、ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。
連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれる中、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねられたものの、嫌われ者のチャーチルは政敵に追いつめられながら、「ヒトラーに屈するのか、あるいは闘うのか」という究極の選択を迫られることになります。
正にチャーチルの決断が歴史を変えたということですが、その決断に至るまでの心の葛藤や人間模様が見事に描かれていました。

主演は、ニヒル・冷徹・エキセントリックな悪役イメージが焼き付いている感のある「ゲイリー・オールドマン」ですが、「自分に悪役をオファーする連中は、想像力のかけらも無いのだろう」と言っていたそうです。
どんな役柄もまるで憑依の如く演じ切る大好きな俳優ですが、影響を受けたと公言する俳優も多く、ブラッド・ピットはオールドマンを「"GOD"(神)」と称えているそうです。

ゲイリー・オールドマンが「この男のメイクでなければやらない」、とまで言ったらしい特殊メイクアップアーティストの辻一弘氏が、特殊メイクでゲイリーを似ても似つかないあのウィンストン・チャーチルに変身させました。「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」受賞も、誰も異論のないところでしょう。

随分前に書きましたが、2012年メリル・ストリープが、映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で英国初の女性首相となった“鉄の女”マーガレット・サッチャー役を演じ、その飽くなき役作りが本物そっくりと話題になったことを想起します。

2018.4.4.
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【『脳の休息』=『頭や心のオンオフ切り替え』】

このところ日本列島各地で水害に見舞われていますが、台風16号によって大きな危機になっています。
台風接近というと、台風の規模や進路に注意はするものの、近づいてくるまでは「まだ大丈夫」と考えてしまう人もいると思います。
特に今回は、台風+秋雨前線+太平洋高気圧+大陸高気圧という悪い条件が揃った状況ですから、全国で大変な雨量となることが危惧されています。
まずは「安全の確保」が最優先課題ですので、自分のことは言うまでもなく、周囲の方々にもくれぐれもご無理をなさらないように、気を配っていただければと思います。



さて、このところ研修や企業内の現場指導、マーケティング戦略の策定など、かなり頭がよじれるほど脳ミソを酷使していました。
そんな時ほど、「頭や心のオンオフ・スイッチの切り替え」が大事ですので、隙間時間を作りながら、シネコンの上映スケジュールと上映時間を調べて、「切実に観たいわけではないけど、まぁ観てみるかー」と気楽にネット予約。
これから観るという人のために、詳しくは書きませんが、ちょっとだけ内容に触れてみたいと思います。


この一ヶ月間で観たものは、『後妻業の女』『シン・ゴジラ』『超高速!参勤交代リターンズ』の3本。
『後妻業の女』は、高齢者をターゲットにした結婚相談所(豊川悦司が主催者役)のパーティで、可愛らしく自己紹介する小夜子(大竹しのぶ)の魅力に男たちは騙され放題。
小夜子は相手が早く亡くなるために知恵を絞り、全財産を相続して主催者と山分けするのです。
高齢化率27%を超え、これからも40%に向かい続けると言われる日本社会において、増え続けていく犯罪であると思います。
お年寄りの孤独感や、高齢になってからの恋愛や性について、娯楽映画の中にも問題提起を感じさせるものでした。



また、『シン・ゴジラ』ですが、第1作の『ゴジラ』は1954年公開ですから、私が生まれる数年前の作品。
現在までに、国内で計28作品が製作され、1億人に迫る累計観客動員数を記録するなど、日本を代表するシリーズ映画の一つである「ゴジラ」。
2014年にはハリウッド版『GODZILLA』が全世界で興行収入570億円以上という大ヒットを記録したのは記憶に新しいところです。
日本発の「ゴジラ」は、世界の「GODZILLA」となり、今や「キングオブモンスター」と呼ばれるほどの存在です。
そして今回、完全新作のオリジナル脚本で「日本版ゴジラ」が復活しました。
一見、子供向けの娯楽怪獣映画と思われる方もいるかも知れませんが、この作品の中には「核の問題」や「政治の意思決定システム」、「目前に危機が迫った時の、瞬時に判断するPrioritizing(優先順位をつけること)」「業務ミッションに向かう姿」が散りばめられていて、大人の映画です。
意外だったのは、狂言方和泉流の能楽師である野村萬斎の役どころ。
「あ、そういうことだったのか」という感じです。(解らないかも知れませんが、知ると「なるほど!」という感じです。)



そして、『超高速!参勤交代リターンズ』は、前作を観ていたので「娯楽に徹することは想定済み」でした。
ちょうど昨日、脳ミソの疲れがピークに達していたため、とにかく頭のクールダウンをしたくて、「娯楽モノ」を選定。
江戸時代、各藩に厳しい負担を強いた参勤交代を、より厳しいシチュエーションで描いた前作に、またもや大問題を突きつけたもの。
そもそも参勤交代とは、大名の規模に応じた大行列を仕立てて江戸入りするのが「参勤」。
江戸から各藩に帰るのが「交代」で、合せて「参勤交代」と呼ぶものです。
つまり、前作が「参勤」で、今回の「リターンズ」で「交代」。
とにかく、あまりシリアスでなく気楽に笑って観ることができるところが、「オンオフ・スイッチの切り替え」には程よい感じです。



このところ、映画館の中もかなり高齢化を感じることが多くて、観客の笑い声の「高齢化率」は既に40%に達しているような感じです。
少子超高齢社会において、お年寄りがどんどんアクティブになって、活性化に貢献していただくことは、日本経済活性化の観点からもありがたいことです。(かく言う私も、そのうちに行く道ですが、、)

健康や老化抑止の観点でも、「外出」「人との関わり」「笑い」はとてもいいものですし、「せっかく出掛けたから、何か美味しいものを食べよう」と五感に刺激を与え続けていただきたいものです。
あ、そうそう、今日は「敬老の日」です。
これまでの日本を支えてくださった先輩方に、大いなる敬意と感謝の念を贈りましょう。



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2016.9.19.
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【海難1890 : 感動は心のサプリメント】

都内にUFO出現か!と思いきや、飛行船の夜間飛行でした。

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最近は昼間に見かけることが多くなりましたが、これも若干の好況のシグナルかとも思います。

企業や業界によっても景況感の違いがありますが、
『尽人事而自拓道』 --- 人事を尽くせば、而して自ずと道は拓ける
年末年始休暇があるという方は、そのうちの半日くらいを掛けて、年明けからのロケットスタートのためにやることをたくさん考えてみて、最重要テーマ3点に絞り込んでみるといいでしょう。
成果を出すためには、「重点主義」と「集中主義」で取り組むことです。



さて、今年の年末はやけに忙しいのですが、先日何とか時間を作って、久しぶりに映画館に足を運び、【海難1890】を観てきました。
結論から申し上げれば、「是非観て頂きたい秀作」で、感動すること間違いなしです。
【海難1890】は、日本とトルコの友好125周年を記念して制作された映画で、1890年に和歌山沖で起きたエルトゥールル号遭難事件と、1985年のイラン・イラク戦争が再び激化した時に、首都テヘランに取り残された日本人を救出するため、トルコ政府が救援機を飛ばしてくれたという2つの出来事を描いた作品です。

明治22年(1889年)7月、オスマン帝国は大日本帝国への親善使節団を派遣することになり、ムスタファ機関大尉ら600名の軍人が老朽化の進むエルトゥールル号での外洋航海に出ました。
エルトゥールル号は翌年6月に日本に到着し、使節団は明治天皇への謁見を果たしました。

艦内でコレラに感染した乗組員が出たため帰国の延期を余儀なくされ、やっと9月に横浜港を出航し帰国の途につきました。

ところが、ちょうど日本には台風が接近していて、エルトゥールル号は紀伊大島沖で座礁。
座礁によって機関室に海水が流れ込み、機関室は水蒸気爆発を起こし、エルトゥールル号は沈没しました。
爆発音を聞いた紀伊大島の村人たちが岸壁に行くと、エルトゥールル号の乗組員の遺体が打ち上げられていて、村人たちは嵐の中を総出で救助に当たりました。

何とか助け出された生存者数十名は、ドイツ軍艦によって神戸に搬送されましたが、500名以上の死者を出した大惨事となりました。
村民たちは自らの生活を投げ打って、乗組員の救助や遺留品の回収を続け、血塗れた遺留品を丁寧に洗いました。
正に「至誠」「真心」ここにありです。


そして話は1985年、イラク大統領のサダム・フセインが停戦合意を破棄し、沈静化していたイラン・イラク戦争が再び激化。
フセインは「48時間後にイラク上空を飛行する飛行機を無差別攻撃する」という声明を出します。
日本大使館は、脱出する日本人のために奔走しますが、日本航空は「空路の安全が保障されない」という理由で、そして日本政府までもが「自衛隊出動には、国会の承認に時間が掛かる」という理由で拒絶。

他国の航空会社は自国民の救助を優先し、日本人の搭乗を拒否、二百数十名の日本人は国からも見放され、戦場と化したテヘランに取り残されてしまいました。

そこで最後の頼みで、トルコに救援依頼をしますが、トルコ政府閣僚は自国民だけで手一杯と、初めは日本人の救助に反対します。
しかし、トゥルグト・オザル首相は一転して要請を受け入れ、日本人救助のための救援機を手配。
この危険なミッションに就くパイロットたちに、希望を募ると全員が救援機への搭乗を希望して挙手しました。
自らの危険も顧みず、「至誠」と「真心」での搭乗希望でした。

空港には、救助を待つ大勢のトルコ人たちが詰め掛けていて、トルコ人のムラトが前に出て、「日本人を先に乗せて欲しい」と頼みますが、自らも命の危険にさらされているトルコ人たちに、もはや聞く耳はありませんでした。
しかし、ムラトは続けて、「我々の祖先は、異国の地で絶望に陥った際に、日本人に救ってもらえた。今、日本人を救えるのはあなたたちだけだ。」
と告げ、それを聞いたトルコ人たちたちは騒ぐのを止め、国からも見放された日本人たちを最初の救援機に乗せ、「私たちは車でトルコに向かう」と大変な陸路での脱出を決めました。
またも「至誠」「真心」ここにありです。


少し書き過ぎた感もありますが、「至誠とは」「真心とは」「自助とは」「共助とは」「公助とは」「国防とは」、、、織り交ぜられた人間模様の中で、大きな感動と国や民族を超えた「人間愛」というものに心震える映画でした。
世界中の国や民族が「至誠」「真心」を大切に想い、不毛な報復の応酬ではなく、国や民族を超えて地球人としてのワンカテゴリーになり、真のボーダレスになる日が来ればいいですね。

この映画、お勧めです。是非、映画館でご覧になってみてください。
感動は心のサプリメントですね。
私は、これで今年の見納めとなるかなという感じですが、仕事のキリが付いたらもう一本サプリメント映画を観てみたい気もします。
どんなに忙しくても、努力と工夫で時間を生み出して、心と脳にもサプリメントを与えてやりましょう。



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【「日本のいちばん長い日」・「本物の自責人間」】

残暑お見舞い申し上げます。

残暑というか、残酷暑というか、まだまだ暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。



先日、映画『日本のいちばん長い日』を観てきました。
ご存知の通り、1945年8月15日の終戦を巡り、7月27日に連合国側から迫られたポツダム宣言の受諾。
もはや降伏すべし、本土決戦で最後の一兵まで戦うべし、、連日の閣議も紛糾し、8月6日広島に8月9日長崎に原爆が投下され、遂に8月14日の御前会議で天皇の聖断を仰ぎ、日本の降伏が決定されます。

一億総玉砕を主張して、8月15日正午の天皇の玉音放送を阻止しようとする陸軍将校たち。
天皇の身を案じ、平和的解決を図りたい阿南陸軍大臣(役所広司)や、時の総理・鈴木貫太郎(山崎努)の葛藤。
日米開戦に反対しながらも止む無く真珠湾攻撃の指揮を執った山本五十六の葛藤がダブって見えてきます。

どんな時代、どんな組織であろうとも、「本物の自責人間」が指揮を執らなければ、国も組織も最適化されないのですね。

特にこの終戦の8月であるからこそと言うより、日本の恒久的平和のための学習材料として観ておきたい映画のひとつです。

先日、安倍総理の戦後70年首相談話がありましたが、巷では賛否両論飛び交っています。

日本が大戦に突入した経緯、そして敗戦に至った経緯、私たちはまだまだしっかりと真実を学ぶ必要があると思います。

常に戦いは、それによって「得をしようとする者」によって引き起こされ、「大局を見誤る者」によって国民が悲惨な戦禍の犠牲となるのです。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 --- 改めて不戦の決意を強く持つと共に、まさかの事態への備えもしなければなりません。


一部の政党や政治家の「楽観的すぎる戦争反対」に踊らされている人も多いように思いますが、しっかりと歴史を振り返りながら今回の総理談話の持つ意味を考えるべきだと思います。
「日本が大人しくしていれば、戦争に巻き込まれることはない」と主張するのは、些か浅はかであろうと思います。
それは、未だに「安全」も「水」もタダだと言っているに等しい気がします。

ところで先日、あるホテルの中の和食のお店で食事をしていて、酷く寒い思いをしました。

内装なども綺麗なとても素敵なお店で、この店のスタッフの皆さんは一年中いつもキチッと和服を着ています。

とてもいい雰囲気なのに惜しいのは、自分たちがしっかりと和服を着こんでいて、暑いものだから必然的に冷房を強くしているのです。

とっても涼しいシャツ一枚で行った私には、震え上がるような寒さでした。


よくあることですが、ハードにはお金も掛けて見た目はOK、肝心の運用であるソフトには顧客志向が抜け落ちてNGというケース。
「仏作って魂入れず」 --- せっかく良いモノを作ったのに、肝心なところで重要ポイントが抜け落ちている。
あるいは、上辺の体裁を作ることに腐心して、サービスを顧客サイドに立たずに、自分サイドからしか発想していないという自己中心なのです。

解っててやっている自己中は横暴な確信犯で、いつか足を掬われるタイプ。

気付いてないのは先天性自己中で、一口で言えば使えないヤツです。

これも価値観。

常に判断の基準が、「自分にトク」「自分が楽」「責任回避」では、判断力としてはまだ大人でない証拠でしょう。


どこにでもいますね。
「責任が取れないから、判断はしない」、「失敗したのは私だけど、私は指示通りにやっただけ」、言い訳や言い逃れ・責任転嫁に明け暮れていては、幸せの道は遠のいてしまいます。
「本物の自責人間」になりましょう。

強い会社は、現状の更なる「業績創出力」と、「次の景気の波」を乗り切るための教育に手を抜きません。

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【『アメリカン・スナイパー』】

前回の新着「越後屋、お主も春よのう。」 --- 何故、日本橋三越本店の前で一杯やっていたかというと、その日はコレド室町で久々の映画鑑賞の帰りでした。

昼間に久しぶりにフィットネスクラブに行き、イヤホンでFM(J-wave)を聴きながら心地よい汗をかいていましたら、「字幕の女王」と異名を取る映画字幕翻訳家の戸田 奈津子さんがゲスト出演していました。

歯に衣着せない語り口で、翻訳家になるまでのエピソードや、短いセンテンスで翻訳する「映像を邪魔しない字幕のポイント」などを語っていました。
特に、隠れた名作の話だったり、過去の大ヒット作をこき下ろしたりと、頷いたり笑ったりしながらラジオを聴いていました。

そして、彼女は戦争映画史上最大のヒット作となったクリント・イーストウッド監督作品の『アメリカン・スナイパー』を絶賛。
ちょうどその日が公開の日だったため(そのうち観るつもりではあったけど)、何としても観たくなってしまった訳です。

『アメリカン・スナイパー』は、原作はイラク戦争に4度従軍した故クリス・カイルが著した自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』(原題:American Sniper)。
クリント・イーストウッドの監督手腕といい、主演のブラッドリー・クーパーの演技といい、やはり秀作と言える伝記映画でした。

クリント・イーストウッドと言えば、何と言っても私の世代の人は「ダーティ・ハリー」の主演男優。
44マグナム弾が装填されたS&W M29という狩猟用に開発された銃で、犯人を追いつめていくハリー・キャラハン刑事がニヒルでカッコ良かった。

実はハリー・キャラハン役は、当初はフランク・シナトラでキャスティングされていたそうです。
フランク・シナトラが出演を辞退して、ジョン・ウェイン、スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマンなどへのオファーの挙句、クリント・イーストウッドに廻ったと言われています。
この作品で、クリント・イーストウッドは最大の当たり役を得て、トップスターの名声を不動のものにしたのです。
巡り合わせというか、運命的作品との出逢いだったのでしょう。



話を『アメリカン・スナイパー』に戻すと、今年1月までに北米興行成績で2億1700万ドルを記録し、戦争映画史上最高の興行収入となりました。
やはり、実話がベースになっていることでの迫力や悲哀は、バーチャルものとは一線を画すものです。
私の個人的見解ですが、バーチャルもの・娯楽大作という類は好みませんので、あまり積極的に観に行くことはありません。
やはり、その物語の中に思想や哲学・価値観が流れ、自らの価値観を再確認するような物語が自分の生き様をブラッシュアップしてくれるのだと思います。

さて物語は、カイルがスナイパー(狙撃手)となるまでの生い立ちが、駆け足で進んでいきます。
テレビで1998年のアメリカ大使館爆破事件を見たカイルは、愛国心から海軍に志願し、特殊部隊ネイビー・シールズに配属されます。
妻との幸せな結婚生活も束の間、9.11アメリカ同時多発テロ事件により対テロ戦争勃発で、戦地へと派遣されていきます。

カイルは、イラク戦争で味方を守るために160人の敵を射殺したスナイパーとして、軍内部で「レジェンド(伝説)」と称賛されるようになります。
しかし、敵からは「悪魔」と呼ばれ懸賞金をかけられ、1000m級の射撃を行う元射撃オリンピック選手の敵スナイパー「ムスタファ」との死闘を繰り広げます。
凄惨な戦場、失った戦友達の悲しい記憶、仲間を守るために女・子供のテロリストを射殺する時の一瞬の躊躇、、、、カイルの心は次第に蝕まれていき、戦地からの帰国の度に家族ともギクシャクしていきます。

幾度の戦地の最前線の記憶に苛まれ、除隊後も簡単には一般社会に馴染めないという軍人は多いと聞きます。
いわゆるPTSD(Posttraumatic stress Disorder=心的外傷後ストレス障害)は、災害・事故・犯罪・虐待などの命を脅かすような出来事によって、強い精神的衝撃を受けることが原因のストレス障害です。
特に戦地における心の傷:トラウマは、想像を絶するような強くて深いものでしょう。



さて除隊後、やっと少しずつ立ち直ってきたカイルですが、平穏を取り戻しかけたところに「静寂のラストシーン」が襲い掛かります。
カイルの自伝には、この「静寂のラストシーン」は書かれていないはずですが、シナリオの初稿には「驚愕のラストシーン」として描かれていたのではないかと想像します。
カイルは、戦地ではなく平穏な環境の中で、味方の凶弾に倒れることになるのです。
彼の子供たちが、まだ幼いということを配慮して、「静寂のラストシーン」にしたのだとも言われますが、この「静けさ」こそがラストシーンの悲しみを増幅するものとなっています。
国のために、家族のために、仲間のために、飛び交う銃弾の中を生き抜いて、やっとたどり着いた平穏な暮らしだったはずが、突然奈落の底に突き落とされてしまうという理不尽さに、暫し言葉を失います。



これから『アメリカン・スナイパー』を観たいと思っている方には、些か書き過ぎてしまった感もありますが、世界平和を実現するために、地域紛争・IS問題などへの見識を深める切っ掛けになればいいと思います。
この地球上の人類が、ハイレベルな価値観を手に入れて、ハイレベルな見識を持つ人間を増やしていくことこそが、最大の抑止力となるでしょう。
悲惨な殺し合いの犠牲になり、翻弄される人々はいつも弱者であり善人。
改めて、戦争は絶対に起こしてはいけないと再認識したいものです。



企業においても、長年に亘り高い忠誠心で頑張ってきた幹部が、業績不振などの引責を求められて、忸怩たる想いで愛する職場を去るようなこともあります。
ここまで忠誠を尽くして、必死で頑張ってきた自分が、何故味方の銃弾に倒れることになるのかということに絶望感を感じながら、その本音には沈黙のベールを掛けてしまうということも枚挙に暇がないものです。

大切なのは、「誰かが責任を取って、建前を守る」ということではなくて、「真因は何か」という明確な答と、「新たなマーケティング・テーマ」と「新たな戦略構築」なのです。
「時代変化」に対する「変化対応」と「進化創造」ができていないということが、「真因」であることが多いのです。
「マーケティング」と「戦略」の失敗は、目先の打ち手や小手先の戦術では解決しません。
「建前」「キレイ事」を排して、「本気で」「本音で」知恵を出し合う組織を創りましょう。
味方の凶弾に倒れる仲間に、見て見ぬふりの組織は必ず衰退していきます。

ビビッドな「社風」を創ることに腐心していきましょう。
とてもシンドイし、大変なことですが、「社風」を創ることこそが企業活性化のコアなのです。
「変化対応」と「進化創造」に真正面から取り組み、「明日の繁栄を創り出すためのマーケティング戦略」を策定したいという方には、【無料相談】を実施していますので、ご遠慮なくお申し出ください。
3時間程度を目安に、私が直接対応させていただきます。


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2015.3.4.
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【蜩(ひぐらし)の記】『現代の武士道精神』

先日、ちょうど近くで打ち合わせがあったので、久々に東京タワーに行きました。
夕方、日暮前と暮れはじめてからのショット、なかなかノスタルジック。

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ところで、2週連続で日本列島を襲ってきた台風18・19号。
台風19号のお蔭で、予定されていたセミナーが12月に延期となってしまい、今日はがっかりです。
ホテルや新幹線のキャンセルなどの面倒さ(ウチのスタッフが)、不可抗力ながら日程の穴が何より痛いですね。
確定スケジュールが入っている場合は、後で入った依頼は断らざるを得ないので、台風や大雪などに遭うと、スケジュールがダブル・パンチやトリプル・パンチを喰らうこともあります。



先日来書いていますが、隙間時間を見つけてはせっせと映画を観に行っています。
先日は、「蜩(ひぐらし)の記」を観賞しました。
テレビCMでは、夫婦の愛の物語のように宣伝されていましたが、原作の意図はもっと江戸時代の「武士道精神」の覚悟と潔さ、そして悲哀を込めていたような気がします。
あくまで時代が、江戸時代であるという認識のもとに観なければ、ストーリーの奥に描かれている「武士道の本質」には辿り着けないと思います。


さて、簡単なあらすじはと言うと、
檀野庄三郎(岡田准一)は、城内で友人との間で刃傷騒ぎを起こし、家老の中根兵右衛門から僻村にいる戸田秋谷(役所広司)の監視を命じられ、見返りに切腹を免れました。
戸田秋谷(役所広司)は、7年前に起きた藩主の側室襲撃事件の折りに、側室を護ったことが返って側室との不義密通の罪を問われることに。

戸田秋谷は、「家譜の編纂」(藩の歴史編纂)と「10年後の切腹を命じられ、向山村に幽閉されていました。
戸田秋谷は日記に「蜩ノ記」というタイトルをつけ、日々の出来事や思いを記していました。

そこで、檀野庄三郎は幽閉中の秋谷の監視を命じられるのですが、秋谷の武士としての覚悟や潔さに魅かれていきます。
秋谷の切腹の期日まで、寝食を共にしながら、家譜の編纂を手伝っていきます。
誠実な秋谷の人柄に敬愛の念を抱き、檀野は秋谷の無実を確信するようになります。



そして檀野は、秋谷が切腹を命じられる原因となった側室襲撃事件の裏にある重大な疑惑に気が付くのです。
しかし、ついに切腹の日がやってくる、、、。
いわれなき罪を一身に受け止めて、十年後に腹を切るという裁きを受け入れ、清々しい顔で家族に別れを告げて、切腹の場に向かうシーンが余韻を残します。
なかなか観る価値ありのいい映画でした。

映画では、「藩の存亡の危機に、自分の命を投げ打ってでも、藩を守る」という忠誠心が淡々と描かれています。
忠誠心(ロイヤリティ)は、「主君や国家に対し忠実に仕える心」です。
本心で、命に代えて組織を守るという「価値観」、自分にとって組織を守ることが「何より大切なこと」として確立していなければ、自分の命を賭すことはできないでしょう。


企業組織の中でも、ロイヤリティのレベル差は様々です。
現代社会では、自分の命より会社のことを大切に思う人は滅多にいないでしょう。
ロイヤリティを高めるための教育や、慣習的な手法やルールによって縛ることもあります。
しかし、ロイヤリティは外圧で身についたり、高まったりするものではありません。


命を捨てるまでのことは論外としても、会社や仕事が「そこまで好きになる」「そんなに大切になる」という、「本当の心」が形成されるだけの「裏付け」が必要です。
つまり、全ては本人次第、セルフ・モチベートができるか否かに係っているのでしょう。
多角的にお考えいただくためにも、シリーズで『現代の武士道精神』を書こうかなと、画策中です。


2014.10.14.
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【誠実にして、はじめて禍(わざわい)を福に変えることができる。術策は役に立たない。】『「二宮尊徳 名言」』vol.3

先日、床屋さんに行くついでに、予約時間の前に映画を観てから行こうと考えて、観たいと思っていた「猿の惑星」に!

映画を観てから、すぐに移動して、床屋さんの予約時間にオンタイムで到着。

我ながらとても有効な時間の使い方ができたと、ご満悦でしたが、床屋さんで、

「どんな映画を観たんですかー?」

と聞かれ、

「猿のはクセー!なんちゃって!」

と答えたら、ギャグが通じなくて、少々がっかり。


さて、話は「猿の惑星」に戻りますが、物語はこのシリーズの一貫性である「猿と人間の確執」のストーリーから、現代社会を風刺しています。

物語では、猿社会も人間社会も、リーダーは平和的棲み分けを考えていたのですが、どちらの社会も権謀術数に長けた者によって全体がミスリードされていき、悲惨な戦いに引きずり込まれていくというものでした。



「権謀術数に長けた者」とは、社会・組織・企業などで集団を利己的な方向へ導こうする輩です。

猿社会にも、人間社会にも、自分の地位や評価を高めるためにリーダーの

「権」--権力を奪うために、

「謀」--謀略を巡らせ、

「術」--暗殺などの卑怯な技法を使ってでも、

「数」--計算高く生きるという、

組織にとって内なる敵がいるものです。

何かと利己的な人が増えている現代社会を、強く批判するものと感じ取れました。

なかなか観る価値ありの映画ですので、ご覧になってみてください!



そこで、二宮尊徳の遺訓。

『誠実にして、はじめて禍(わざわい)を福に変えることができる。術策は役に立たない。』であります。

これこそ「価値観」の大切さを心に響かせてくれるものです。

とにかく前述のような「権謀術数に長けた者」は、歪んだ価値観を通すために小利口な策士として「禍」を「より大きな禍」にしてしまいます。

誠実であるという当たり前の正しい価値観をどこかに置き忘れた、利己的で卑怯な生き方をしないように、自らを戒めておかなければ、「禍を転じて福となす」という建設的な人生は創れないのです。


2014.10..

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