いよいよ2018年も残すところ数日となりました。
相変わらず数々の犯罪が報道されています。
殺人にあおり運転に詐欺、まだ容疑者とは言えカルロス・ゴーンの会社を食い物にした事件と、日本人の正義が劣化の一途を辿っている感があります。
あ、ゴーンさんは外国人ですが、、、限りなく金の亡者なのでしょう。
「近頃の奴らは」とか「最近の若い者は」などというのは、太古の昔から言われてきたことですが、明治維新から特に問題視されてきたのがお金のモラルです。

一刀正伝無刀流開祖の山岡鉄舟は「武士道」を著し、政治家はじめ日本人が拝金主義になっていることを嘆いています。
勝海舟も明治30年頃に「氷川清話」で、日本人の倫理道徳観の退廃を憂いています。
この二人と大久保一翁とが江戸無血開城の立役者ですが、相手が西郷隆盛でなければ江戸は火の海になり、100万人の命が失われたかもしれません。
特に江戸無血開城の談判に先んじて、駿府にいた西郷のもとに命を投げうって事前交渉を成功させた山岡鉄舟の気迫は凄いものです。
自らの命を捨てて江戸市民100万人を守るという使命感は、正に「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」です。
勝海舟はその上に「可惜身命(あたらしんみょう)」を合わせる、つまり「いざという時のために、決して無駄死にしないように身を守る」という感じがします。
海舟は何度も命を狙われましたが、ほとんど相手を一喝して追い返したようです。
情の人であった西郷は蜂起した若者たちを見捨てることができず、西南の役で非業の死を遂げました。
「花は桜木、人は武士」と言いますが、桜が散るように見事に死ねと、太平洋戦争での軍部に悪用されましたが、この武士道精神は士農工商・男女・子供も関係なく、日本人の心の在り方を言っているのです。

現代は戦争のない平和な時代とはいえ、先賢たちの大和魂を太平洋戦争敗戦とともに捨ててしまった気がします。
来年は政治も経済も正しい日本を取り戻すために、猪突猛進してほしいものです。
働き方改革が声高に言われていますが、企業よっては持ち帰り残業やモチベーションダウンが発生して生産性が落ちるなどのリスクもあります。
法が定まった以上は、守らなければならないのは当然ですが、グレーゾーンのことに対するには、日本人の倫理道徳観を取り戻すしかないのです。
「より善く生きる」ことを洞察することに、年末年始の少しの時間を割いていただくと宜しいでしょう。

では、来年もあなたにとって素晴らしい年になりますように。

2018.12.27.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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