2025年の大阪万博が決定して、2020年の東京オリンピック後の日本経済にはとても良い刺激材料になってくれますね。
前回の大阪万博は1970年ですから半世紀以上が経ち、そして2005年の愛地球博からは20年となり、時の経つのは早いものです。
何より大阪にとっては、夢洲というバブルの負の遺産が活用できるということが幸運ですし、不確定要素はあるもののIRとの抱き合わせで開発が進めばより大きな経済効果をもたらします。
これから埋め立てや盛り土、地盤改良やインフラ整備などに大きな予算が投入され、その後は施設関係の建設ラッシュとなるでしょう。
同時に「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマに対して、どんな具体的提言をしていくのか、関係者の方々は知恵を絞っていただきたいですね。

「科学・技術の粋」や「文化」が一堂に会す万国博覧会は、1851年のロンドンに始まり、ニューヨーク万博・パリ万博を経て、1862年には再びロンドン開催。
日本人初の万博見学ツアーには福沢諭吉も参加していますし、1867年パリ万博では「幕府」「薩摩藩」「佐賀藩」が出展しています。
当然まだチョンマゲ姿です。
1876年のフィラデルフィア万博では、ベルの画期的発明品の「電話」が登場していますし、大坂ではワイヤレスホンが話題になりました。
後で振り返ってみれば、万博は近未来の姿を見せてくれるものです。

歴史的にその後も、「最先端技術」や「文化」「食」などの情報発信や国際交流に大きな貢献をしているのです。

「食」について振り返ると、「ホットドッグ」や「ハンバーガー」は1904年のセントルイス万博で初登場して、「フライドチキン」「ピザ」は1970年の大阪万博で初登場しましたが、今やどこででも食べられるファーストフードです。
万博会場のアチコチの売店で珍しい物を食べれば、歴史的食事気分を味わえるのかも知れません。

1889年のパリ万博では、景観を巡る賛否両論の大論争の末、目玉となる「エッフェル塔」が建ちました。
芸術家たちは建設反対派が多く、連名で陳情書を提出し、文学者のギ・ド・モーパッサンは最も見なくて済む場所として、エッフェル塔1階のレストランによく通ったそうです。
彼は、「ここがパリの中で、いまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だから」と言い、「エッフェル塔の嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」ということわざも生まれたそうですが、今やパリのシンボルです。

この万博の歴史の歩みを考えると、近代の人類の文明的発展が物凄い勢いであると痛感しますが、文化や価値観は後退や歪みが生じている面も感じてしまいます。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 --- 新しいものを目にする時ほど、歴史を振り返ってみることに意味があります。
歴史は形を変えながら繰り返すのですから。
それにしても大阪万博はホットニュースに違いありませんから、今から万博後の姿までのマーケティングを強化しておきたいところです。

ところで昨日、映画「ボヘミアンラプソディー」を観てきました。

ご存じ、伝説のクイーンです。

多くは書きません、ただただ凄いの一語に尽きます。
是非、劇場でご覧になってみてください。

まず後悔することはないでしょう。

2018.11.28.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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