ウチの事務所のすぐ近くにジャズライブのお店ができて、先日行ってみました。
「TN Swing・jazz」というお店で、入ってみるとナント本格的ビッグバンドの演奏。
体の奥にまで響いてくるJazzの演奏と、美味しいお酒をチビリチビリとやるのが何とも心地いい。
やはりライブはいいですね、これはもうリピーター確定。

演奏の後、お店のオーナーと少しお話して帰りました。
彼は都内のロジスティクス関係の会社のオーナーで、念願叶ってJazzのお店を出されたということでした。
話の中に事業と道楽の狭間を生きる男のロマンも見え隠れして、経済人の生き方としての憧憬も湧いてきました。


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先日来、ASKAのクスリの問題がニュースを賑わしていますが、相手の女性の陽性反応について、あれこれと取り沙汰されています。
彼女には司法取引などとは関係のないことでしょうが、何となく「囚人のジレンマ」が頭をよぎりました。

ご存知でしょうが、「囚人のジレンマ」はゲーム理論や行動経済学における概念の一つです。
同じ犯罪に関わった二人の囚人が、お互いに「協調する方が裏切り合うよりもよい結果」になることが分かっていても、お互いに「自分の利益を優先している状況下では、裏切りあってしまう」というようなジレンマ。
司法取引でのシナリオからきているので、「囚人のジレンマ」と言われているものです。

共犯の囚人A・Bに自白させるため、警官が出した条件は、
① もし2人ともが黙秘したら、2人とも懲役2年
② 1人だけが自白したら、その場で釈放してやるが、自白しなかった方は懲役10年
③ ただし、2人とも自白したら、2人とも懲役5年
2人の囚人は共犯者と協調して黙秘するべきか、それとも共犯者を裏切って自白すべきか、というのが問題です。
2人は別室に隔離されていて、話し合うことも相手を脅すこともできないし、示し合わせて黙秘することもできない。
まあ、ジレンマの挙句に、2人とも「裏切り」を選択して、自分だけ得をしようとして、共に懲役5年を食らうってことでしょう。

囚人でなくとも「相手の判断を自分の都合のいいように解釈して、結局は損な選択をしてしまう」というのは、人間としてありがちなことでしょう。
ジレンマに打ち勝つには、「最適の判断」を共有する共犯者との巡り合わせが必要?!
「価値観」に裏打ちされた「覚悟ある共犯者」となると、映画のシナリオにでも使えそうですが、、。

本当の最適は、「囚人のジレンマ」とは無縁な「真っ当な生き方」をすることです。
いつも損得を天秤に乗せて生きていると、囚人でなくとも、「囚人のジレンマ」に陥り、結果的にとても後悔するような生き方の選択をしてしまうのです。


シャブや危険ドラッグが蔓延していますが、大事になってから「囚人のジレンマ」に陥るのではなく、「ジレンマ」に対する「正しい判断」を「価値観」の中に刷り込まなければなりません。
「ならぬものはならぬ」ということを、墨守するのもまた「武士道」。
そのためには、「価値観」の中に「正義」が刷り込まれていなければならないのです。


2014.10.22.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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