【カブトムシ】
先日出張先のホテルに前乗りした晩、カターンカタカタという窓を叩く様な音がして、「えっ?!何?!お化け?!」と、ビビリな私はそっとカーテンを開き、、、。
見てみると、そこにはカブトムシ。
開かない窓だったので、捕獲は出来ませんでしたが、しばし窓ガラス越しに観察。
50年程前のご幼少の頃(?!)なら、大興奮&大騒ぎしたことでしょう。

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しかし、今回はカブトムシに縁があって、翌日指導先の幹部が紙袋を持ってきて、「先生少しいる?!」と言うので、覗きこんで見るとナント20匹も入っている。
「なに?!これどうしたの?」聞くと、「社長の自宅に行く用事があって、ふと庭の木を見たら20匹集まってた。」とのこと。
「一本の木で20匹なら、商売になりそう」と、つい事業意欲が掻き立てられます。


【ジイジはスーパースター】
そう言えば先日友人とお酒を飲んでいて、彼が孫たちに一番尊敬された日の話をしていました。
それは、孫たちとカブトムシを取りに行って、くぬぎの木に蹴りを一発入れたら、何匹も落ちてきた瞬間だそうな。
うん、納得。都会育ちの子供たちにとっては、正にミラクルです。
その日から、ジイジはスーパースターになったのです。
今回は、窓に激突したカブトムシのお陰で、しばし少しだけ童心に戻れたような気がします。



【特別ガイダンス授業】
今日は久々に学校での、毎年恒例の特別ガイダンス授業でした。
まもなく社会に出ようとする学生たちに、社会へ出る前のガイダンス授業です。
さすがにいよいよ就職を控えて、学生が急に真面目になったような感もあります。(個人差有りでしょうが)
それはさておき、「自覚に目覚めることへの自覚」のような感じは、みんな来た道でしょうか。
でも、毎年彼らの姿を見る度に、「定例の経営学の授業に戻りたいなー。」と思うのですが、週一の授業をやるには身体がもう一つ二つ欲しいという感です。


【守破離(しゅはり)】
とにかく「基本を大事にする」という話の中で、今日話したことの一つが守破離(しゅはり)。
日本の〇〇道における伝統的師弟関係のあり方で、組織も個人も進化・発展の中で自然にやってきた思想ベースと言ってもいいでしょう。
師匠から指導された型を「守」ることで、修行に入る。
後にその型を自分に合ったものに移行して、より良い型に移行することで既存の型を「破」る。
そして、最後に師匠の型と自分が創り出した型から「離」れて、自由自在にオリジナリティーの領域に入る。


まずは一時も早く「一人前」になり、これをやらせばお前が「一番」という領域をつくり、お前は「一流」だと言われるための努力を重ねていかなければなりません。
どんな道でも、一足飛びに簡単に「一流」になれるほど甘くはないことを、知っておいて肝に命じておけば、少しずつ打たれ強さも身についていくはずです。
今日の学生の中から、何人も「一流」が誕生することを願います。



【自己防衛のためには、見識を高めるのみ】
中国上海の食品工場の問題が連日報道されています。
見れば見るほど、変なことばかりです。
一応、映画撮影経験者の私としては、あれはどう見ても隠し撮りの映像ではなくて、真っ向からのオープンな撮影ですね。
アングルがまとも過ぎで、リアリティー演出にこだわるあまり、結果的に映像もストーリーも出来すぎになっています。

習政権としては、もう二桁成長も望めず、功を急ぐ感ありです。
自作とも思われる各地の紛争も、ICT時代(インフォメーション&コミュニケーション・テクノロジー)には、市民に真実がバレるリスクが高まり、功を急げば破綻も早まると思います。

どこの国であろうと、どんな会社であろうと、絶対安心というのはないし、結局は「高価格高安心」か「低価格低安心」か「ブランド盲信」か、自己防衛のためには自分の見識を高めるしかないのです。

中国の経済成長のための次なる手は、構造改革と途上国需要開発と、世界人口の五分の一以上を占める自国民の内需です。
内需拡大のためには、海外企業や外資系企業を叩いて、国民に「やはり国産!」を根付かす必要があります。
嘘が前提の戦略と戦術の整合性を取るには、後世にしかバレないほどの大嘘つきでなければならないでしょう。

孫子曰く、「兵は詭道(きどう)なり」 ーーー つまり、「所詮戦は騙しあい」ということで、あれこれと相手にばれないように策を巡らす。
「嘘を事実とするための嘘」や、「事実を真実だと思わせる嘘」等の情報操作は、古来世界で横行してきたものです。
バンドワゴン効果(Bandwagon Effect)を狙い、市民に「時流に乗る」・「これが主流」・「勝ち馬に乗る」という意識を強めるというものでしょう。

「バンドワゴン」とは楽隊の先頭の車のことで、「バンドワゴンに乗る」とは多くの人に受け入れられている「選択」や「流行」という情報によって、その選択への支持を強めようというものです。

ここでの中国政府のやり方には、一見大変な戦略性を感じますが、「策士策に溺れる」の言葉通り、この戦略ミスは内部崩壊を早めることになりかねないでしょう。

新たな世界経済のリスクが膨張をはじめている気がします。
みなさん、クライシスマネジメントは転ばぬ先の杖ですから、その時に動じない対処を考えておかなければなりません。
まずは万全を期すために、自らの見識を高めることにこだわり続けなければ、その判断力が手に入らないのです。



2014.7.31.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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