【エコロジーのために、マッチポンプは止めましょう】
思い起こせば東日本大震災後の夏、皆こぞってエコに省エネにと励んでいました。
ところが、年々喉元を過ぎてきた感があります。
先日、仕事で某一流ホテルに缶詰めになっていましたが、だんだん寒くなってきて、上着を持って行かなかったのを後悔。
冷えた体温めようと、お昼にうだる暑さの街に。

真夏に暖を取りに出掛けなきゃならんとは、エコロジーじゃないですね。

そう言えば、以前ニューヨークでも同じ経験がありました。
ニューヨークはどこもかしこも冷やし過ぎで、冷やしておいて上着が不可欠となると、まるでマッチポンプですね。
マッチで火を点け、ポンプで消火するとは実にエコロジーでない。
考えてみると、マッチ(match)は英語で、ポンプ(pomp)はオランダ語ですから、和製創作外来語ですね。
もっともっとエコロジー社会を実現するために、マッチポンプのような無駄は止めましょう。



【怪我の巧妙】
ホテルから出て、少し歩くとだんだん体が温まり、一人でフラリと珈琲屋さんに入店。
ブレンドコーヒーとミックスサンドなんていう昼食はいつ以来だろう、と思うほど久しぶりでした。
ここのコーヒーがとても旨くて、すぐにおかわり。
寒くて外に出たお蔭で怪我の巧妙というか、今年一番の美味しい珈琲でした。
近くに行ったら、必ず飲みたくなる一杯です。


私としては珍しく、お店の豆を200gお持ち帰りで、今一杯ドリップして飲んだところです。
やはり旨いけど、お店のようにサイフォンで入れた方がもっと旨い気がします。
コーヒー好きの私は、昔はよくサイフォンの下にアルコール・ランプで、お湯が上がっていくのをのんびり楽しみながら飲んだものです。
時にはそういうのんびり感を楽しむようなことをしなければ、いつもいつもせっかちに生きてしまいそうです。
「忙中有閑(ぼうちゅうゆうかん)」---「忙中閑有り」ですね。



【六中観 安岡正篤先生】(致知出版社HPより引用)
一、忙中閑有り。
ただの閑は退屈でしかない。真の閑は忙中である。ただの忙は価値がない。文字通り心を亡うばかりである。忙中閑あって始めて生きる。

二、苦中楽有り。
苦をただ苦しむのは動物的である。いかなる苦にも楽がある。病臥して熱の落ちた時、寝あいた夜半に枕頭のスタンドをひねって、心静かに書を読んだ楽は忘られない。貧といえども苦しいばかりではない。貧は貧なりに楽もある。古人に「貧楽」という語があり、「窮奢」という語もある。

三、死中活有り。
窮すれば通ずということがある。死地に入って意外に活路が開けるものである。うろたえるからいけない。それのみならず、そもそも永生は死すればこそである。全身全霊をうちこんでこそ何ものかを永遠に残すこと、すなわち永生が実現するのである。のらくらとわけのわからぬ五十年七十年を送って何の生ぞや。

四、壷中天有り。
世俗生活の中に在って、それに限定されず、 独自の世界即ち別天地をいう。後漢書方術伝・費長房の故事に出ず。

五、意中人有り。
意中の人というと、恋人の意に慣用するが、 ここでは常に心の中に人物を持つ意。或いは私淑する偉人を、 或いは共に隠棲出来る伴侶を、又、要路に推薦し得る人材をここというようにあらゆる場合の人材の用意。

六、腹中書有り。
目にとめたとか、頭の中の滓(かす)ような知識ではなく、 腹の中に納まっておる哲学のことである。


そして先生はこの「六中観」をこう結んでおられる。
「私は平生窃(ひそ)かに此の観をなして、如何なる場合も決して絶望したり、 仕事に負けたり、屈託したり、精神的空虚に陥らないように心がけている。」と。



何度読んでも深いですね。
思想・哲学・価値観を導いてくれる人や言葉は、生涯の財産だと思います。
致知出版社の人間学を学ぶ月刊誌『致知(ちち)』は、とてもお勧めです。
創刊理念は、「いつの時代にも、人生にも仕事にも真剣に取り組んでいる人がいる。そういう人たちの心の糧になる本をつくろう。」
致知出版社の藤尾社長とは、もう四半世紀のお付き合いを頂いていますし、ずいぶん多くの社員さんたちが「営業マインド強化合宿」を受講していただきました。
自分の尊い命をどう燃やし切って生きるか、「人間学」を学び続け、磨き続けることで人生の幸福感が創られていくのだと思います。



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2014.7.22.   株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝