前回の予告通り、今日は爽快な「山頂からの大パノラマ」はじめ、遊び満載の「超リフレッシュ」のお話です。
27日の早朝から、長野県上伊那郡中川村にある友人の別荘にお邪魔しておりました。
2泊3日で、昨日東京に帰ってきましたが、2日半で5日分位遊んだ気がします。

初日は早朝5時半に迎えに来て頂き、途中のパーキングエリアで他の友人たちと合流、山梨でもう一人迎えに行って、到着後にエスニック料理で腹ごしらえ。
テラスで壮大な山々や伊那谷の風景を楽しみながら、実に旨い料理の数々を楽しむ「真昼の酒盛り」でした。
続いて友人の親戚の竹林に向かい、タケノコ掘り。
あっという間に20数本のタケノコを掘って、タラの芽も収穫し、山椒の木も見つけたので、友人の別荘の一角に勝手に記念植樹しました。

続いて隣町の松川町にある「信州まつかわ温泉 清流苑」に行き、温泉三昧。
少しとろみのある泉質がとても気持ち良く、2日連続で通いました。
毎月出張の時に各地の色々な温泉に入っていますが、私のトップ3にランクインするほどの好みの泉質です。
また行きたいです。

その後は別荘の裏にテントや幕を張って、バーベキューの準備ですが、総勢10数名が勝手なことをやりながらも、何人かの働き者によって着々と準備が整っていきます。
実際は、まだ半数が準備をしているのに、我らはすでに酒盛り開始でした。
本格的にBBQ(バーベキュー)が始まったところに、遅れて家主が到着。
何故かと言うと、彼は栃木県の矢板でゴルフをやってから、そのまま高速を走って現地で合流。
驚異的スタミナです。
政治・経済からバカ話まで多彩な話題で、ワイワイガヤガヤのBBQは本当に楽しい食事でした。


この別荘は実にいい立地で、隣には銀河ドームというプラネタリウムがあり、その横には望岳荘という宿泊施設があり、その中のカラオケスナックで賑やかな二次会に突入。
さんざん歌って、踊って、騒いでも、料金は驚くほどのリーズナブルプライスで、あまりに安いからと二倍払って帰りました。
そして、次は別荘の炬燵を囲んで、深夜に及ぶ三次会。
人のことは言えないけど、本当によく飲む人が揃っているものだ。


二日目はプロフェッショナルが作った激ウマ朝カレーを食べて、いざ今回のメインテーマの登山に向かいました。
目指す陣馬形山(じんばがたやま)は、標高1445mというそんなに高い山ではないので、「登山とは大げさだ」と言われそうですが、運動不足を露呈した私には結構しんどい登りでした。
膝が笑うどころか、降りてからの膝は爆笑状態。
でもポジティブ、間もなくやってくる筋肉痛は「楽しい想い出の余韻」なのです。


しかしまぁ、中川村も大パノラマの陣馬形山も大好きになりました。
これはリピート率100%です。
村の家々には、いたるところに私の好きな芝桜が赤・白・ピンク・薄紫の花をつけ、桃やリンゴの花も咲き乱れていました。
どの家も庭先から道に向けて芝桜が咲いていて、道沿いには桃の花、アチコチにリンゴ園。
リンゴの花は白の花弁の元の方がピンクで、とても清楚な花。
ドイツのロマンチック街道の風景を思い出しました。
皆で旅人をもてなすホスピタリティーが感じられて、最高です。


さて、話は陣馬形山に戻って、山頂からの絶景。
中央アルプス・南アルプス・北アルプスを一望できる大パノラマは壮大で、見下ろせば伊那谷に天竜川が流れ、そう滅多には観れない絶景です。
天竜川は長野県の諏訪湖を源流とし、愛知県を経て静岡県の遠州灘へ注ぐのですが、昔から「暴れ川」「暴れ天竜」と呼ばれる川です。
江戸時代には、流域の山林で伐採された木材を筏に乗せて、天竜川を下って江戸の建築用木材として運ばれました。
仕事や心の疲れが溜まった方は、陣馬形山山頂からのアルプス・大パノラマを眺めれば「医者いらず」です。


歩けないという方や体に障害をお持ちの方は、山頂横のキャンプ場まで車で行くこともできますから、山頂まで100mという選択もできます。
是非とも一度、あの絶景をご覧になることをお奨めします。
体力が足りない、時間が足りないと、人によって事情も様々ですが、陣馬形山は見事に「ダイバーシティ(多様性)対応」の山なのです。
山頂には有志の方が設置した望遠鏡もあり、遠く冠雪した尾根を昇る人や山小屋も見えます。


ところで、我が仲間たちの体力・精力は登山では収まりきれず、下山して昼食後に人生初のマレット・ゴルフ。
しかも、アップダウンの山岳コースを1ラウンド。
笑う膝に耐えながらのマレット・ゴルフでしたが、やってみるとこれがまた意外と面白くて、次回は2ラウンド36ホールを廻る予定です。
知らなかったのですが、マレット・ゴルフは国際大会もあるんだそうです。

そしてまた、「清流苑」の温泉三昧経由のBBQ&山菜天ぷらパーティ!
こごみにウドに、あとは書いていたらきりがないほどの、数々の食材全てが最高!
しかし、流石に疲れてきて、2日目の夜は誰一人として「カラオケ行くぞー!」という勇者は出てきませんでした。



途中で友人のご親戚の方(私と同じ「しんちゃん」なので、親しみが湧きます)のお宅の庭を見せて頂き、ズラリと並べられた苔や草花、盆栽の数々に感動。
昔から草花が大好きだった私は、思わず「ウオー、凄い!ウチョウランだー!」と雄叫び。
「先生、帰りに好きなもの一つあげるから、持って帰んなよー。」
「えっ、そそそんなド厚かましいこと、、、ありがとうございます!」
というわけで、苔のところどころから芽を出している「ウチョウラン」を、一鉢頂戴しました。
間もなくやってくる初夏に、小指の先ほどの薄紫の小さな花をつけますが、私が育てていたものは全滅してがっかりしていたところでしたから、もう大喜びです。
花が咲いたら、アップしますから。


草花といってもナメないでください、昔は球根一つが高いものでは1000万で売買されたこともあるのです。
今ではせいぜい一株数千円という価格に収まっていると思いますが、正に「ウチョウラン・バブル崩壊」というものでした。
これは、ちょうど世界最初のバブル経済事件とよく似ています。
それは、近世ヨーロッパ三大バブルの一つといわれる、1637年にオランダで起こった「チューリップ・バブル」で、「チューリップ狂時代」とも呼ばれたほどです。
オスマン帝国から輸入されたチューリップの球根が、異常な人気となって買いが集中し、とんでもない高値がつき、その後バブルが弾けて価格は100分の1以下に下がり、オランダ経済は大混乱に陥ったのです。


「いつか来た道」なのに、「いつかしら、また行ってしまう道」ですね。
関係者は毎回必ず言います。---「今回だけは違うのです」と。
歴史上、全く同じことは起きないけれど、「少しだけ形を変えて、同様のことを繰り返している」という事実がありますから、皆さんもお気を付けください。


さて、徹底的に遊んだ「遊びのフルコース」のような2日半でしたが、往きも帰りも渋滞を避けるために早く出ましたので、昨日は昼にはもう東京で仕事をすることができました。
実に濃厚な時間を過ごし、脳ミソもハートもニュートラルゾーンに入れて、最高にリフレッシュできました。
意識して、意図して、計画的に「リフレッシュ」しなければ、繁忙やマンネリの中に埋没してしまうと思います。
『もっともっといい仕事をするためにも、「リフレッシュ」も重要な仕事』です。


2013.4.30.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝


壮大、絶景、陣馬形山からの大パノラマ
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