ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2019年12月

【 『Season‘s Greeting from my heart!』 】

Merry Christmas!& Cheers to Great New Year!

国の重要文化財:三井本館のライトアップと、隣の越後屋(三越日本橋本店)との間の桜並木のイルミネーション、後方には日本銀行本店。
全国各地にイルミネーションは数多あれど、いずれ劣らず美しいものですね。

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1902年(明治35年)に竣工した旧三井本館は、関東大震災で被災したために建替えられ、1929年(昭和4年)3月に新古典主義様式の外観で竣工したもので、イタリア・ヴェネツィア産大理石などが使用されている重厚な建物です。
関東大震災の教訓からその2倍の地震にも耐えることができるように作られているそうで、現行の耐震改善促進法の基準の2倍以上といいます。
また、地下大金庫の扉は厚さが90センチ・重量約50トンで、搬入の際に日本橋が損傷する恐れがあるとして通過が認められず、船に乗せて川から運んだそうです。

30年近く前の数ヶ月間、この建物内の三井本家の応接室で仕事の打ち合わせをしていたことが懐かしく思い出されます。
代々三井家当主は三井八郎右衛門を名乗ったのですが、初めて伺った時に初老の紳士と名刺交換した時に、「三井八郎右衛門 秘書」という肩書を見て少し興奮を覚えました。
また、建物内外の歴史的遺産に、畏怖のような感覚も覚えました。


ところで、キリスト教以外の宗教への配慮から、最近は「Merry Christmas!」と言わずに「Happy Holidays!」と言う向きもあるそうですが、長年慣れ親しんだ季節感だと考えればそうナーバスにならなくてもいいような気もしますが。
「Season‘s Greeting from my heart」、皆様に心からの感謝を込めた季節のご挨拶を申し上げたいと思います。
兎にも角にも、令和元年を無事に過ごせたことを、八百万(やおよろず)の神に感謝したいものです。

令和初の吉田松陰、拙著『師・寅次郎と主君・慶親』~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~(日本橋出版 星雲社発売)、【あらすじ】もアップしていますので、是非バックナンバーをご参照の上お読みいただければ幸いです。
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2019.12.23.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝

#吉田寅次郎 #吉田松陰 #毛利慶親 #毛利敬親 #長州藩
【講演テーマ (例)】
『幕末・明治武士道列伝に学ぶ現代人のビジネス』
『武士道精神・士魂商才:ビジネスの王道』
『幕末三舟と西郷隆盛に学ぶ人間学』
『吉田松陰・毛利敬親 ~志とは何か~ 』
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【 『企業イメージダウンの行き着く先』 】

2015.3.18.の新着情報に【『トップに立つ者の経営への謙虚な取り組み』(大塚家具問題)】と書きました。
http://biz-skill.ldblog.jp/archives/8752664.html
をご参照ください。
あれから5年近くが経ちましたが、やはり危惧が現実化しました。
大塚家具会長と娘である社長の骨肉の争いで、互いの退任を求めて悲しきプロキシー・ファイト(委任状争奪戦)が展開され、ドロドロの親子喧嘩の代償はやはり大きいものでした。
企業イメージと社風と体力の劣化を賭してまで争った御家騒動は、大塚家具の評判を一気に落として約280億円の利益剰余金は見る見るうちに消えていきました。
目の前に迫る資金ショートに焦り、中国に活路を求めたかと思えば、今度はヤマダ電機の子会社になるというところまで転落してしまいました。
既にヤマダ電機と大塚家具は2月に業務提携し、家具など住宅関連の商品を増やしたヤマダ電機の新業態店に、大塚家具が社員を派遣するなどはしていますが、経営破綻も視野に入ってくるため子会社化を決断し、事実上の身売りによって経営再建を図るようです。

第三者割当増資で大塚家具の株式の51%を43億円で手に入れたヤマダ電機は、900万株分の新株予約権も約22億円で手に入れましたが、お得な買い物だったかジョーカーを引いてしまったか、今後のヤマダ電機の戦略に興味津々です。
記者会見では大塚久美子氏の社長続投を発表しましたが、黒字転換ができなければ即お払い箱になるのではないでしょうか。

ニトリやイケアという自社で低価格の商品を開発する家具小売りの土俵に上がって、競争力に負けて業績を落とし続けてきたわけですから、マーケティングの大きなミスジャッジでしょう。
前会長が興した匠大塚が小さいながらも業績を伸ばし続けていることでも、企業イメージと社風と体力の劣化を起こした経営判断のミスは、有能なお嬢様の驕りと油断を示す証左でしょう。
果たしてヤマダの店舗でのシナジー効果が得られるか、まだまだ業績回復にはいばらの道が待っていると思います。
久美子社長はこれまでも資本・業務提携している貸し会議室大手のティーケーピーや、ヨドバシカメラや今回のヤマダ電機などの家電量販店にも増資引き受けを求めましたが、出資比率などで折り合わずに破談になっていました。
久美子社長続投を条件として、ヤマダ電機が51%の株式を得るための条件提示をしたものでしょうが、すぐに業績回復できないのであれば、ヤマダ電機の戦略を推進するために、久美子社長の存在はすぐに不要ということになるのではないでしょうか。

会社と顧客の間には男女の恋愛感情のような感覚がありますから、相手に対して幻滅や嫌気というものが心に焼き付けば、簡単に取り戻せるものではありません。
大塚家具のように経営者が巻き起こした騒動は、想像以上に強烈なボディーブローとして効いていますから、社名変更や社長交代でヤマダ電機のイメージに乗せていくことも考えるのではないでしょうか。
経営者どころか、アルバイト店員のやらかした不祥事でも企業は大変なダメージを受けてしまうものです。
例を挙げれば、SNSによるバイトテロで「大戸屋」「くら寿司」「バーミヤン」「セブンイレブン」等々、多くの企業がバイト店員の悪ふざけの餌食になってしまいました。
この時代が抱える「REPUTATION RISK」、つまり企業の評判に係わることへの管理・監督の不足や軽視・手抜きであります。
そこに人手不足の問題が加わり、現場任せのマネジメントがリスクに拍車をかけていくのです。
顧客の信頼・信用を得るには長い年月を要するものですが、ほんの一瞬の出来事で信頼・信用は失墜してしまうのです。
一人のお客様の信頼を得るためには大変な苦労をしますが、一人のお客様の信頼を損なえば何人ものお客様を引き連れて去ってしまうものなのです。

「他の人では誰も代わりが務まらないほどの重要人物」を差すことに、「余人をもって代え難し」という言葉がありますが、その人物が本当に「人財」なのか、もしくは「人罪」なのか、その思想を厳しく見極める必要があります。
「速やかに余人をもって代えるべし」とならないためには、思想・価値観というものを軽視せず、自社の「商いへの想い」と「戦略」をパート・アルバイト社員に至るまで徹底共育することです。
人は思想・価値観というベースで思考し、その思考は語る言葉に表れ、その言葉は行動へと踏み切らせますから、成果のコアな部分は価値観の形成でしかないのです。
ベースが間違いや嘘や綺麗事であれば、人も企業も失敗に向けて歩を進めることになりますから、この肝心要の教育を徹底すべきです。
たった一人の無思想な人間に、企業は土俵際まで追い詰められる時代だという認識を強く持っていただくことが必要です。
企業イメージダウンの行き着く先は、「下り坂」よりも厳しい「まさか」なのです。


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【 『国宝 : 迎賓館赤坂離宮』 】

20191212_14355720191212_14264420191212_143712どちらの地域にお住まいの方も、地元や近隣の名所や史跡等は「いつでも行ける」と思って、意外と足を運んでいないことも多いものです。

以前、姫路城修復直後に姫路で講演した際に、「地元の世界遺産・姫路城に行ったことがない人?」と問いかけたところ、1/4ほどの方が「中には入ったことがない」と答えていました。
私は、「一生に一度のチャンス、というよりも何世代に一度のチャンスだから、工事中に天守の上から天空の白鷺を見て、真っ白に修復された姿も城内も何度も観に行ったよ。特に真っ白なのは数年だけで、だんだん漆喰に黒カビが繁殖して、くすんだ色になるんだよ。」と話して、皆さんは「すぐに行かなきゃ!」とおっしゃっていました。
事程左様に灯台下暗しなのであります。

さて、かく言う私も『国宝 : 迎賓館赤坂離宮』の一般公開に、「そのうちに行こう。」と考えていて「いつ行くか」を未設定のままでした。
ちょうど今は、今回の即位パレードに使用されたセンチュリーのオープンカーが正面玄関車寄せに展示されていることから、「せっかくだから至近距離で見てみよう。」と思い立ちました。
以前私が乗っていたオープンカーとナンバーが同じというのも、なかなか親近感の湧くものでした。

もともと紀州徳川家の中屋敷跡で、明治5年に皇室に献上され、大正・昭和と東宮御所として使用され、戦後に国に移管され迎賓館として多くの国賓の接遇がなされたものです。
建物や内装は修復で多少の変化はしているものの、日本唯一のネオ・バロック様式の外観に和の意匠も加えながらの豪華な内装など、息を呑むような美しさでした。

明治時代の「西洋に追いつけ、追い越せ」という日本人の気概が散りばめられています。
「正面玄関」「大ホール」「朝日の間」「彩鸞の間」「花鳥の間」「羽衣の間」も、それぞれが随所に見事な芸術の粋を見せてくれます。(内部は撮影不可)
また、主庭の噴水や広大な前庭なども、国賓をもてなすに十分な美しさです。
チャンスがあれば、いやチャンスを作って、お出かけになる価値はあります。



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2019.12.13.
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【 『考察 : 今年の事件』 】

時の経つのは早いもので、今年も後1ヶ月足らずとなりました。
前回は「居酒屋の無断キャンセル問題」について書きましたが、今年も厭世観さえ漂うような出来事が頻発しました。
覚醒剤に違法薬物、煽り運転や少女誘拐など、憤懣やるかたない事件ばかりです。
今月1日に「ながら運転」の厳罰化が法改正により施行されましたが、政策が追いつかないようなことだらけです。

あまりにいろいろなことがあって、上半期の出来事は記憶も薄れてしまいそうですが、数例をレビューしてみたいと思います。
1月には父親から虐待を受けていた小4女児が、首を鷲掴みにされる、冷水のシャワーを浴びせられるなどの暴行を受け死亡。
その後、父親と母親が逮捕されて多くの虐待が判明しましたが、少女は小学校で行われたアンケートに「お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり、起きているときにけられたり、たたかれたりしています。先生、どうにかできませんか。」と自由記入欄に回答していました。
柏児童相談所は2017年頃に女児を一時保護していたにもかかわらず、こともあろうに野田市教育委員会はこのアンケートのコピーを父親に渡していたといいます。父親に激しく要求されたという理由ですから、教育委員会は無能としか言い様がありません。
しかも柏児童相談所は、虐待のリスクが高いのにもかかわらず、女児を施設から自宅へ戻すことを決定していたと言いますから、呆れ果ててしまいました。

4月19日に東池袋で発生した自動車暴走死傷事故は、元通商産業省の男(当時87歳)が赤信号を無視して交差点内の横断歩道に突っ込むなどして2人(母子)が死亡し、運転していた本人を含む10人が負傷しました。
ブレーキをかけた形跡もないのに、「アクセルが戻らなくなり、人をひいた」と言い訳して、あくまで車のせいにしようとしました。
後から「予約していたフレンチの時間に遅れそうだった」と、猛スピードで何度も車線変更をしていたこともわかりました。
そしてつい先日、加害者が報道インタビューに応じ、「体力に自信はあったが、おごりもあった。安全な車を開発するようにお願いしたい。」などと車の性能の改善が必要だと主張したことには、「この期に及んで、未だに反省の足りない他責人間だ。」と憤りを禁じ得ませんでした。
ここで生まれた「上級国民」という単語が、今年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされたのは、何とも言えない気分にさせられるものでした。

事件から半年間で運転免許証を自主返納した人は約3万7千人にのぼり、前年の同期間の約8割増となっているものの、返納後に無免許運転を繰り返す人もいるそうですから本末転倒です。

免許人口10万人当たりの死亡事故件数は80歳以上と、16~19歳の年代が突出して多いのですから、事故件数よりも事故率に注目すべきです。
若者の場合は無謀運転による事故や、運転技術の未熟さによる事故が多いのですが、高齢運転者ほどブレーキとアクセルによる踏み間違い事故、高速道路での逆走など、操作能力や認知機能の低下による死亡事故を起こしやすい傾向が強いのです。
65歳以上人口は,昭和25年(4.9%)以降一貫して上昇が続いていて,平成29年には27.7%と過去最高となりました。
75歳以上人口も昭和25年(1.3%)以降上昇を続け,平成29年は13.8%で過去最高となり,65歳以上人口の割合(27.7%)のほぼ2分の1がいわゆる後期高齢者となっています。
WHOの基準では、65歳以上人口の割合(高齢化率)が7%以上で「高齢化社会」、14%以上で「高齢社会」、21%以上で「超高齢社会」ですから、現状の30%ほどの高齢化率がいかに高い数値かは言わずもがなですし、人口ピラミッドと統計データから考えれば、今後も高齢化率は40%に向けて上昇を続けていくのは確実です。
早急に運転免許制度や社会システムを再構築しなければ、毎日毎日悲惨な事故の報道を聞かされることになるでしょうし、加害者になる可能性も被害者になる可能性も高まり続けることになります。
長寿化が進むことはめでたいことですが、「好事魔多し」という言葉も踏まえておかなければならないでしょう。

5月28日に神奈川県川崎市多摩区登戸で発生した通り魔殺傷事件は、私立カリタス小学校のスクールバスを待っていた小学生の児童や保護者らが近づいてきた男性に相次いで刺され、2人が死亡し18人が負傷したという悲惨な事件。
3日後の6月1日には、東京都練馬区で農林水産省の事務次官も務めた元官僚の男性が長男を刺殺する事件が発生しました。
被害者である長男は引きこもりの中年男性であり、事件直前に近隣の小学校で行われていた運動会の騒音に対し「うるさい。子供をぶっ殺すぞ。」と怒ったことが前述の事件を想起させました。
殺人の動機について元官僚の男性は「川崎の事件を見ていて自分の息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」という趣旨の供述をしたそうです。
現状で100万人を超えるひきこもりの人がいますが、全てを犯罪者予備軍と見てはいけないのは当然です。
ひきこもりになった切っ掛けは「退職」「人間関係」「病気」「職場になじめなかった」「就職の失敗」と続きますが、国の政策が急務です。

6月にはお笑い芸人による闇営業に関する一連の問題が発覚。
多数のお笑い芸人が反社会的勢力の会合に参加し、金銭を受領していました。
本人も会社もドタバタ劇を演じて、組織としてのコンプライアンスや雇用そのものに対する不信感が露呈しました。
私も日刊ゲンダイの取材を受けて紙面にコメント(7/21新着)しましたが、吉本興業のマネジメント体制には内外から大きな批判を受けることとなりました。
会社は「ステージ」という環境を整備・提供して、社員は「アーティスト」として最高のパフォーマンスを発揮するというのは、業界違えど組織というものの鉄則でしょう。

7月18日にはアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオに男が侵入し、ガソリンを撒いて発生した放火殺人事件。
過去類例を見ないような多くの犠牲者が出ましたが、犯人の男は幾度も窃盗や強盗などの罪を犯して実刑にもなっているし、騒音などの問題も度々起こしていました。
「死刑になりたかったから、誰でもいいから殺したかった。」などという犯罪者が、続出している昨今、「死にたきゃ一人で自殺しろ。」という声が上がることも無理からぬことと感じます。

まだまだキリがないほどの事件がありましたが、これ以上書くとペシミストのホルモンに脳が侵されそうです。

今年は、4月30日までが平成31年、5月1日からは令和元年、皇紀2679年ですから、西暦より660年長いという歴史があります。
「悪貨は良貨を駆逐する」という「グレシャムの法則」がありますが、悪がはびこると善が滅びるという例えにも使われます。
この逆で、良貨<善良な価値観の人間>が悪貨<邪悪な価値観の人間>を駆逐してきた日本の倫理観があってこそ、日本の歴史と伝統が培われたはずです。
日本は世界一長い歴史を持つ国家です。
この歴史の中で培われてきた日本人の価値観・倫理観を取り戻したいものです。


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#吉田寅次郎 #吉田松陰 #毛利慶親 #毛利敬親 #長州藩
2019.12.3.
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