ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2019年10月

【 通用するのは「真実」と「本音」 】

9/26の新着情報に「日本中が被災地になるような異常気象が続いています。」と書きましたが、早くも台風19号がそれを現実のものにしてしまいました。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げると共に、被災されて絶望の淵に立たされている皆様に心からお見舞い申し上げます。
国や公共団体からの「公助」にはタイムラグがあるでしょうから、やはり相互に助け合い励まし合う「共助」が肝要だと思います。
被災者の皆様は、必死で「自助努力」をされていると思いますが、心が折れないためにも頑張り過ぎにならないことを願っています。
とにかく国を挙げて、一日も早い早期復興を祈るのみです。

首都直下型地震や東南海地震のリスクも高まり続けていますから、いつどこで誰が被災するか分からない状況です。
最低でも一週間以上は籠城できるだけの飲料水・生活水・食料・懐中電灯・電池・非常用簡易トイレなどのストックは、常に準備をしておかなければなりません。
都市部や地方、マンションや戸建てなどでも備え方にも違いはありますが、給水車や炊き出しなどに頼るのは、最後の頼みの綱としておきたいところです。
今回も直前の台風情報で慌ててスーパーに駆け込み、水もパンも売り切れていて途方に暮れている人が多くいました。
また、台風が過ぎてから、懐中電灯を買いに行ったという人もいましたが、「泥縄」より遅くて、「今回は捕まえた泥棒に逃げられたが、次回のために縄を用意しておこう。」という感じですね。
企業も個人もクライシス・マネジメントとBCP(ビジネス コンテュニティ プラン)を創っておく必要があります。

今さらながらかも知れませんが、
【レベル1 「最新情報に注意」】は「早期注意情報」ですから、天気予報を見る頻度を通常の何倍にして、最低でも朝・昼・晩・就寝前のチェックが必要です。そこから数日間の予定を確認して、対応を検討しておく必要があります。非常用の備えが不足している人は、この段階で備えなければなりません。
【レベル2 「避難方法を確認」】は大雨や洪水の注意報ですから、発災の可能性を強く意識することです。そして自分のいる場所に存在する危険を確認しておく必要があります。ハザードマップや避難場所の確認は最低でもこの時点で出来ていなければなりません。
【レベル3 「高齢者は避難」】が出たら、大雨や洪水は警報レベルですから、シビア・アクシデントになる可能性が高く、「避難準備・高齢者等避難開始」となります。これまでの災害でも、この時点で行動を起こさなかったグループホームの多くの高齢者が犠牲になったことも記憶に新しいものです。今回の教訓から、高齢者でなくてもこの段階での自主避難も考えておく必要があります。
【レベル4 「全員避難」】は土砂災害警戒情報や避難勧告・避難指示の段階ですから、災害が発生する前提での「最後通告」なのです。直ちに避難できないのであれば、垂直避難などのその場での対処をすることです。
【レベル5 「命を守って!」】はすでに発災しているということです。今回の大雨特別警報は大規模災害が差し迫っているか、すでに発生しているということですから、その場での最大限「命を守る行動」を取らなければ、命を落とす可能性があるのです。

やはり「どうせ大げさな空振り情報だろう」などと考える人は、危機管理能力の欠落としか言いようがありません。
仮に空振りなら、気象庁を批判するのではなく、大いに喜ぶべきことなのです。
消防団や警察の被災地での献身的努力には頭が下がりますし、何より発災の度に自衛隊員の皆さんが緊急出動で身を粉にしていることに感謝しかありません。
普段は「自衛隊は憲法違反だ」とおっしゃっている議員さんなどは、こういう時にはノーコメントですね。
「平時」にはきれい事を言い、「非常時」には他のきれい事を言う人が多いものです。

今回も、ある町が非常事態を感じて、自衛隊に緊急の給水車の出動の打診をしたそうです。
ところが、県が「それは町から県に要請して、県が自衛隊に要請するものだ。」と言い、到着した自衛隊給水車は泣く泣く満タンの水を積んだまま引き返したそうです。
県からの給水車が着いたのは、その後5時間以上経ってからです。
「建前」からすると、県に給水車を出す余力があったのも「事実」ですが、到着している給水車の水を一滴も使わすことなく、住民を5時間以上も待たせたのも「事実」。
「非常時」=「乱世」ですから、通用するのは「真実」と「本音」です。

「事実」というものは人によって違いも出てくるものですが、「真実」は一つです。

「非常時」に「建前」を振り回しているような人は、危機管理担当には不適当です。
同僚の教師を酷いいじめで刑事事件にまでしてしまった教師や管理職、教育者・指導者失格です。

吉田松陰が弱冠9歳から藩校教授を務め、皆から慕われたのは「仁」という絶対的人間愛を持って、絶対的寛容の指導姿勢で「人を見て法を説いた」からです。
本にも書きましたが、『去る者の善は忘れず、来る者の悪は忘れる』という絶対的寛容の指導姿勢が、多くの弟子たちを幕末維新の偉人に育て上げたのです。
「建前」「きれい事」で世渡りしている人に、教育や危機管理などの重要な仕事をさせてはいけません。


拙著『師・寅次郎と主君・慶親』~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~(日本橋出版 星雲社発売)、【あらすじ】もアップしていますので、是非バックナンバーをご参照の上お読みいただければ幸いです。
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#吉田松陰 #毛利敬親 #長州藩
2019.10.17.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝

【講演テーマ (例)】
『幕末・明治武士道列伝に学ぶ現代人のビジネス』
『武士道精神・士魂商才:ビジネスの王道』
『幕末三舟と西郷隆盛に学ぶ人間学』
『吉田松陰・毛利敬親 ~志とは何か~ 』
など、歴史に学ぶビジネスの要諦など、講演受付中です!
「立志」「仕事への使命感」「社会正義」など、ビジネスパーソンとしての根幹を強くするものです。

経営戦略策定・マーケティング戦略強化の実務指導、幹部研修・営業研修・ビジネススキル研修・新人研修など、貴社の競争力強化のご指導をいたします。
戦略製品開発・新商品開発・新規顧客開拓・新商流開発の支援なども、お気軽にお問い合わせください。

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「中国新聞朝刊」の読書欄に載りました

令和初の「吉田松陰の物語」:【『師・寅次郎と主君・慶親』~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~】鶴田慎一著(日本橋出版 星雲社発売)
10月6日(日)の「中国新聞朝刊」の読書欄に載りました記事と、先日「読売新聞」に掲載いただいた記事です。現代人のモラル減衰を危惧し、日本人の「価値観」「社会正義」「倫理観」「立志の精神」などを取り戻すべく、古語・漢文を排して読み易く著しましたので、是非お読みください。(以下、記事全文です。画像・あらすじやその他の書き込み等は、是非こちらのHPやFBページをご参照ください。)
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【 松陰の生き方に使命感や志学ぶ 】(10/6中国新聞の記事全文)

  『幕末の思想家吉田松陰(寅次郎)と、松陰を支えた長州藩主・毛利敬親(慶親)の生涯を描いた「師・寅次郎と主君・慶親」が刊行された。著者は東京で経営コンサルタントを営む鶴田慎一さん。「松陰の生き方から使命感や志とは何かを学んでほしい」と願う。
  松陰は江戸幕府の開国政策を批判。安政の大獄で29歳の若さで処刑されるが、主宰した松下村塾で伊藤博文や桂小五郎(木戸孝允)ら明治政府の中核となる人材を育てた。鶴田さんはその短い人生を現代語で読みやすく表現。「自分の能力と立場でやれることをやりきった松陰の姿勢は現代のビジネス人にも通じる」と語る。
  藩校の明倫館の教授だった松陰の才を愛し、殿様ながら弟子入りした毛利敬親にも光を当てた。東北行脚を脱藩行為ととがめられた松陰をかばい、逆に10年間の遊学を許した逸話も盛り込んだ。   (日本橋出版。1760円)』

【 松陰と主君・慶親の生涯描く 本刊行 】(9/12読売新聞の記事全文)

 『幕末の志士、吉田松陰と長州藩主の活躍を物語風にまとめた「師・寅次郎と主君・慶親」(税別1600円、日本橋出版)が刊行された。執筆したのは、経営コンサルタントの鶴田慎一さん(61)(東京都)。鶴田さんは「松陰の聡明さと慶親の名君ぶりが改めて伝わるといい」と話している。
 寅次郎は松陰の通称。「~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~」の副題で、松陰と、松陰を登用した主君・毛利慶親(改名後は敬親)の生涯を対比させながら、幕末の激動期をわかりやすく描いている。
 鶴田さんは福岡県出身。約30年前から幕末の歴史にひかれ、松陰と慶親の関係に着目。自身が講師を務めるビジネス講座や社員研修の場では、松陰らが重んじた大和魂や武士道精神に触れてきた。
 それでも近年は、企業の不祥事が目立つ。日本の伝統的な価値観や、歴史を動かした松陰のエネルギーなどを改めて知ってもらいたいと執筆した。
 慶親については、部下の言うことを何でも聞いて「そうせい候」と言われることが多いが、著書では、改革派の村田清風の登用や松陰を支えた逸話などを数多く紹介。「長州藩を率いて幕末の激動を乗り切った名君中の名君」と高く評価している。
 鶴田さんは、東京都内にある自身の経営コンサルタントの事務所近くに、松陰最期の地の史跡があり、よく訪れるという。「日本の伝統的な正義感や美学を見直せば、社員教育や経営哲学にも役に立つと思う」と語る。全国の主な書店、インターネットで販売中。』

【 マイナス・マーケティング効果 】

5月29日に「シュリンクフレーション:ステルス値上げ」というタイトルで新着お役立ち情報を書きましたが、「シュリンクフレーション」は製造原価の高騰を要因として価格を据え置きにして容量を減らすという、「シュリンク(縮むこと)」によるインフレーションという意味合いです。
また、「ステルス値上げ」というのは、見つからないように値上げするというものです。
是非、ビジネススキル研究所ホームページの「新着お役立ち情報」のバックナンバー5月29日をお読みください。→→→ [URL] 
http://www.biz-skill.jp


そこに『某新聞は「紙面改革」と銘打って、ページ数を減らしてステルス値上げに踏み切っています。』と書いたのですが、これは朝日新聞です。(オープンになっているので実名にします)
消費増税前日の9月30日、「朝日新聞はまだまだ値上げしないでがんばります!」という宣伝チラシが不謹慎だと猛批判を受けて炎上。
「他の業界は消費増税に伴ってやむなく値上げするだけなのに、軽減税率が適用された新聞が『消費増税後も変わらない価格』を自慢するって勘違いも甚だしい」とのTwitterユーザーの苦言は瞬く間に拡散され、3万を超える「いいね」がついたようです。
「食料品などの生活必需品は軽減税率」ですが、定期購読する新聞も軽減税率対象なのです。

しかも朝日新聞は「紙面改革」と銘打って、5ぺージだった総合面を平日4ぺ―ジに、土曜・休日は3ページに減らしたのですから、週に10ページほどの紙面を減らしたことになるのです。
実質値上げであるステルス値上げ完了後に、軽減税率対象の朝日新聞が「値上げしないで頑張ります」とは、シュリンク&ステルスの事実を拡散させるだけのものになりそうです。
これはもう「マイナス・マーケティング効果」としか言いようがないですね。
『宗教は信じることから始まる』 『哲学は疑うことから始まる』のです。
顧客は「きれい事」ではなく、「真実」を求めているということを踏まえて、マーケティングを行わなければなりません。

2019.10.2.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
拙著『師・寅次郎と主君・慶親』~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~(日本橋出版 星雲社発売)、【あらすじ】もアップしていますので、是非ご参照の上お読みいただければ幸いです。
また、Facebookの書籍画像の「シェア」も是非とも宜しくお願いします。

#吉田松陰 #毛利敬親 #長州藩

【講演テーマ (例)】
『幕末・明治武士道列伝に学ぶ現代人のビジネス』
『武士道精神・士魂商才:ビジネスの王道』
『幕末三舟と西郷隆盛に学ぶ人間学』
『吉田松陰・毛利敬親 ~志とは何か~ 』
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