ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2019年09月

【 感即動=感動こそ人を突き動かす 】

日本中が被災地になるような異常気象が続いています。
大変な困難の中、必死で頑張っておられる皆様に、心からのお見舞いと激励をお送りしたいと思います。
気象のみならず、異常な人間が増加の一途で、毎日の報道に眉間にしわが寄り続ける日々です。
お年寄りやハンディキャップを持たれている方を騙したり、煽り運転などであわや大事故につながるようなことをやったりと、どうしようもない人間が増え続けているのは、偏に心の教育の退廃だと思います。

感動のない、感性の弱い人間が増え続けることは、社会をどんどん歪ませていくのだと思います。
感性は「感じる力」だけではなく、「生命力」そのものなのですから、「社会正義」を幼い時から叩き込む必要があります。
さりとて、「価値観」「感性」「感動」が低レベルな人間がそれを担うのでは、そもそも無理というものですから、まずは大人が学び直す必要があるのです。

感動の語源は論語の「感即動」で、「感じたらすぐに動く」「感じさせることで人は動く気になる」というものです。
とかく現代人は、「考え」「説き伏せて」人を動かそうとするものです。
理屈で人は感動しませんから、感動は「全身全霊での納得の姿」なのではないでしょうか。
何もかも理詰めの計算ずくでは人の心は動かないのに、ノウハウ本か何かを読んでスキルアップしたという勘違いをしている人だらけなのです。

拙著『師・寅次郎と主君・慶親』の中で、投獄された寅次郎(吉田松陰)が8人の牢人たちを改心させて放免させたのも、「感即動」の力です。
中でも大深虎之丞は76歳で在獄49年、人生の過半を獄中で過ごした男は心が廃れ切っていたはずです。
しかし「感即動」の力は、元々持っていた「善」と「気」を甦らせたのです。

武士道の「惻隠(そくいん)の情」は「大愛」=大きな人間愛=人の辛さを見て共に涙し、人の喜びを自分のことのように喜ぶ、歴史に名を残す偉人はそんなリーダーシップを持っています。
これも理屈抜きで、考えてから動くことではない「感即動」の力でしょう。
孟子の言う「浩然の気(こうぜんのき)」を大切にしていた吉田松陰は、公明正大で恥じるところのない心持ちを大切にして、天地にみなぎる気を集中して思想追求をしたのです。
正に「気こそ生の証」であり、「感即動」の力が時代の変革に反射的行動を生み出しているのです。


旨い日本酒に「而今(じこん)」がありますが、禅では而今(にこん)と言い、「過ぎ去った過去を憂うことなく、明日を案ずることなく、たった今に全ての気を打ち込め」ということです。
よく「一生懸命」という誤った言葉を使うことがありますが、正しくは「一所懸命」、今ここに命を懸けて生きてこそ、その瞬間は即善を尽くした過去のものとなり、明るい未来への歩を進めていくことになるのです。

最期に忘れてはならないこと、松陰が歌に遺した
『 忘るなよ
お前のために ふるさとで
泣きつつ祈った
母あることを 』
人が人たる所以は、「感謝に勝る能力なし」ということを自覚していることだと思います。


 [Facebook] https://www.facebook.com/tsuruta.shinichi もご覧ください。


拙著『師・寅次郎と主君・慶親』~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~(日本橋出版 星雲社発売)、【あらすじ】もアップしていますので、是非ご参照の上お読みいただければ幸いです。
また、Facebookの書籍画像の「シェア」も是非とも宜しくお願いします。

#吉田松陰 #毛利敬親 #長州藩

2019.9.26.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝

【講演テーマ (例)】
『幕末・明治武士道列伝に学ぶ現代人のビジネス』
『武士道精神・士魂商才:ビジネスの王道』
『幕末三舟と西郷隆盛に学ぶ人間学』
『吉田松陰・毛利敬親 ~志とは何か~ 』
など、歴史に学ぶビジネスの要諦など、講演受付中です!

「立志」「仕事への使命感」「社会正義」など、ビジネスパーソンとしての根幹を強くするものです。

経営戦略策定・マーケティング戦略強化の実務指導、幹部研修・営業研修・ビジネススキル研修・新人研修など、貴社の競争力強化のご指導をいたします。
戦略製品開発・新商品開発・新規顧客開拓・新商流開発の支援なども、お気軽にお問い合わせください。

フェイスブックの「友達リクエスト」も、「いいね!」「シェア」もお願いいたします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
株式会社 ビジネススキル研究所ホームページ
[URL] 
http://www.biz-skill.jp
営業マインド強化合宿ホームページ
[URL] http://営業マインド.jp
 [鶴田 慎一 Facebook] 
https://www.facebook.com/tsuruta.shinichi
[営業マインド強化合宿公式 Facebook] https://www.facebook.com/bizskilljp

【 読売新聞に拙著の書評記事が出ました 】

読売新聞のO記者が、非常に的確に私の著作意図を記事にしてくださいました。
本日の山口版に掲載されましたので、是非拡大してお読みください。

読売新聞書評記事Screenshot_20190912-202413

武田信玄の戦略・戦術を記した軍学書である「甲陽軍鑑」に「武士道」が登場して以来、江戸時代に山鹿素行が武士の存在価値を突き詰め、武士は身分制度ではなく封建社会全体への責任を負う立場であると定義しました。
山鹿素行は、幕府への絶対的忠誠の義務を示した「朱子学」より、武士階級の倫理を天から与えられた倫理だとして「天倫」を訴えましたが、幕府の「朱子学」を批判したため播磨国赤穂藩へお預けの身となり、そこで赤穂藩士の「山鹿流軍学」の教育を行ったのです。

江戸城松之大廊下において、浅野内匠頭長矩は吉良上野介に対して刃傷事件を起こして即日切腹。
赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助も山鹿素行の門弟であり、赤穂浪士四十七士が吉良邸に討ち入って主君の仇を討った「忠臣蔵」が人形浄瑠璃や歌舞伎の演目として大ヒット。
興行の客足が落ちたら、必ず「忠臣蔵」をやったというほどの人気ぶりです。
これによって、山鹿流は「実戦的軍学」という評判が立ったのです。


その後、「山鹿流軍学」は弱冠九歳で長州藩校明倫館教授を務めた吉田寅次郎(松陰)はじめ、多くの武士に学ばれていきます。
松陰は山鹿流に止まらず中国古典や陽明学など数千冊の書に学び、幕末武士道の思想を纏めていったのです。
松陰の刑死後、明治時代になって山岡鉄舟などによって、武士道精神は日本人の道徳としての規範となっていきます。
明治32年に、新渡戸稲造がアメリカのフィラデルフィアで英文で著した【BUSHIDO: The Soul of JAPAN】(武士道:日本の魂)が世界中で翻訳・出版されて、日本人の精神性は世界に認知されたのです。

稀代の名君:毛利慶親に支えられ、村田清風・葉山左内・佐久間象山などの多くの師と、多くの書から思想の確立をしていった吉田松陰(寅次郎)の物語を、日本人の精神性を学び直すためにも読んでいただきたいと願っております。
ペリー来航によって保身のために迷走する徳川幕府と、新技術や新しいビジネスモデルなどの出現や戦略ミス・不正行為などによって屋台骨にひびが入る企業とは似ています。
是非とも行間に込めた私の想いを読み取っていただき、不正や偽装や不祥事のない企業体質を創るための一助としていただければ幸いです。



拙著『師・寅次郎と主君・慶親』~幕末を疾走した男と維新を果たした名君~(日本橋出版 星雲社発売)、バックナンバーに【あらすじ】もアップしていますので、是非ご参照の上お読みいただければ幸いです。
また、Facebookの書籍画像の「シェア」も是非とも宜しくお願いします。


#吉田松陰 #毛利敬親 #長州藩
2019.9.13.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝


【講演テーマ (例)】
『幕末・明治武士道列伝に学ぶ現代人のビジネス』
『武士道精神・士魂商才:ビジネスの王道』
『幕末三舟と西郷隆盛に学ぶ人間学』
『吉田松陰・毛利敬親 ~志とは何か~ 』
など、歴史に学ぶビジネスの要諦など、講演受付中です!

「立志」「仕事への使命感」「社会正義」など、ビジネスパーソンとしての根幹を強くするものです。

経営戦略策定・マーケティング戦略強化の実務指導、幹部研修・営業研修・ビジネススキル研修・新人研修など、貴社の競争力強化のご指導をいたします。
戦略製品開発・新商品開発・新規顧客開拓・新商流開発の支援なども、お気軽にお問い合わせください。

フェイスブックの「友達リクエスト」も、「いいね!」「シェア」もお願いいたします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
株式会社 ビジネススキル研究所ホームページ
[URL] 
http://www.biz-skill.jp
営業マインド強化合宿ホームページ
[URL] http://営業マインド.jp
 [鶴田 慎一 Facebook] 
https://www.facebook.com/tsuruta.shinichi
[営業マインド強化合宿公式 Facebook] https://www.facebook.com/bizskilljp

タグクラウド
QRコード
QRコード
記事検索
  • ライブドアブログ