日大アメフト部の悪質な反則で、関学大QBを負傷させた問題が世間を騒がせています。
今日、加害者である日大DL宮川泰介選手(20)が都内で会見を開き、悪質プレーの背景に、19日付で辞任届が受理された内田正人前監督とコーチの指示があったことを明言しました。
まだ20歳の宮川選手が潔く、「顔を出さない謝罪はないと会見を決意した」「反則行為の指示があったことを明らかにするのが会見の趣旨」だとして、会見に臨みました。
宮川選手は大学世界選手権大会の選抜メンバーになるほどの有望な選手ですが、試合の何日も前から実戦練習のメンバーから外されたり、内田前監督から「日本代表に行っちゃダメ」と大学世界選手権大会の辞退を指示され、監督に理由を聞くことすらできなかったといいます。
「関学大QBを潰しておけば、秋の大会が有利になる」などと、スポーツマンシップとはかけ離れた指示を実行させるために、理不尽な指示とプレッシャーを与え続けて、宮川選手を思考停止に陥らせていたようです。
巷では、「明らかに暴力による傷害事件だ」とか「選手と指導者による犯罪だ」とか「加害者が被害者だった」などと諸説紛々ですが、宮川選手の会見を聞いていて、これは「洗脳」であるとしか言いようがないものです。
洗脳は人類のあらゆる歴史の中で繰り返されてきましたが、自らの手を汚さずに悪事を行う最も卑劣な手段です。
スポーツではフェアプレイが指導の根底になくてはならないし、社会生活やビジネスでは法令順守が根幹です。
内田氏は、監督は辞めたけど日大常務理事という人事権を握る立場は放したくないようです。
大学世界選手権大会の選抜メンバーになるほどの宮川選手が、「もう自分にはアメフトをやる資格がない」と自戒しているのとは対照的です。
こんなことが二度と繰り返さないように、日大アメフト部は監督・コーチの総退陣をすべきです。
企業に於いても他山の石です。
上に立つ者には、徹底的に「社会正義という価値観」によって社員を統率すべきなのです。
二宮尊徳曰く、「道徳なき経済は罪悪である。経済なき道徳は寝言である。」
「間違ったことをやってでも儲けを追求すれば、必ず罪を犯す」し、反面、「しっかりと成果を出していくこともできずに、道徳だ道徳だと言っていては会社はもたない。寝言でモラルを語っているようなもの。」
実に矛盾も感じる言葉ですが、両立させることに苦しみながらも、フェアプレイで成果を追求する姿勢を失っては、いつか成果至上主義の副作用で破滅となるのです。
限りなく犯罪行為の教唆を行った『指導者のアンフェアプレイ』によって、前途ある若者が大けがを負わされ、けがを負わせた若者も競技人生を失うという悲劇を引き起こしました。
日大アメフト部のみならず日大全体として、卑怯な言い逃れをせずに正義ある幕引きを望みたいところです。
2018.5.22.
株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一 拝
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