ビジネススキル研究所公式ブログ

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2017年01月

【Adulting「責任ある大人らしい行動」】

世界は、間もなくとなったトランプ大統領就任式に耳目が集まるところですが、就任演説の内容と即座に出されると思われる「大統領令」の内容がどんなものなのかによっては、世界の経済・景気の動向を左右するものであります。
様々な変化に対して、企業の環境適応力や環境適応力・進化創造力が問われるものです。
「破壊的戦略商品」創りへの熱望は、絶やしてはならないビジネス魂だと思います。


今朝の日経新聞で、いくつか興味深い記事があったのですが、その一つを挙げますと、『ご長寿に理由あり』というコラム。
訪日客を取り込む「12の神薬」というものがあると。
中国の口コミサイトで「日本に行ったら買うべき」という爆買い対象の大衆薬で、「龍角散」「熱さまシート」「サロンパス」が例示されていました。
コラムは、特に「サロンパス」にターゲティングされていましたが、江戸時代から伝わる「万金膏」という貼り薬が前身だそうです。

83年前に、久光製薬から売り出された「サロンパス」は、商品改良を重ねて、今では14種類のラインナップになっています。

今でも「サロンパス」の売上は、過去最高を更新し続けていると言いますから、顧客ニーズに寄り添い改善活動を続ける企業と社員の力を感じます。
正に「ご長寿商品」ですね。

今後、中国人の爆買いも徐々に減っていき、特にリピーターは買い物より「体験」や「文化」を求めていきます。
一時は旅行客が高級家電などを買って、大変そうにバスに運ぶ姿をよく見かけましたが、今では日本製家電はネットで買えば済む話。
どんな商品やサービスも現状に胡坐(あぐら)をかかずに、「ニーズ対応」と「ウオンツ開発」に努力をしていき、「成熟期」のものを「成長期」に引き戻していく企業努力が肝要であると思います。



ところで前回、昨年のイギリスの「Word of The Year」の【POST-TRUTH 「ポスト真実」の時代】について書きましたが、もう一つのノミネート・ワードである【Adulting「責任ある大人らしい行動」】についても触れたいと思います。
「ADULT」(大人)という名詞に「ing」をつけて、新しい動詞を生み出したのですが、この言葉がオックスフォードの辞典に載るということは、「大人がやるべきこと」「大人が取るべき責任」「大人が果たすべき義務」をしっかり遂行できない大人が増えたということの裏返しではないでしょうか。

社会においても、組織内においても、ピーターパン・シンドローム(大人になれない症候群)が増えているということは、色々な企業から事例が耳に入ってきますが後述します。
ピーターパン・シンドロームとは、アメリカの心理学者ダン・カイリーが『ピーターパン症候群』(Peter Pan Syndrome)で著した「パーソナリティ障害」のことです。
パーソナリティは、心理学において「人格」を指しますが、「モノの見方」「反応の仕方」「考え方」「人との関わり方」「振る舞い方」などのその人らしさを形成している持続的なパターン。
厳密には、それによって「著しい苦痛」や「機能の障害」がある場合に、「パーソナリティ障害」となります。

ピーターパン・シンドロームは成人していても精神的に大人にならない男性を指す言葉ですが、軽度であれば、誰にでも多少は存在する問題であろうと思います。
「大人になれない」「大人になりたくない」「成長する事を拒む」男性、つまり男性に表れる特徴なのです。
言動が「子供っぽい」というのが代表的な特徴で、精神的・社会的・性的な部分で問題を起こし易いと言われます。
「ピーターパン」は人間的に未熟で、「ナルシスト」「自己中心的」「無責任」「反抗的」「依存的」「感情的」「ズルい」という水準に停滞してしまう大人。

つまり、価値観が「大人」でないから、「世間一般の常識」や「法律」「ルール」を守れず、社会に適応できず現実逃避をして「孤立」に陥ることも多いと言います。
「過保護」「マザコン」「苛め」「虐待」「ストレス」「束縛感」「孤立感」「劣等感」から症状が生まれるという説もあります。
「自己中心的」で「一般常識」や「ルール」を守れないから、そんな未熟な自分を許して、一部の特殊な趣向を持つ仲間や好き勝手なことに「人生の比重」を掛けてしまうことも多いのでしょう。


「中途採用で合格しても会社に来ない人」や、「一日だけ出勤して、何の連絡もなく来なくなる人」、自分の歓迎会に出席する際、「これは業務命令ですね。何時間の残業ですか?手当は出ますよね。」と上司に言ってのける新卒社員も。
また、歓迎会の鍋料理で、「僕は他人の箸の入った鍋は食べられません!」と言って、最初に自分の食べる分をテンコ盛りに確保してしまうという例もあります。

上司が、「お客様の接待も教えていかなきゃ。」と酒席に同伴させたら、お客様のグラスにビールを注ぐどころか、いきなりお店の人に「僕は飲みたくないので、ご飯の大をください!」と、、、。
お客様が、「まぁ君も一杯位はいけるんだろう。」と新人君のグラスにビールを注ごうとすると、グラスに手で蓋をして「僕、今日は飲みませんから。」と言い、上司は「心臓が止まるかと思った。」と私に訴えていました。

「パーソナリティ障害」の治癒については、医者に委ねるしかないでしょうが、軽度なピーターパンには『価値観共育』しかないでしょう。
否、ピーターパンでなくとも『価値観共育』こそが大事です。
『価値観』を磨くには、本人が【Adulting「大人的」】な話に共感・共鳴するしかないのです。
知識や事務的なスキルは「教えて育てる」≪教育≫でいいでしょうが、『価値観』は「共に育つというスタンス」の≪共育≫で共感・共鳴を得ていくことが重要なのです。

今年の「営業マインド強化合宿」は、3月コース 3月7日(火)~9日(木)からスタートです。
Adulting価値観に共感・共鳴・納得して、実践力を磨いていく内容にこだわり続けて、多くの企業人に賛同されてきましたので、是非とも社員の皆さんに受講のチャンスを与えてあげてください。
「営業」という冠が付いていますが、過去の参加者の3割以上が営業部門以外の方です。
受講前には、「何で工場長の俺がこんな研修を受けなきゃいけないんだ!」とふて腐れていた人も、半日も経たずに「社長から強く<行け>と言われた訳が解った!」というのは、よくあることです。
Adulting価値観・実践力を磨いていくための、グッド・プラクティスを体験させてあげてください。



【 営業マインド強化合宿(2泊3日合宿研修) 】 http://営業マインド.jp/
「お役立ち精神」満載の研修で、ビジネス人生を楽しみながら、成果を出していけるビジネススキルを体得していただきます。
社会やクライアントに向けて、「商品や技術・サービスを売る」ということの根底の価値観を共有して、卓越した営業力・説得力を磨き上げて頂きますので、是非ご派遣・ご見学をお待ちしております。

名ばかりの「顧客第一主義」を看板に掲げていても、一流の『ビジョナリー・マネジメント』を行うことはできませんし、企業の文化は形成されていきません。
その一番大事なところを共通認識として、正義を守りながら逞しく稼ぐという「思想」「価値観」「考働指針」「具体策」を持ち帰っていただくために、是非ともご活用ください。

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<2017年>
3月コース 3月7日(火)~9日(木) ルートイン東京東陽町
5月コース 5月12日(金)~14日(日) ルートイン東京五反田(日程・会場変更)
7月コース 7月21日(金)~23日(日) ルートイン東京五反田(会場変更)
9月コース 9月15日(金)~17日(日) ルートイン東京五反田(会場変更)
11月コース 11月17日(金)~19日(日) ルートイン東京五反田(会場変更)
まずはお電話でお問合せください!


2017.1.19.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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【POST-TRUTH 「ポスト真実」の時代】

新年明けましておめでとうございます
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

【営業マインド強化合宿(2泊3日合宿研修)】は、3月コース 3月7日(火)~ 9日(木)ホテル・ルートイン東京東陽町で開催です。
是非ともご派遣のほど、お願いいたします。
また、5月コース以降は、会場をホテル・ルートイン五反田に会場変更いたしますので、宜しくお願いいたします。
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まず本年の最初は、「言葉」「流行語」の「社会的影響」についてです。
毎年次々と「新語」「流行語」が生まれますが、昨年の日本の新語・流行語大賞は、「神ってる」でした。
25年ぶりのプロ野球セントラルリーグ優勝を果たした広島東洋カープの緒方監督が、鈴木誠也外野手の神がかった活躍を称えた一語です。
他にも「ポケモンGO」(■【『「ポケモンGO」は、ファッズかトレンドか』】 (2016/08/31)の書き込みをご参照ください)や、豊洲新市場の「盛り土」、「トランプ現象」「PPAP」などがノミネートされました。


「言葉」はいつの時代も世相を反映しているもので、偶然の産物もありますし、狙い撃ちの如く意図的に誕生させる「言葉」もあります。
「流行」というのは、「新しさ」や「差別化」「差異化」に乗っからなければ不安を感じるという大衆心理によって生まれているという側面もあります。

「流行」と「プロダクト・ライフサイクル」(以下、P.L.C.)とはよく似ていて、
≪潜在期≫:P.L.C.では、新規事業や新製品・新技術などの「研究開発期」
≪発生期≫:P.L.C.では、試行過程を経てからの「市場導入期」で、「新しいモノやコト」の存在が人々に知られはじめ、最初に飛びつくのが「イノベーター」
≪成長期≫:P.L.C.では、「市場成長期」であり、「新しいモノやコト」の存在に同調する人々の数が一気に増加して、普及率が拡大していく時期
≪成熟期≫:P.L.C.でも「市場成熟期」で、普及は天井を打ち、伸びは鈍化していく時期で、出遅れた大衆によって市場の横ばいが支えられます
≪衰退期≫:P.L.C.でも「衰退期」で、末期採用者以上に採用をやめる人の数が増えていき、「新しいモノやコト」は「古きモノやコト」になり、モノによってはジリジリと、モノによっては一気に衰退してしまう時期
≪消滅期≫:誰からも相手にされなくなって、消えてしまう時期


つまり、「死語」となる言葉も多く、
昔「アベック」⇒今は≪カップル≫
昔「乳母車」⇒今は≪ベビーカー≫
昔「パーマ屋」⇒今は≪美容室≫
などが上位で、他にもたくさんあります。
私、たまに使ってしまうかも、、、心当たりのある方は、私とご同輩ですね。

ところで、ウチの事務所のすぐ近くの外神田には、何と「メイドヘアサロン」なるものも誕生していました。
ネットを見てみると、「旦那様、お嬢様のご帰宅をお待ちしております!」というフレーズが、、、オジサンはついていけない、、。
ま、メイドはまだ健在ということでしょうか。



さて、タイトルの『POST-TRUTH 「ポスト真実」の時代』ですが、イギリスの流行語は、「オックスフォード大学出版局」の辞典部門が毎年11月に「Word of The Year」を発表しています。
昨年は『POST-TRUTH』(ポスト真実)だったのです。
『POST』は「〜の後」、『TRUTH』は「真実」を意味しますが、「客観的な事実が重視されず、感情的な訴えが政治的に影響を与える状況」とのことです。
巷には人の数だけ「事実」が存在しますが、「事実」を「真実」と思い込んでしまうと、感情に流される社会が形成され、政治も経済も不安定な時代になります。

2016年の代表的『POST-TRUTH』の事象は、「イギリスのEU離脱」に始まり、そして11月の「アメリカ大統領選のドナルド・トランプ氏勝利」。
イギリス人のみならず、世界が「感情的ファクターが政治的に大きな影響を与える」ということを強く感じた出来事でした。
希望を失いかけている市民が、「真実」を見ることをやめて、「事実」にも「時代遅れ」と言い、自分の「感情」を重要視して、世の中を痛烈に批判するヤケクソ的な政治ファクターを感じます。

それもまた「事実」ではありますが、その後に出現する「真実」に愕然としなければいいのですが、、、。
断言を繰り返し、事実に基づく意見・反論を無視して、事実が歪められていくことが、インターネット・SNSによって急激に拡散するという今日的な課題が生まれています。
心眼を見開いて、時代を見ていく必要があります。



【 営業マインド強化合宿(2泊3日合宿研修) 】 http://営業マインド.jp/
「お役立ち精神」満載の研修で、ビジネス人生を楽しみながら、成果を出していけるビジネススキルを体得していただきます。
社会やクライアントに向けて、「商品や技術・サービスを売る」ということの根底の価値観を共有して、卓越した営業力・説得力を磨き上げて頂きますので、是非ご派遣・ご見学をお待ちしております。

名ばかりの「顧客第一主義」を看板に掲げていても、一流の『ビジョナリー・マネジメント』を行うことはできませんし、企業の文化は形成されていきません。
その一番大事なところを共通認識として、正義を守りながら逞しく稼ぐという「思想」「価値観」「考働指針」「具体策」を持ち帰っていただくために、是非ともご活用ください。


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<2017年>
3月コース 3月7日(火)~ 9日(木) ルートイン東陽町
5月コース 5月12日(金)~14日(日) ルートイン五反田(日程・会場変更)
7月コース 7月21日(金)~23日(日) ルートイン五反田(会場変更)
9月コース 9月15日(金)~17日(日) ルートイン五反田(会場変更)
11月コース 11月17日(金)~19日(日) ルートイン五反田(会場変更)
まずはお電話でお問合せください!


2017.1.6.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
経営戦略策定・マーケティング戦略強化の実務指導、幹部研修・営業研修・ビジネススキル研修・新人研修など、貴社の競争力強化のご指導をいたします。
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