「笑点」第5代目司会者から落語家の桂歌丸師匠が、4月30日の会見で「体力の限界です」と言い、ついに退任しました。
1966年5月から始まった「笑点」ですから、私が小学校低学年の頃には歌丸師匠は大喜利のメンバーとして活躍していたわけで、51年間のレギュラー出演と2006年から司会を務めた「笑点」の顔。
半世紀に亘って続けるということは、並大抵のことではないと思います。
歌丸師匠の高座を観に行きたくなってきました。

私は日曜日の夕方、仕事の予定がなければ「笑点」の大喜利を見るのを楽しみにしています。
出演者たちの話芸や小気味の良い掛け合い、タイミングやリズムは、ジャンル違えど私のように人前で話をする仕事にはとても参考になります。
移動中の飛行機の中や新幹線の中でも、よく落語や講談などを聞きますが、やはり日本の話芸というのは凄いし面白いものです。
今は亡き名人たちの話芸のCDを買い込もうかと、真剣に考えているところです。



そう言えば、昨年80歳で亡くなられた講談師の六代目宝井馬琴(たからいばきん)師匠のことを思い出しました。
真打に昇進してからは、四代目琴鶴(きんかく)に改名し、その後講談師の名跡である宝井馬琴を襲名。
講談協会会長を務め、99年に紫綬褒章、08年に旭日小綬章を受章された講談界の名人の一人です。

よく講演などをお願いしたご縁で、たまに電話をいただいて、「馬琴です。鶴田さん、事務所にいるの?お茶菓子持って、遊びに行くねー。」(電話は事務所に掛かってきたのですから、確かにいるのですが、、)などと、とても気さくな方でした。

その時に、「馬琴になる前はサー、琴鶴だったじゃない!?講演の時に、司会者の人が<皆様それではご登壇いただきます。宝井琴鶴氏です。どうぞ大きな拍手でお迎えください!>ってサー。」
「字面で言えば、たからいきんかくし。<きんかくし>って、和式便器なんだよなー。真面目に言われると、かえって可笑しくってねー。」と大笑いしていました。
金隠し(きんかくし)とは、文字通り「キンタ○(睾○)を隠すもので、和式大便器にある前方に設けた遮蔽物のことですから、期せずして出てしまったオチは面白いものですね。


話を「笑点」に戻すと、皆さんご存知の通り、新体制になった途端に三遊亭円楽さんが不倫報道を受けて釈明会見。
「座布団10枚!」とか「笑点より面白い」と報じられるほどの、フライデーの報道をオチに変換してしまうような見事な会見(?!)。
私も何度かお会いしたことがありますが、とても頭がよく、とてもセンシティブな方です。
66歳、WHOの規定では既に高齢者ですから、超高齢社会に一石を投じた感もありますが、、、。



世間では、他にもスキャンダルが続出ですが、本日のトップニュースは舛添要一都知事の辞任でしょう。
予期しなかった方の方が少ないということでしょうが、次の知事選挙は本当に有権者のレベルが問われるものになるでしょう。
特に、新たに有権者となる18歳・19歳の若者たちは、この機会に「選挙とは」「被選挙権とは」ということを学んでほしいと思います。

残念ながら、ここ数回の都知事選は「消去法」によって決まった感があります。
日本の首都を託すことのできる、高邁な思想と実行力を持つ人物の登場を待ちわびるところです。


日本人の1割の人が住む東京都の人口は約1300万人ですから、ギリシャ1200万人、ベルギー1100万人、ポルトガル1100万人、スウェーデン1000万人、スイス800万人、香港700万人、デンマーク600万人、ノルウェー500万人と比較してみると一目瞭然で、東京は独立国並みの世界都市です。

経済規模で見ても予算は12兆円を超え、ドル換算でスウェーデンの国家予算と同じ規模で、しかも一般会計のプライマリーバランスは10年以上プラスを維持という健全経営。(地方のように地方交付税を当てにせず、金の苦労をしないから、不健全な首長や役人が出てきてしまうという逆説もあり得ると思いますが、、)

都内総生産(名目GDPドル換算)1兆1687億ドルで、都の資料によると、主要国比較でもメキシコや韓国の経済規模を上回る世界第14位。

内閣府の資料では、我が国の一人当たりGDPは、「名目GDPは2012年には4万6537ドルで、OECD加盟国の中で第10位」です。

しかし、東京都の都内総生産は、約8万9000ドルでルクセンブルク(11万4000ドル)、ノルウェー(9万9000ドル)に続く世界第3位に相当します。
念の為繰り返しますが、比較対象は「国家」なのです。

直接選挙で選出される東京都知事は、一国の大統領並の権力を手にするわけですから、「高邁な価値観・精神」を持つ人物の登場を願います。

古典の『戦国策』(せんごくさく)に由来する「滅私奉公」。
死語となりつつあるかも知れないのですが、「滅私」は自身の利益や欲求を捨てること、「奉公」は公に奉仕すること。
「私利私欲」の対極です。
舛添さんを「最後の反面教師」として、「笑点」否、都政を担う人物の価値観に「焦点」を当てて選挙に臨むことを願うばかりです。



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2016.6.15.
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