今日の日本経済新聞朝刊が、トップ記事で「日産自動車は約2000億円を投じて三菱自動車の3割強の株式を取得する方向で最終調整に入った」と報じました。
三菱自動車が日産自動車の傘下に入って、「これで再建が進む」との期待から三菱自動車株への買いが膨らみ、ストップ高水準となる前日比80円高(16.2%)の575円まで株価を上げてきました。

ご存知の通り、2004年に2度目のリコール隠しで危機に陥ったにもかかわらず、今度は燃費性能試験のデータ改ざんという致命的不正が発覚。
ここ10年あまり三菱自動車の資本パートナー探しが続いていましたが、紆余曲折の挙句に、今回の事件で急転直下の日産自動車の傘下入りとなったのでしょう。
三菱自動車の創家である三菱重工業や、三菱商事、三菱東京UFJ銀行の「三菱御三家」も見放したという状況でしょうから、正に急転直下です。


しかし、日産自動車も三菱自動車支援に伴う財務負担は大きく、カルロス・ゴーンの「日産リバイバルプラン」が、「三菱リバイバルプラン」として再現されるのではないでしょうか。
そうなれば、取引先の大幅見直し、系列破壊や拠点合理化を断行するでしょうから、取引企業には戦慄が走っていると思います。
元請け企業が起こした不正で、一番先に貧乏くじを引かされるのは、下請け企業や出入り業者です。



このところ前述のような、成果をごまかしたり改ざんしたりという『目標管理』の歪みが多発していると感じます。
目標とする成果を上げながら、そのプロセスで部下を育成するというのが、『目標管理』における重要な経営管理能力です。
「理屈抜き」「手段を選ばず」「グレーゾーンも厭わず」、ただ結果だけを評価していては、無思想な「ノルマ管理」です。
これではいつか必ず、企業の存亡にかかわる事態を引き起こす最悪のマネジメント手法なのです。



以前にも書きましたが、「三流は私腹を肥やすこと」に腐心し、「二流は不正ギリギリでも儲けを極大化」させるものです。
今回の三菱自動車の場合も、少し前の杭の偽装事件も、ギリギリでも何でもなく、「バレなければセーフ」という「低俗な価値観の持ち主」によって引き起こされています。


「一流は、理念・ビジョンの理解と、そこに描かれている目標達成のための正義のアプローチを叩きこんだ人財を遺し、社会の公器である企業の価値観を守り通す」という、『ビジョナリー・マネジメント』をしっかりと展開しています。
「理念・ビジョンの提示・展開」、「目標達成のための正しいアプローチ」、「その実働部隊である部下への支援」、「プロセスと結果に対する公平・公正な評価」ができているのかということを、是非とも再確認ください。

偽りの「顧客第一主義」を看板に掲げていても、一流の『ビジョナリー・マネジメント』を行うことはできませんし、企業の文化は形成されていきません。
その一番大事なところを共通認識として、正義を守りながら逞しく稼ぐという「思想」「価値観」「考働指針」「具体策」を持ち帰っていただくために、
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2016.5.12.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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