ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2014年10月

【葉隠(はがくれ)】 『武士道とは死ぬことと見つけたり』の本当の訳

ん?!これは武士道とは些か違うが、とても面白い動画があります。

笑ってやって下さい。


「今やオープンカーで自動洗車機に入るのが主流。 cartown.jp

http://cartown.jp/lp01/


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命懸けの自動洗車機へのオープンカー突入。

ニヒルを装いながら、洗車機のジェット噴射にサングラスを飛ばされ、愛車と共に自らも洗い、何食わぬ顔で帰って行く男。

この男、知り合いだけに、余計面白すぎです。

ストレスフルな生活の中で、プッと吹き出す笑いの提供、見事です。

是非ご覧になって下さい。



さて、話は武士道。

10/14の新着お役立ち情報【蜩(ひぐらし)の記】『現代の武士道精神』に、主君に対する主人公の忠誠を書きましたが、佐賀藩鍋島家の山本常朝(やまもとじょうちょう)の人物像とダブります。

山本常朝の「武士道精神の教え」が、『葉隠』として残されています。

鍋島光茂(佐賀藩2代藩主)に仕えた山本常朝は、光茂の死後まだ42歳の若さで出家し、「つねとも」の名を「じょうちょう」と改めました。


それまでの通例では側近として仕えた者は、殿の後を追い切腹するところでしたが、「主君の死に追腹を切らせるのは、藩から有能な人財を失わせることになる」との光茂の追腹禁止令により殉死もならず。

常朝は藩に願い出て出家し、受戒・剃髮して佐賀城下の北10キロの山間の庵に隠棲していました。


それから10年後、常朝を慕い藩士田代陣基(つらもと)が尋ねてきました。

田代は同僚たちの裏切りに遭い、失意の中で罪を問われ、常朝の教えを乞うてから腹を切ろうと思っていました。

常朝はそれを思い止まらせて、田代に「武士道」を説き、田代にその内容を口述させ、「葉隠」全11巻の編集がなされました。



まともに書くと長い長い物語ですので、カットして本日の本論に進みますが、この「葉隠」に登場する有名なフレーズ、

『武士道とは死ぬことと見つけたり』

の本当の訳について考察してみたいと思います。

戦時中には、単純に「潔く死ぬことが武士道精神」だと悪用され、実際に特攻・玉砕・自決の時に使われた事実もありますが、この解釈は「葉隠」の悪用でしかないと思います。


田代は、

『どのような御無理の仰せつけをこうむろうとも、又は不運にして牢人・切腹を命ぜられたとしても、少しも主君を恨むことなく、一の御奉公と存じて、未来永劫に鍋島のことを第一に案じる心入をなすことは、御当家の侍の本意にして覚悟の初門』

『武士道とは死ぬことと見つけたり』

と、藩士としての覚悟を教えられます。


やはり「武士道精神」とは、「死と献身の絶対服従」なのか?!と思うところではありますが、続いて

『さて気にかなはざることは、いつ迄もいつ迄も訴訟すべし』

つまり、どうしても主君が間違っていると思うことは、自らの死をも恐れず、勇気をもって「諫言(かんげん)」せよ!

仮に殿を諌めるような耳障りなことでも、もっとしっかりと前向きに意見具申をしろ!ということでしょう。


『御国家を固め申すが大忠節』

とも続いています。

現代であれば、

「ただの社長にへつらうだけのイエスマンになっちゃダメだ!会社を守り、社員を守り、会社の存続・発展のために、本気で命を張って立ち向かった者だけが本当のリーダーシップを身につける!」

「忠誠とは、社長におべっかを使うことではなく、組織最適化のために一所懸命になることだ!」

と、職務上のミッションにとことんこだわることが、本物の忠誠=「大忠節」であると説いているのです。


仏教語に「不惜身命」(ふしゃくしんみょう)という言葉があるのはご存知でしょう。

「仏の道を究めるために、自らの身も顧みないで、命も惜しまないこと。」ですが、自分が大切に思うものに対して、自分の全てを投げ打って打ち込む。

忠誠を重んじる武士の社会において、主君への忠誠はお国(藩)のためにあり、それは日本国のためにあるという奥底の大忠節をわきまえて、自分の価値観の中枢に命を掛ける。


そこに道元禅師の「不惜身命なり、但惜(たんじゃく)身命なり」(身命を惜まざるなり、但身命を惜むなり)という言葉を重ねてみると、

「真に道を得るためには、自らの身も顧みないで、命も惜しまないで取り組め、しかし短慮な無駄死にをしてはならん。不惜身命のためには、徹底的に自らを愛し、命を大切にしなければならない。」


「但惜身命」と同義の「可惜(あたら)身命」も、「不惜身命」と表裏一体関係で、「命懸けで道を得るためには、命懸けで自らの命を守る」ということになるでしょう。

『武士道とは死ぬことと見つけたり』

とは、「武士道とは自らの死を恐れることもなく、大事に臨むことであり、その前の小事で犬死してはならない。」

ということでしょう。


「この会社のことも、製品や技術のことも、私は惚れ込んでいたんです。しかし、どうしても〇〇のことが我慢ならずに、、、職を辞します。」

という例も多いものです。

そのことが大事か小事かの見極めをしなければ、武士道を取り違えることもあるでしょう。

現代は、武士の時代でもなく、刃を向け合い命のやり取りをすることもない時代です。

だからこそ、余計に「BUSHIDO --- THE SOUL OF JAPAN」を噛みしめて、日本人の価値観というものを再確認したいものです。

「不惜身命」と「但惜身命」「可惜身命」、その表裏一体を体現できる様な生き方ができれば素敵です。


2014.10.29.

 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝

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【囚人のジレンマ】 これもまた『武士道』

ウチの事務所のすぐ近くにジャズライブのお店ができて、先日行ってみました。
「TN Swing・jazz」というお店で、入ってみるとナント本格的ビッグバンドの演奏。
体の奥にまで響いてくるJazzの演奏と、美味しいお酒をチビリチビリとやるのが何とも心地いい。
やはりライブはいいですね、これはもうリピーター確定。

演奏の後、お店のオーナーと少しお話して帰りました。
彼は都内のロジスティクス関係の会社のオーナーで、念願叶ってJazzのお店を出されたということでした。
話の中に事業と道楽の狭間を生きる男のロマンも見え隠れして、経済人の生き方としての憧憬も湧いてきました。


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先日来、ASKAのクスリの問題がニュースを賑わしていますが、相手の女性の陽性反応について、あれこれと取り沙汰されています。
彼女には司法取引などとは関係のないことでしょうが、何となく「囚人のジレンマ」が頭をよぎりました。

ご存知でしょうが、「囚人のジレンマ」はゲーム理論や行動経済学における概念の一つです。
同じ犯罪に関わった二人の囚人が、お互いに「協調する方が裏切り合うよりもよい結果」になることが分かっていても、お互いに「自分の利益を優先している状況下では、裏切りあってしまう」というようなジレンマ。
司法取引でのシナリオからきているので、「囚人のジレンマ」と言われているものです。

共犯の囚人A・Bに自白させるため、警官が出した条件は、
① もし2人ともが黙秘したら、2人とも懲役2年
② 1人だけが自白したら、その場で釈放してやるが、自白しなかった方は懲役10年
③ ただし、2人とも自白したら、2人とも懲役5年
2人の囚人は共犯者と協調して黙秘するべきか、それとも共犯者を裏切って自白すべきか、というのが問題です。
2人は別室に隔離されていて、話し合うことも相手を脅すこともできないし、示し合わせて黙秘することもできない。
まあ、ジレンマの挙句に、2人とも「裏切り」を選択して、自分だけ得をしようとして、共に懲役5年を食らうってことでしょう。

囚人でなくとも「相手の判断を自分の都合のいいように解釈して、結局は損な選択をしてしまう」というのは、人間としてありがちなことでしょう。
ジレンマに打ち勝つには、「最適の判断」を共有する共犯者との巡り合わせが必要?!
「価値観」に裏打ちされた「覚悟ある共犯者」となると、映画のシナリオにでも使えそうですが、、。

本当の最適は、「囚人のジレンマ」とは無縁な「真っ当な生き方」をすることです。
いつも損得を天秤に乗せて生きていると、囚人でなくとも、「囚人のジレンマ」に陥り、結果的にとても後悔するような生き方の選択をしてしまうのです。


シャブや危険ドラッグが蔓延していますが、大事になってから「囚人のジレンマ」に陥るのではなく、「ジレンマ」に対する「正しい判断」を「価値観」の中に刷り込まなければなりません。
「ならぬものはならぬ」ということを、墨守するのもまた「武士道」。
そのためには、「価値観」の中に「正義」が刷り込まれていなければならないのです。


2014.10.22.
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【蜩(ひぐらし)の記】『現代の武士道精神』

先日、ちょうど近くで打ち合わせがあったので、久々に東京タワーに行きました。
夕方、日暮前と暮れはじめてからのショット、なかなかノスタルジック。

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ところで、2週連続で日本列島を襲ってきた台風18・19号。
台風19号のお蔭で、予定されていたセミナーが12月に延期となってしまい、今日はがっかりです。
ホテルや新幹線のキャンセルなどの面倒さ(ウチのスタッフが)、不可抗力ながら日程の穴が何より痛いですね。
確定スケジュールが入っている場合は、後で入った依頼は断らざるを得ないので、台風や大雪などに遭うと、スケジュールがダブル・パンチやトリプル・パンチを喰らうこともあります。



先日来書いていますが、隙間時間を見つけてはせっせと映画を観に行っています。
先日は、「蜩(ひぐらし)の記」を観賞しました。
テレビCMでは、夫婦の愛の物語のように宣伝されていましたが、原作の意図はもっと江戸時代の「武士道精神」の覚悟と潔さ、そして悲哀を込めていたような気がします。
あくまで時代が、江戸時代であるという認識のもとに観なければ、ストーリーの奥に描かれている「武士道の本質」には辿り着けないと思います。


さて、簡単なあらすじはと言うと、
檀野庄三郎(岡田准一)は、城内で友人との間で刃傷騒ぎを起こし、家老の中根兵右衛門から僻村にいる戸田秋谷(役所広司)の監視を命じられ、見返りに切腹を免れました。
戸田秋谷(役所広司)は、7年前に起きた藩主の側室襲撃事件の折りに、側室を護ったことが返って側室との不義密通の罪を問われることに。

戸田秋谷は、「家譜の編纂」(藩の歴史編纂)と「10年後の切腹を命じられ、向山村に幽閉されていました。
戸田秋谷は日記に「蜩ノ記」というタイトルをつけ、日々の出来事や思いを記していました。

そこで、檀野庄三郎は幽閉中の秋谷の監視を命じられるのですが、秋谷の武士としての覚悟や潔さに魅かれていきます。
秋谷の切腹の期日まで、寝食を共にしながら、家譜の編纂を手伝っていきます。
誠実な秋谷の人柄に敬愛の念を抱き、檀野は秋谷の無実を確信するようになります。



そして檀野は、秋谷が切腹を命じられる原因となった側室襲撃事件の裏にある重大な疑惑に気が付くのです。
しかし、ついに切腹の日がやってくる、、、。
いわれなき罪を一身に受け止めて、十年後に腹を切るという裁きを受け入れ、清々しい顔で家族に別れを告げて、切腹の場に向かうシーンが余韻を残します。
なかなか観る価値ありのいい映画でした。

映画では、「藩の存亡の危機に、自分の命を投げ打ってでも、藩を守る」という忠誠心が淡々と描かれています。
忠誠心(ロイヤリティ)は、「主君や国家に対し忠実に仕える心」です。
本心で、命に代えて組織を守るという「価値観」、自分にとって組織を守ることが「何より大切なこと」として確立していなければ、自分の命を賭すことはできないでしょう。


企業組織の中でも、ロイヤリティのレベル差は様々です。
現代社会では、自分の命より会社のことを大切に思う人は滅多にいないでしょう。
ロイヤリティを高めるための教育や、慣習的な手法やルールによって縛ることもあります。
しかし、ロイヤリティは外圧で身についたり、高まったりするものではありません。


命を捨てるまでのことは論外としても、会社や仕事が「そこまで好きになる」「そんなに大切になる」という、「本当の心」が形成されるだけの「裏付け」が必要です。
つまり、全ては本人次第、セルフ・モチベートができるか否かに係っているのでしょう。
多角的にお考えいただくためにも、シリーズで『現代の武士道精神』を書こうかなと、画策中です。


2014.10.14.
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【誠実にして、はじめて禍(わざわい)を福に変えることができる。術策は役に立たない。】『「二宮尊徳 名言」』vol.3

先日、床屋さんに行くついでに、予約時間の前に映画を観てから行こうと考えて、観たいと思っていた「猿の惑星」に!

映画を観てから、すぐに移動して、床屋さんの予約時間にオンタイムで到着。

我ながらとても有効な時間の使い方ができたと、ご満悦でしたが、床屋さんで、

「どんな映画を観たんですかー?」

と聞かれ、

「猿のはクセー!なんちゃって!」

と答えたら、ギャグが通じなくて、少々がっかり。


さて、話は「猿の惑星」に戻りますが、物語はこのシリーズの一貫性である「猿と人間の確執」のストーリーから、現代社会を風刺しています。

物語では、猿社会も人間社会も、リーダーは平和的棲み分けを考えていたのですが、どちらの社会も権謀術数に長けた者によって全体がミスリードされていき、悲惨な戦いに引きずり込まれていくというものでした。



「権謀術数に長けた者」とは、社会・組織・企業などで集団を利己的な方向へ導こうする輩です。

猿社会にも、人間社会にも、自分の地位や評価を高めるためにリーダーの

「権」--権力を奪うために、

「謀」--謀略を巡らせ、

「術」--暗殺などの卑怯な技法を使ってでも、

「数」--計算高く生きるという、

組織にとって内なる敵がいるものです。

何かと利己的な人が増えている現代社会を、強く批判するものと感じ取れました。

なかなか観る価値ありの映画ですので、ご覧になってみてください!



そこで、二宮尊徳の遺訓。

『誠実にして、はじめて禍(わざわい)を福に変えることができる。術策は役に立たない。』であります。

これこそ「価値観」の大切さを心に響かせてくれるものです。

とにかく前述のような「権謀術数に長けた者」は、歪んだ価値観を通すために小利口な策士として「禍」を「より大きな禍」にしてしまいます。

誠実であるという当たり前の正しい価値観をどこかに置き忘れた、利己的で卑怯な生き方をしないように、自らを戒めておかなければ、「禍を転じて福となす」という建設的な人生は創れないのです。


2014.10..

 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝

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