ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2014年09月

【キュウリを植えれば、キュウリと別のものが収穫できると思うな。人は自分の植えたものを収穫するのである。】『「二宮尊徳 名言」』vol.2

私の場合は「食欲の秋」ではなく、オールシーズン食欲あり過ぎで、抑制が大変なのですが、このところ食した物で激ウマが連発です。

先週食べた長野産の松茸、焼マツタケも土瓶蒸しも、流石は国内本場モノ。

あの香りは国内産ならではです。


ここからは千葉産シリーズですが、まずは「佐原の梨」。

とっても大きくて、へそから蜜が溢れそうで、ずっしり重くて瑞々しくて、見事な梨。

フォークを刺しただけで溢れ出してくる芳香な果汁、一口噛んだ時の「シャキッ」という音、瞬時に口いっぱいに広がる上品な甘み、激ウマ・激甘でした。



そして、「茹で落花生」。

食べ始めるともう止まらない!

カロリーを気にしていたのは序盤だけで、親指と人差し指の間に挟んで、パキっと割って、あの「茹で落花生」独特の食感と、最高峰の塩の旨味も楽しむ。


千葉の友人のⅠ君から、毎年収穫した落花生をいただくのですが、今年は収穫したての落花生を友人のUさんが、やはり友人のBさんが売っているパタゴニアソルトをふんだんに入れて、茹で上げてくれました。

「こりゃ旨い!」と言って食べるのが私の担当ですから、いい役回り!

諸説あるのでしょうが、パタゴニアソルトは減塩しなくても良いそうな。

茶豆もだだ茶豆も、とにかく茹でた後の一振りで旨味が激増。



そして、出張の帰りに買ってきた「産みたての地鶏の卵」、本当は烏骨鶏の卵を買いに行ったのですが、その日は2個しか産まなかったそうで、予約分にも足りなかったそうです。

お店で、「あら、2個しか産まなかったの?!残念だなー、2個入り卵かけご飯が食べたかったんだよなー。」と残念がるも、致し方なし。

烏骨鶏の卵1個で、スーパーで売っている卵が何パックか買えるのですから、やはり大変希少価値です。

しかし、「産みたての地鶏の卵」も侮るなかれ、早速食べた卵かけご飯も激ウマだったので、充分納得でした。


さて、いつまでも食いしん坊ネタを書いているとキリがないので、二宮尊徳の名言。(食べ物での例えだったので、食べ物ネタを前フリにしたのですが、どこまでも続いてしまいそうな、、)

『キュウリを植えれば、キュウリと別のものが収穫できると思うな。人は自分の植えたものを収穫するのである。』

人は欲深いもので、ちょっと努力したらあれもこれも手に入れたくなりますし、手に入るような幻想を抱くこともしばしば。


自分がやっただけの努力と、打っただけの具体策の結果を手にするのです。

ですから、「どんな手をどんな水準で努力するのか」が、「自分の植えたもの」と表現しているのだと思います。

良い種を撒き、しっかりとタイミングよく水やりをし、適度な肥料を与えて、愛をもって育てる。

良い花を咲かせ、良い実が実り、感謝と喜びをもって収穫する。



正に仕事もそうですね。

成果へとことんこだわって、重要課題に集中して、努力すべきタイミングを外さないで、自分が尽くした最善の努力の結果を得るのです。

良い種を撒き、良い花を咲かせ、良い実を収穫しましょう。


2014..30.

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【道徳なき経済は罪悪である。経済なき道徳は寝言である。】『「二宮尊徳 名言vol.1」』

この「新着お役立ち情報」も随分書き続けてきましたが、だんだん一回の文章量が増えてきた感があります。

これからは一回当たりの原稿量を抑えて、vol.1~vol.3という形で数日おきにリリースをしようかと考えていますので、是非とも時々HPを覗きにいらしてください。


さて本日は、【道徳なき経済は罪悪である。経済なき道徳は寝言である。】『「二宮尊徳 名言vol.1」』。

後日、【キュウリを植えれば、キュウリと別のものが収穫できると思うな。人は自分の植えたものを収穫するのである。】『「二宮尊徳 名言vol.2」』

【誠実にして、はじめて禍(わざわい)を福に変えることができる。術策は役に立たない。】『「二宮尊徳 名言vol.3」』をリリースしてまいりますので、是非ともご活用ください。



『道徳なき経済は罪悪である。』

ここでは、経済の語彙を本来の「仏教の経世済民(人を救い、世の中を治める)」というものから、「企業活動で収益を上げる活動」として考えましょう。

企業が業績を伸ばし、利益を上げていく努力をするのは当たり前のことです。

ところが、ただの儲け主義で、「道徳」「モラル」は知ったことではないという会社もあります。

結果的に活動から生み出すものは、社会や顧客への罪悪で、仮に逮捕や処分などを免れたとしても、犯した罪は巡り巡って自分に返ってくるものです。

どんなに厳しく大変な経営環境であっても、「正義(正しい人の倫)は忘れるべからず」です。



そして、『経済なき道徳は寝言である。』

「道徳だ」「モラルだ」と言っても、その経済性が成り立たないようでは、経営にはなりません。

赤字が続いて、社員の給料や待遇が下がり続けている会社の朝礼や会議、経営理念の唱和で、

「社会への貢献!お客様第一主義を貫く!従業員の幸福の実現!」

などと言っても、誰もリアリティのないものになっていることが多いのも現実です。


交通安全の標語(否定しているのではありません)よろしく、

「横断歩道は手を挙げて!」

と幼い子供には言いますが、大人は手など挙げません。

「大の大人が手を挙げたりすると、タクシーが停まるじゃん!」という言い訳・建前があるのです。


言い訳・建前を振りかざしても、経営は上手くいきません。

本気の本音で、

「我社には社員以上に大切なものはない!」

「エンプロイー・サティスファクション(社員満足)への本気のチャレンジ!」

「給料・ボーナスはこうしたい!待遇面ではこんなことも考えたい!」

「社員の息子や娘が学校を出たら、ウチの会社に入れたいと思う会社にしたい!」

と言うことです。


「そんな、労働組合じゃあるまいし、、」と言った経営者もいますが、これぞ経営陣が本気で言うことなのです。

逆に、労働組合は、(ある労組の基本理念です)

「枯れた井戸から水は汲めない!」(注釈の必要はないでしょうが、井戸は会社、水はお金です)

「売上目標、粗利益目標、営業利益目標、経常利益目標を必達して、みんなでこんな会社にしていこう!」

と、徹底的に業績貢献に対して結束することです。


社員に対する経営陣の熱い想い、経営や業績向上に向けた社員の情熱がシンクロナイズしたら、必ずいい会社になります。

そう!シンクロナイズ=同期する=想いもリズムも完全一致させて、建前を振りかざすことのない組織にすることです。

二宮尊徳の教え通り、

「寝言は寝てから言え!」

「起きてる間に寝言は言うな!」

ということが大事なのです。


2014..26.

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『「本質的なマーケティング課題」と「心理的なマーケティング課題」』

【メビウス女性経営者のための営業研修】
栃木で、「女性経営者・経営者夫人のための営業研修」を行いました。
主催は「NPO法人 女性のためのビジネススクール メビウス」です。
新聞記者の方も取材にいらしていましたから、近々記事にも取り上げていただけるようです。
皆さんとても前向きな姿勢で受講いただき、とても気持ち良く仕事をさせていただきました。
前のめりに受講されている女性経営者の姿が、大変好印象で感服しました。

とかくセミナーには「答」や「ハウトゥ」を求めて来られる方がいるものですが、とにかく「考える」「交流する」「感じ取る」「気づく」という意識の高さこそが肝要だと思います。
受講者同士の名刺交換や情報交換も活発で、実に素晴らしい受講者の皆さんでした。


また、多くの女性経営者に交じって、男性の経営者もいらっしゃいましたが、この感覚も素晴らしいと思います。
常に強い問題意識を持っているからこそ、女性対象のセミナーにお越しになって、「角度を変えて」「観点を変えて」「既成概念を外して」受けてみようと思われるのだと思います。
何でも「知っている」「解っている」「手を尽くしている」と、思ったところから衰退がはじまるのです。
健全な危機感・問題意識があればこそのご参加と、敬意を表したいと思います。
「勉強熱心な経営者の下でしか、学習力の高い社員は育たない」のです。社員にだけ努力を要求するのでは、「良い社風」を創り上げるのは困難です。



【「相手の立場」に立つことこそマーケティング課題】
以前から、頂く手紙・はがき・メールなどで、署名のないものが多くて、その後の対処に面倒を感じることが多々あります。
意外と多いのが、会社も所在地も何もなく、ただ「〇〇」と姓だけが書かれているもの。
返事をするにも一苦労です。
最近の出逢いの中から類推して(ウチのスタッフが)、「〇〇会社の人ではなかろうか?!」なんてことも。

ハガキをもらっても、郵便番号が書かれていないと、調べる一手間が結構面倒臭いものです。
メールでも、「急ぎの様子だから、とりあえず電話してみよう」と思ったら、電話番号がない。
すぐにホームページを見てみようと思ったら、URLがない。
常に相手の手間を考えたら、
「会社名」「郵便番号」「所在地」「部署」「役職」「氏名」「電話番号」「FAX番号」「URL」「メールアドレス」は、必須項目でしょう。

経営者や幹部は不在のことも多いですから、自分が不在の時の「秘書名」や「担当者の名前」まで入っていると、とても気が利いているものです。
何事も「相手の立場」に立って対処することこそが、重要なマーケティング課題なのです。



【「本質的なマーケティング課題」と「心理的なマーケティング課題」】
本質的には企業が顧客を集め、取引を伸ばしていくためには、「技術の進化」「新たな製品開発」「製品の効用」「商品の魅力」「ブランディング」などに力を入れることは言うまでもありません。
「マーケティング」は「本質的な課題への提供するベネフィット」と「対価」との「価値の交換」です。
ですから、「販売」の「販」の字の意味とは、大昔に通貨として機能していた「貝」の「交換」なのでしょう。

当然、「交換」に応じてもらうには、顧客が求める「価値」を提供する必要がありますから、「マーケティング」からは「顧客志向の重要性」が欠かせないのです。
しかし、「技術の進化」「新たな製品開発」「製品の効用」「商品の魅力」など、本質的テーマはライバル各社ともしのぎを削るところです。
「画期的」「斬新」「魅力的」なものを市場投入できたら、業績は伸びていきますが、ほどなく成熟化して成長曲線は平らになっていきます。
メガ・コンペティション(大競争)の時代は、これを繰り返していくことになります。


ところが、この成長曲線を押し上げ続ける要素があります。
それは「心理的なマーケティング課題」です。
汎用化した製品・同質化した競争の中で、衰えを見せずに業績を押し上げていく要素は、「ホスピタリティ」「気が付く」「気が利く」ことであり、「徹底的に顧客の実情に明るい」という「顧客密着度」です。
「カスタマー・インティマシー」、つまり「顧客親密度」を磨き上げれば必ず業績を押し上げることになるということですが、単なる手法的なことではなく、「心」が伴っているかということの方が重要です。

「顧客親密度」を高めていくために、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)はとても重要ですが、システムや手法に頼るのではなく、ベースとなる心を磨いておく必要があります。
『まず、「営業マインド」を強化していく』ということは、あらゆる手法のベースとなるものだからです。

徹底的にこれを泥臭く必死になって追求するのが、かえってスマートなビジネス・スタイルなのではないでしょうか。


【ミスター・マーケティング】
故村田昭治慶応大学名誉教授は、日本のミスター・マーケティングと言える偉大な学者でした。
いつも語るのは、小難しい「アカデミックな理論」より、むしろ「泥臭い人生論」でした。
「カスタマー・インティマシー」「顧客親密度」の原点は、どうやって「顧客からお金を取るか」ではなく、「どうすれば喜んでくれるか」「どうすれば親密になれるのか」「どうすればもう少し好きだと言ってもらえるか」です。

20年も前のことですが、「先生、私はとっても先生の影響を受けていますから、私の研修テキストを是非ご一読ください」とお渡ししたら、「うん、今日必ず読むからね」とおっしゃいました。
そして、すぐにお手紙をいただいて、
「こんなに私の考えを理解してくれていて、実に嬉しいよ。日本のため、多くの人の幸せのために頑張ってほしい。」
との旨のことが書かれていました。

インターフェロンを射ち続ける過酷な闘病生活の中、毎日精力的に指導に駆け回るお忙しい先生でしたが、示威的態度もなく、打算もなく、素晴らしい人格でした。
私にとっては、すでに大好きな人だったのですが、この手紙でもっともっと好きになったのは言うまでもありません。

人格を磨くというのは容易ではありません。
磨き続けるための「心」と「方法」を手に入れて、一段と高い「価値観のステージ」に上がっていくことです。
経営者・幹部の皆さん、是非一度私の研修を見学にいらしてください。
数時間ご見学頂くだけでも、多くの気づきがあるはずです。
「このメッセージを読んだ」とおっしゃっていただければ、無料ご招待いたしますので、メールでも電話ででもお問合せください。



【満席のお知らせ】
お蔭様で「営業マインド強化合宿」11月コース 11月12日(水)~14日(金)は満席締切となりました。
10月コース 10月7日(火)~9日(木)、来年1月以降のコースにはまだ間に合います。
3日間で社員をピカピカに磨き上げてお返しいたしますので、是非ともご参加・ご派遣のほど宜しくお願い申し上げます。

2014.9.18.
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『仕組みと運用で機能させるKY活動』

【本質を考えると、「法令遵守」が「建前の実践」】
事務所の近くを歩いていて、新しく建てられたビルに目をやると、この光景が目に入り、「ん?!どうして?!」

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周りを囲まれダブルロックの掛かった中にある、私の目にはどう見ても役立たずの消火器。
法令遵守の観点としては、合格の設置場所なのでしょう。
この場所が発火したとして、この消火器を使うのは無理でしょうし、他の場所で使用するにも間に合わない。
「法令遵守」が「建前の実践」となっているような、、、。
使用期限の確認とリサイクルも重要ですが、設置場所と必要数の想定は、法令の基準以上にしっかりと考えられるべきです。

【KY活動を強化する】
先日、某指導先の工場で、「ちょっと危なっかしい箇所があるから、優先順位を決めて改善しようよ。KY活動・KY訓練もやらないと、事故の潜在要因がたくさんあるよ。」と言ったら、若い社員が「えっ?!空気読めない訓練?!」と応えて失笑を買いました。
KY活動・KY訓練とは「危険予知活動・危険予知訓練」のことで、正に知らなければ「空気読めない訓練」ということにも。

特に製造現場や工事現場などの作業には、事故や災害のリスクがありますから、いかにそれを未然に防ぐかということが大切なのです。
潜在的な危険を予想すること、歯に衣着せずに指摘しあうことが訓練になります。
Kiken Yochi Trainingの頭文字をとってKYTです。

安全対策は、「法令遵守」はもちろんのこと、「痛い経験」をしてから改善されることも多いのですが、徹底的に「転ばぬ先の杖」で考えて手を打つことで、結果的にコストも抑制できるのです。

毎日見慣れた現場風景だから、不感症になる人もまた多いのが現実。
目を変え、人を変え、フレッシュな問題意識を呼び起こすことです。
命にかかわるような事故、障害認定されるような大怪我、起きてしまってからは取り返しがつかないのは言うまでもありません。



【仕組みと運用で機能させる安全対策】
ある会社で、幹部に安全対策について問いかけたら、
「うちは法令に従って、ちゃんと安全対策をやっていますから。」
「じゃあ、この5年は無事故ですね?」
「いやー、色々と口酸っぱく注意しているのですが、言われた通りにやらない奴がいて、困ったもんです。年間0とはいかないんですよ。」

確かに仕組みやルールはあるのですが、調べてみると事故原因のほとんどがヒューマンエラーでした。
A(当たり前のことを)、B(バカにしないで)、C(チャンとやる)という基本が、「慣れ」「ダレ」「甘え」「横着」によって守られないのです。
先程の幹部に、「で、どんな対策を?」と問うと、
「パトロール回数を増やして、以前より厳しく注意喚起しています。」
「じゃ、減るかもしれないけど、ゼロにはならないですね。」

そこで、危険個所で仮に手を抜いても、必ず機械が停止してしまう機能を取り付けて、何メートルも離れたスイッチを押さなければ再起動しないようにしました。
つまり、手を抜けば本人がとても面倒くさいように、変更したのです。
一見、作業効率低下の策ですが、担当オペレーターが手を抜くことはなくなり、この箇所でのリスクはほぼ取り払えました。

仕組みを作ると、現場の人間は「仕事がやりにくくなる」と、不評のことも多いものです。

そこで大切なのは運用です。
幹部から、「会社としても設備投資にお金が掛かるし、作業効率も下がるかも知れないし、大変なんだよな。でも、少々の犠牲を払ったとしても、君たちが怪我をしたり、命を落とすような可能性は何としても排除するんだよ。」と、説いてもらいました。
結果的に、事故どころか「ヒヤリハット」もなくなり、他の改善との合わせ技で生産効率も向上しました。
目先でなく、常に本質に目と心を向けることです。



【消火器の消火原理は、「冷却作用」「窒息作用」「抑制作用」】
冒頭に書いた「消火器」ですが、ご存知の通り火災の「初期消火」にあたるためのもので、消せればいいし、消せなくても消防車到着までに延焼を食い止めるなどの役割は重要です。
消火原理の分類は、「注水等によって、冷却により温度を下げて、燃焼を妨げ消火する冷却作用」と、「酸素の遮断や、酸素濃度を下げて消火する窒息作用」、「負触媒効果という燃焼反応抑制で消火する抑制作用」と3タイプが中心だと聞きます。

ところで、先程のABCとは違いますが、ABCの表記のある消火器をよく目にしますね。
厳密には、「加圧式ABC粉末消火器」。
消防法で、対応する火災によりABCの3種類が分けられています。
Aは普通火災で、紙・木・繊維・樹脂などの固形物が燃える一般的な火災。
Bは油火災で、油・ガソリンなどの揮発油火災。
Cは電気火災で、電気設備の火災。

調べてみると、消火器にも大変多くの種類がありますが、消防法による国家検定制度がありますから、合格した物以外は販売できません。
最近、スプレー式の消火具もありますが、これは消火器と呼ばれず、「エアゾール式簡易消火具」というのが正しいようです。

中には、家庭での天ぷら油に火が着いた時に、使用すると火が飛び散って大変なことになるという代物もあるようですから、粗悪品の効用を鵜呑みにしないように気を付けたいものです。
兎にも角にも、「仕組みと運用で機能させるKY活動」を再認識・再確認して、安全な職場を創りましょう。


2014.9.8.
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『「攻撃的に価値」を載せて、「エキストラ・チャージ」をいただく』

【シネコンは「攻撃的付加価値戦略」がめじろ押し】
先々週・先週と、珍しく2週連続で映画を観てきました。
これが観たいというものがあった訳ではなく、ちょうど夕方に隙間時間を見つけて、「タイミングがあって、多少観る価値があれば、ちょっと観てくるか」という程度のことでした。
事務所から徒歩6分程度の所に、コレド室町のシネコンができたお蔭で、「お、10分後開演だ!間に合う!」なんて飛び込み観賞が可能に。
(開演後10分少々はCMですから、ちょうどいいのです)


何せ最新の映画館なので、“3D”はもちろん、巨大スクリーン“TCX”、最新音響システム“DOLBY-ATMOS”、半個室シート“プレミアボックスシート”など、攻撃的付加価値戦略がめじろ押しです。
当然どれもが「エキストラ・チャージ」の料金ですから、客単価は確実に上がっているはず。
また、「ママズ クラブ シアター」という赤ちゃん・小さな子供同伴で観れるというシアターもあり、乳幼児連れのパパ・ママに大好評のようです。
赤ちゃん連れのお客様のみのご入場ですから、赤ん坊が泣いても、幼児がおしゃべりしても、「そんなことは百も承知の助、みんながお互い様ですから」となる訳でしょう。


【恐るべし“DOLBY-ATMOS”】
先々週は、最新音響システム“DOLBY-ATMOS”で「イントゥ・ザ・ストーム」を観ました。
天井の左右・中央に、何十台と設置されたJBLスピーカーから発するドルビー・サウンドは、聴覚を圧倒する「恐るべき大迫力」の音でした。
あまり内容を書くのは、これから観るという方の楽しみを奪うので、チラリだけ。
タイトル通り、「イントゥ・ザ・ストーム」ですから、直径3200メートル、秒速135メートルという、人類未体験レベルの超・巨大竜巻の「目」の中に向けてストーリーが展開されていきます。
荒れ狂うネイチャー・モンスターは、ジャンボジェット機を軽々と吹き飛ばして、炎を飲みこんで巨大な火柱となり、しかも複数の竜巻が次々と合体してさらに巨大化するなど、音と映像で引き込まれていきます。
このところの温暖化・異常気象では、これに近いことが世界で多発するのでしょうから、バーチャル・リアリティで模擬体験しておく価値はあります。


【巨大スクリーン“TCX”】
先週は「LUCY/ルーシー」を巨大スクリーン“TCX”で。
人間の脳は10%未満しか顕在能力として機能していないと言われますが、「脳に潜む潜在能力が覚醒して、人智を超えた能力を発揮するとどうなるか」というお話。
三行で89分のサマリー完了です。
「LUCY/ルーシー」も、そこそこ面白いですよ。



【付加価値アドオン】
本日のタイトルに書いた「エキストラ・チャージ」について、映画のシステムに例えながら触れてきました。
もともと「エキストラ・チャージ」は、ホテルの客室をチェックイン・タイム前やチェックアウト・タイム以降に利用する場合の「追加料金」がポピュラーです。
ホテルの場合は、室料×超過時間×一定比率で追加料金を算出するのですが、これは単にお客様の都合で追加・割増しになっただけで、あまり戦略性を感じるモノはありません。

ここで考えたいのは、戦略的にどんな付加価値をアドオンすれば、堂々と「エキストラ・チャージ」を戴けるのかということ。
つまり、新しい利益の創造であり、利益の質の向上です。

年々、顧客からの「コストダウン要請」「値下げ圧力」を受けているという企業も多いことでしょう。
何とか改善の努力でコストを見直し、厳しい要求を乗り切ろうと、頑張っているところに「原材料の高騰」「電気料金などの値上げ」を受け、利益がガタ落ちしているというケースも枚挙に暇がありません。
つまり、「今までの延長戦上での努力の上乗せ」では問題解決にならないというケースも多いわけです。

そして、「思考ストップ」に陥ってしまうと、「仕方ないから、切れるコストは全て切る」ということになります。
「社員からの退職願い提出が望外の喜び」ともなれば、いよいよ経営は暗闇に突入でしょう。
「今日の刹那」のために、「未来を売り飛ばす」といったことにも気づかないということも散見されます。
あるいは、とんでもない畑違いの事業に転換してみたり、ヒト・モノ・カネの経営資源の再配分に決定的判断ミスをしたりと、「正常な判断能力」を失っていることも多いものです。



【今の本業を磨く】
確かに畑違いの事業転換が奏功することもありますが、それは「周到な戦略と準備」か「余程の強運」あってのこと。
儲からない事業に喘ぐ企業は、今の本業と本業に隣接したゾーンの磨き方を考えるしかないと思います。
少し違う事業にチャレンジするとしても、既存事業の周辺のニッチを探すことです。
既存事業と周辺事業をもっと小さくセグメント(細分化)してみて、それをもっと深くブレイクダウンして、勝負になりそうな領域を抉り出す。
今ある経営資源、「技術」「ノウハウ」「社員」「顧客」「人脈」など、様々な要素からその事業セグメントへのアプローチを考えることです。


闇雲にやるのは、チャレンジではなく博打ですが、冷静さを欠くと「博打」を「チャレンジ」だと思い込んでしまうことがあります。
だからこそ、社内で賛否両論の真剣な意見が飛び交うような社風を創る必要があるのです。
しかも、明るい雰囲気の中で。
「言うは易し、行うは難し」「山中の賊を討つは易し、心中の賊を討つは難し」なのですが、経営は矛盾との闘いなのです。


まずはこのようなベーシックな価値観を共有して、一枚岩となっていくためにも幹部・管理職から私の研修やセミナーにお越しください。
社長様の研修やセミナーご見学や、無料経営相談も常時受け付けていますので、03-5820-2075 株式会社 ビジネススキル研究所までご遠慮なくお申し出ください。



さて、これからまた出張です。
これをリリースして、溜まっている「読みたい本」の中から機内で読むものをチョイスして、そろそろ羽田空港に向かうとします。



2014.9.3.
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