ビジネススキル研究所公式ブログ

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2014年02月

『<永遠の0>のノスタルジー、問題意識「永遠にゼロ」の悲哀』

【永遠の0】
先月、アナウンサーをしている友人のKさんから、
「大した期待はしないで映画<永遠の0>を観てきたのですが、思った以上にいい映画でした。少し泣けました。」
とメールをもらい、「これはちょっと観てみなきゃ」と先週、スケジュールの間隙を縫って有楽町へ。
原作者・原作の思想的なものに対する批判も多い作品ですが、あくまでも「史実でない創作」として観るのが正しいと思います。
しかし、このドラマに似た話は過去いくつも耳にしたことがあるのも、また事実ですから、そんなに突飛なことでもないと思います。


世の中には同じことにも「多くの事実」が存在しているのですが、「一つの真実」が根本にあるのです。
この映画が大ヒットしていること自体を、「戦争の美化である」「日本人の右傾化だ」とか、「神風特攻隊はテロリストだ」とか批判する向きもありますが、それは少々乱暴な論理の気がします。
軍隊の上層部に大きな判断ミスをした人間が多数いた事実と、「好き好んで戦争にも特攻にも行ったわけではない」「最後は大切な人を守りたいと願いながら、自らの命を捨てた」という隊員の方々の真実の心を同列に扱うべきではないし、根本的に国の犠牲となった精霊に対して無礼であろうと思います。

安倍総理の靖国参拝(事実)を切っ掛けに、賛否両論色々な議論が飛び交ってきましたが、「もう二度とあのような凄惨な戦争を引き起こしてはならない」と願う心(真実)は万人共通のことです。
常に、「上司の判断ミス」や「危険な思想」に目を光らせながら、多くの尊い犠牲者に祈りを捧げなければと痛感するところです。


上に立つ者は、「戦略的失敗」を「戦術・戦闘の失敗」に擦り付けるようなことをしてはいけないし、何より「戦略的失敗」は「戦術・戦闘」でリカバーすることはできず、悲惨な敗戦になるのです。
例えば、「経営効率の向上」のための「戦略的課題」とは、あくまでも「費用対効果」によって定めるべきところですが、経費等の全てを「経営効率の向上・コストリダクション」として捉えた場合、急激に「効果性の減退」を引き起こすことがあります。
「経営効率・コストリダクション」の「数値や理屈」だけを見ていると、「顧客からのイメージ」や「技術・ノウハウの維持・向上」「社員のモラール」には反比例の効果をもたらすものも多いものです。
企業において、「戦略リーダー」たる「上に立つ者」は、この戦略性に対して心しておかなければ、「良かれと思った」策が一気に企業存亡の危機を創ることにもなりかねないのです。

人の上に立つ者は、必死に磨き上げた「見識」と、強烈な強い意思決定に基づく「胆識」を持ち、部下や全てのステークホルダー(利害関係者)に対する責任を全うすることこそMISSIONです。



【<永遠の0>ストーリー】
さて、簡単にストーリーを。
凄腕の零戦乗りの主人公:宮部久蔵(主演:岡田准一)の「戦時における苦悩」と、「生きて還る」という強い意志が一貫したストーリーです。
卑怯者と誹られても、「娘に会うまでは死なない」と、妻:松乃との約束を守り続けていた久蔵。
宮部久蔵は巧みな零戦操縦技術を持ち、教官を務めるほどの零戦乗りでありましたが、妻子を案じ「必ず生きて帰る」と公言していました。
人の命を重んじ上官に諫言(かんげん)して、「臆病者」と罵られ殴られても、その意志を貫き通す反面、毎晩一人鍛錬に努めて、入念な機体整備に慎重な操縦で、実戦においても無理して相手を撃墜するよりは撃墜されないことを優先していました。
筑波海軍航空隊で教官を務めた後、「何故あの人が特攻に志願したのか」と、周りが驚く中、鹿児島の特攻基地だった鹿屋飛行場から特攻に出撃し、26歳の若さで還らぬ人となったのでした。
(ウルトラ・サマリーなので、よく解らないと思いますが)



【巨艦、ゼロ戦、悲惨な戦争のノスタルジー】
異郷から故郷を懐かしむ、郷愁・望郷がノスタルジーで、懐古・追憶など過ぎ去った時代を懐かしむことも同義です。
イメージを都合よく再構成して、ノスタルジーを煽り、観客がそれを史実の如く感じ取ってしまうのでは些か問題ですが、どんな悲しい歴史でもその時代が史に刻まれている以上、ノスタルジーの要因となり得るものです。
悲しい史実とは別に、戦艦大和やゼロ戦のモデルの愛好家が多いのも、悲しい歴史への懐かしさではなく、悪意のないノスタルジーではないかと思います。


映画「永遠の0」の撮影では、登場する旧日本海軍の「零戦二一型」は原寸大模型が制作され、また、現存する唯一の飛行可能な零戦のオリジナルエンジンから、エンジン音が収録されたそうです。
当時、世界最高峰だった零戦の性能は、敗戦後に米軍が「二度と日本に航空機開発をさせてはならない」と、強く決意したと言われているほどです。
宜しければ、冷静沈着な目で映画「永遠の0」をご覧になるといいでしょう。



【マセラティ ギブリ】
映画「永遠の0」を観て、エレベーターで一階に下りて、阪急デパートの中にチラッと目をやると、
「ん?!なんだ?!車がある!」
昔から車が好きなものですから、当然足が向きます。
「おおっ、マセラティ ギブリだ!」
と舐めるように見入って、運転席に座ってみて、担当者に、
「いいなー、凄くいいなー、これください!」
まだいつの日か、あるいは永遠にゼロかわからないけど、、欲しくなったことは事実。


総排気量2,979cc V6ツインターボエンジン、エンジン最高出力410ps/5500rpm、最高速度285km/h、0-100km/h加速5,0sec、パドルシフト使用時にはレヴリミッターも解除され、レッドゾーンまで回る。
クアトロポルテGT Sでなくても、グラントゥーリズモでなくても、マセラティ ギブリSで私には充分。
完成度の高いクルマですが、やはりお値段も高い。
メーカー・オプションを付けて、1,200万円也。(マセラティにしては安いが、やはり高い)
手も足も出ないので、「カタログだけ、送ってねー。」と、お願いして退散。


しかし、しかし、ダークのメタリックボディをよく見ると、まるで塗装が違います。
メタリックの粒がレインボー・カラーに輝くのです。
聞いてみると、やはり通常のメタリック塗装ではなく、天然石を微細粉末にして混ぜているとのことで、確かに宝石のような美しい輝きでした。
これもまた、車の魅力に付加された周辺技術の進化ですね。
とりあえず一銭のお金も掛けることなく、いろいろな気づきがありましたので、お得な気分でした。



【配慮か、無駄か、はたまたお役所仕事か】
食事を済ませて銀座の地下鉄通路を歩いていたら、途中でほんの4段の階段を降りて、ほんの3メートルほど進んで、またほんの4段の階段を上がり、元の通路に戻るだけの場所発見。
構造上の理由で天井が低い場所を少し通路を下げて回避した、という理屈は解りますが、配慮より無駄の方が巨大。
しかも、明らかに手間と費用を掛けた上に、バリアフリーではないのですから、近年作られた通路としては気になるものです。(傾斜が大きすぎて、スロープにするのも無理でしょうが)


逆に、発注者が「手間も費用も気にならない人」だから造れた、とも言えるのでは?!
同義語ながら、費用対効果、コストパフォーマンス、benefit by costを略してB/C(ビーバイシー)、いつも頭に置いておかなければ、「手間も費用も気にならない人」になってしまいます。
組織全体が「手間も費用も気にならない人」の集団になると、問題意識は退化の一途を辿り、組織は「永遠にゼロ」という終焉を迎えてしまうのです。
「営業マインド強化合宿」では、あらゆる角度からのアプローチで、ビジネススキルを強化するご指導を致しております。
ホームページ[URL] http://営業マインド.jpをご参照の上、是非ともご派遣・ご参加・ご見学をお待ちしております。

2014.2.24.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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『「本音の退職理由」:真因に手を打つ!』

【スイッチ・オソ!】
先週も書きましたが、営業マインド強化合宿 [URL] http://営業マインド.jpから、営業研修&モチベーションアップ研修など研修ラッシュだったため、くたびれ果てながらも久々にデスクに向かいました。
今回も優秀な受講者に恵まれて、楽しく前向きで未来志向の研修となりました。
圧倒的多数の皆さんは、「向上心」「素直さ」「前向きさ」を持っていますが、その「スイッチ・オン!」の切っ掛けやタイミングを逃していることも多いように思います。

あなたの周りにそんな人がいたら、『「ン」の書き方を「ソ」に間違えていないか?!』
『それは君、「スイッチ・オソ!」だよ!』
『「スイッチ・オン!」に修正すれば、問題点は正に「問題の点」だよ!』
(伝わりましたか?!このジョーク!ここで確認したくなるのは、ジョークに自信がない証拠?!)



【稀有な事例を教材にする】
しかし、先々週・先週末と「まさか!」と思うほどの二週連続の大雪で、ちょうど14日が研修の最終日で大雪。
プログラムを工夫し、レポートなどで宿題にできるものは宿題にして、異例の時間短縮をして、早めの解散をしました。
しかし、それでも帰宅までに24時間以上掛かったという人もいましたから、悩ましいことに「ゲリラ豪雨」「台風」「爆弾低気圧」「大雪」と異常気象の脅威は年中襲ってきます。


先週の営業マインド強化合宿では、異常気象の前に「まさか!」と思うキャンセルが発生。
ご参加予定者の一人が、研修実施ギリギリのタイミングで「退職したい」と申し出たということでのドタキャン劇でした。
たとえ前日であっても、参加者の都合が悪くなれば「参加者交代」が、キャンセルポリシーの大原則ですから、その調整をお願いしていました。
ところが、一緒に参加予定だった同期の同僚が、彼の退職で大変に動揺しているということで、結局二人まとめてドタキャンになりました。
当然のことながら、社名や個人名などは一切シークレットにして、非常に稀有な事例でもありますので、書いておきたいと思います。


【真因を探り、手を打つ】
土壇場でのキャンセル、正にドタキャンで、こちらもグループの組み直しなど、事前準備のやり直しで大変でした。
しかし、それより何より「ドタキャンで会社に損害を与える」ことが判っているのに、あえてそんなギリギリの申し出をするとは、きっと最後の最後まで悩んで苦しんだのでしょうが、大人の対応とは言えませんね。
「飛ぶ鳥跡を濁さず」という通り、結論的に職を辞すとしても、後に遺恨を残さない方がいいのは当然です。


私は、その方の退職理由については「一身上の都合」としか聞いていませんが、同僚の雪崩現象を危惧せざるを得ないという状況はあまり芳しくありません。
会社としても、しっかりとした「原因分析」と「真因に手を打つ」ということを努力してみていただきたいと思います。
そもそも退職者が、会社に「本当の理由」を言うことは少ないものです。
退職者が会社に言う「退職理由」を鵜呑みにしてやり過ごすのではなく、その問題が「個の問題」なのか、「会社としての問題」なのかを見定める必要があります。
会社として「真因」を掴みにいかなければ、当然のことながら「真因に手を打つ」ことはできなくなります。
今後の企業風土を更にいいものにしていくためにも、「臭いものに蓋をする」べきではありません。


ご存知の通り、日本企業ではボーナス支給の7月・12月、決算期の3月に退職者が増えることが多いものです。
多くの同僚の惜しむ声が聞こえてきたり、泣きじゃくっている同僚もいたりという送別会の光景に、時折遭遇することがあります。
「本人のキャリアアップのためだ」と励ましながら送り出す人、「この後の仕事の負担が増える」と嘆く人、「俺もそろそろかなー」と言い出す人と悲喜交々(ひきこもごも)です。


【「本音」と「建て前」】
そんな時、とても冷めてせいせいした顔の退職者を見ると、「あ、何か皆が知らない真因があるのかも」と感じることもあります。(いずれにせよ、全くの部外者である私は、「黙して語らず」ですが)
「本当の退職理由」が謎のままか、あるいは「違う理由」のままで、少し後になって「実は〇〇だったらしい」と噂が流れることもよくあることです。
つまり、「退職理由」は圧倒的に「建前(タテマエ)の理由」が多いのです。
「建前の退職理由」とは、「キャリアアップしたい」「独立したい」が代表格で、「仕事が面白くない」とか「変化がない毎日でつまらない」とか、前回の新着に書いたような「会社の経営方針の変更や新しいシステムに納得がいかない」などです。


しかし「本音の退職理由」は、圧倒的に「人間関係」(特に上司との)、そして「給与や待遇への不満」「評価への不満」です。
年間に何社もの企業で、辞表を提出した社員が会社からの慰留を受け、「○○さん(特に役員クラスの幹部が多い)を辞めさせるのであれば、私は残って必死に頑張りますが、○○さんがいる会社で働く意志は100%ありません。」という話が聞こえてきます。
一見仕事ができる幹部だとしても、将来を担う人財がそれほどのことを言うのには相応の理由がありますし、何よりその人財の後ろには何人もの退職予備軍がいるということです。


実際に社員のモラルサーベイをご依頼いただいて、特定の人物が業績や風土に及ぼしているマイナス影響を炙り出して、その結果のロジックを突き付けて役員の退職勧告に至ったケースも多々あるのです。
そこまでやらなくてもとお考えになる方もいらっしゃるでしょうが、バブル崩壊後の就職事情とは今は変わってきています。
特に、技術者や設計、研究開発など特別なスキルを持つ方には、会社が思う以上に競合他社からの引き抜きもありますし、大事は「白昼堂々と」ではなく「深夜、音もなくやってくる」のです。

一時は銀行が、消費者金融の管理職をしきりにヘッドハンティングしていたこともあります。
消費者金融の個人融資に対する「与信管理ノウハウとスキル」がほしいがためですが、私が若い頃にはあり得なかったようなハンティングがあるのです。
乱世の激変とは、正に「これまでの経験で通用すると思うな!」ということです。
もしも辞めていく人材に優秀な人が目立つとすれば、前回の「本質的マネジメント」をもう一度読み返していただきたいと思います。


企業自体が価値観や思想的に何某かの問題を抱えるか、幹部の中に価値観や思想的に問題ある方がいると、優秀な社員が順に辞めていくという現象が起きることが多くなります。
これは組織として、間違いなくクライシス(危機)です。
一概には言えないものの、意識が高くて優秀な人ほど「会社や経営者との価値観共有」や「会社に対する自分の想い」、「会社や経営者から感じる愛」にこだわる傾向も強いはずですから、「価値観が違う」と感じたら急激に「会社や社長への想いの減退」が進みます。
せっかくの優秀な仲間を退職に追い込まないために、「本音の退職理由」「真因に対して手を打つ」ことです。



【プライオリティ(優先順位)&オプティミゼーション(最適化)】
「上司との人間関係づくり」や「何をどのようにして、給与や待遇を上げる努力をするか」、「明瞭でウラの無い評価制度」などそんな本音の議論になる社内研修も大いに価値があります。
凄いことを自由に発想する「マーケティング研修」も、「皆で本音で語り合う社内課題解決研修会」、「全社一丸営業推進研修会」などテーマはたくさんありますが、その時々のプライオリティ(優先順位)に従って、オプティミゼーション(最適化)を図ることです。

適切な手と努力で、会社は必ず良くなります。
ならないとすれば、勇気をもって「やり方が悪いのではないか」と疑ってみて、真摯に見直してみるべきでしょう。
東京でスケジュールさえ合えば、2時間程度なら「無料相談」をお受けいたしますので、少しでも気になることがあればご遠慮なくお申し出ください。


2014.2.17.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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『上り坂・下り坂と、「まさか!」という「坂」』

今週からは営業マインド強化合宿 [URL] http://営業マインド.jpから、営業研修&モチベーションアップ研修など研修ラッシュのため、急ぎ新着をリリースして準備に取り掛からなくては。(是非ともご派遣・ご紹介をお願いいたします。)

しかし、先週末は「まさか!」と思うほどの45年振りの27センチの積雪で、事務所の窓から見ていると、ビル風のせいか雪が上下左右から舞っていて不思議な光景で、雪に弱い東京は即機能停止でした。
土曜日は都内で指導先の会議の予定でしたが、止む無く中止となってしまいました。
価値ある大事な議論の予定だったので誠に残念でしたが、各地から東京に集まるにはあの雪では無理でした。



【時代反映やタイミングを利用した詐欺に気を付けましょう!】
いよいよ消費税が上がる日が刻々と近づいてきました。
年明けに新モデルの発売を予定していた会社も、3月までは旧モデルを売りさばいて、新モデルの発売時期を4月や5月にスライドして、売上の落ち込みをカバーするなどの手が打たれています。
また、何とか駆け込み需要を取り込んでいきたいと、まとめ買いを喚起するなど、駆け込み需要をより多く取り込むための様々な手が打たれています。
いずれにせよ、増税前と増税後の双方に対して策を打つというのは、企業努力としては当然のことです。


そんな企業や社員の心理につけこむのが、「取り込み詐欺」や「パクリ詐欺」で、特に増税前は要注意です。
パターンとしては、初めは小口での新規取引を持ち掛けて、数回の少額取引での支払実績を積んで、相手を信用させてから大口注文に移る。
取引規模が大きくなったことを理由に、支払条件を「掛け」や「手形・小切手」などに変更を求めてきます。
ここまで上り調子(上り坂)の新規取引先の大口注文には、営業担当や管理職までコロッと騙されて与信管理が甘くなることも。
また、これまで業績低迷(下り坂)していたとすると、「挽回のチャンス到来という心理」が裏目に出て騙されることもあります。


そして、「まさか!」という「坂」がやってきた時には、販売した商品は決済期日までに処分され、気づいた時には相手は倒産や廃業で、既にもぬけの殻。
実際の手口は、ある程度の社歴を持つ休眠会社を買収して、業務実態を偽って長年の信用を築いてきたフリをするなど手の込んだことをします。
また、現在のような消費税引き上げ寸前のタイミングでは、駆け込み需要を取り込みたいという心理に付け込んで、いきなりまとまった発注をしてくるケースもありますからお気を付けください。


特に汎用品である食品・台所用品・洗剤や、換金性の高い事務用品・文房具・電化製品・建築工具・航空券・回数券・金券など、様々な商品が狙われます。
取り込まれた商品は、現金取引のバッタ屋経由でディスカウントショップに流れるなど、瞬く間に捌かれて換金されてしまいます。



警察庁のまとめでは、「取り込み詐欺」や「パクリ詐欺」のみならず、2013年の1年間の「振り込め詐欺」などの特殊詐欺の被害総額は486億9,000万円にのぼり、過去最悪となっています。
「オレオレ詐欺」や「医療費還付金詐欺」などが後を絶たず、狙われるのはいつも「弱者」や「いい人」です。
天誅を下してやりたいですね。

「悪い奴は真面目に悪いことをする」というと、何か変な言い回しですが、「振り込め詐欺」グループの連中は噂によると、「厳しい就業規則」を設けて「朝礼」までやっていると言います。
遅刻などには厳しい処罰をするなどの「恐怖によるマネジメント」で、「真面目な勤務態度」を強要して詐欺を働かせるのです。



【「明るい業績追求姿勢」は「恐怖によるマネジメント」ではできない】
拡大解釈をすれば「恐怖によるマネジメント」は、詐欺会社でなくともまともな会社でも散見することです。
「評価されなければ給料が下がる」とか、「ここをクビになったら、就職がないぞ」とか、「遠くの営業所に飛ばすぞ」とかいろいろです。
特定の上司の発言なら、その方が嫌われて幕を引く可能性もありますが、「システム・マネジメント」や「マネジメント・システム」から多くの社員がそれを感じるとすれば、その「システム」そのものの欠陥を疑ってみるべきでしょう。

企業は、社員により効率的に仕事をさせるために、人事制度や評価システムを厳しいものにして、「縛りを強化する」ことがあります。
つい最近も某大手上場企業が導入する新しい人事評価システムの内容を聞き、私はその内容に若干の疑問符が湧いてきました。


単純に批判するつもりは毛頭ありませんが、人事制度・評価制度・MBO(目標管理)・報酬体系・信賞必罰など、義務・責任とシステムを厳密に作って、機能させようとするのは<形式的マネジメント>でしょう。
どんなに優れたものを作っても、それが「外的動機付け」であることを強く認識しておかなければなりません。
どんなシステムでも「優れた運用(内的動機づけ)」がなければ、効率化の代償が「社員のモラルダウン」となり、結果的に社員の業績追求姿勢も愛社精神も弱くなります。


尚更、システムが「脅迫的動機付け」を志向されていると、人はヤル気モードどころか、逆に後の身の振り方を考えるようになることもしばしばで、「人の心理」や「感情」を捉えて考えれば当然のことなのです。
業績もヤル気も全てシステムで生み出せると豪語する専門家の方もいらっしゃるかも知れませんが、それは驕った「旧時代の悪しき能力主義マネジメント」の専門家でしょう。
残念ながら、一見効率いいシステムでも、社員のモラルが下がるものであれば、「総人件費管理などの効率を取るために、業績向上という効果を捨ててしまった」ことにもなります。

やはりあくまでシステムは、人がヤル気を高めたり、何をすれば評価に値するかということを前向きに捉えられるものでなければなりません。
システムは、仕事がやりやすくなるとか、働きやすさ・やりがい・生きがいを創るための道具であるとの強い自覚が必要でしょう。
人事評価システムは、社員が前向きになれる「教育システム」として機能しているかどうかが、重要なチェックポイントです。


【「明るい業績追求姿勢」は<本質的マネジメント>で】
<本質的マネジメント>とは、主体性・自発性・自律性を重視した「内的動機付け」であると思います。
「もっと皆で力を合わせて智恵出して、心一つにして頑張り、こんな努力やあんな工夫をして、皆で誇れるいい会社を創り、給料やボーナスももう少し増えるように頑張ろう!」と、建前の無い「本音のマネジメント」こそ共感を呼ぶのです。
面白さ・楽しさ・興味・好奇心に溢れて、Mind・Soul・Spirit・Heartに届く「心」と「言葉」が前向きな価値観共有を進めて、「明るい業績追求姿勢」を生み出すのです。


また、マネジメントといえば「管理」と訳したくなるものですが、本来マネジメントとは「管理」より「模範を示す」という意味合いです。
企業の中の(企業でなくても)リーダーの皆さん!「システム・マネジメント」を盲信していてはいけません。
誰よりも「共感性を求め」「明るく振る舞い」、「嫌われることを恐れもしない」で、でも「結果的に皆から好かれ、尊敬されている姿」こそが「リーダーのあるべき姿」です。
本気になって「リーダーとしてのあるべき姿になる」と、ディシジョン・メイキング(意思決定)ができれば、「変わること・変えること」はいつでもできるのです。



日本型経営の強みは、「経営者、従業員、取引先企業が協力し、信頼をベースに支え合う共同体的な組織風土」でありました。
単なる「ゲゼルシャフト(利益社会)的契約組織」ではない、「ゲマインシャフト(共同社会)的組織」によって、組織戦略は考えられるべきものだと思います。
リーダーの皆さん!「まさか!」という「坂」(崖っぷち)に行き当たる前に、「新たな知恵」や「新たな価値」を生み出すことができる<本質的マネジメント>を手に入れて下さい。

営業マインド強化合宿でも、私はそのコアな価値観の部分を大切にし、迷いなくヤル気になれる様、命を賭して頑張っていますので、重ねて是非ともご派遣・ご紹介のほどお待ち申し上げます。

2014.2.10.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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『新年この一冊』

【楽しくなければ仕事じゃない!】
ある企業の営業研修で、楽しみながらのテーマ検討。何をしていたかは守秘義務なれど、なかなかの秀作でしょ?!
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要は仕事も研修も、楽しくやらねば成果は出ないと言うことです。
この会社では、社長が「研修出たい人ー」と社員に問うと、「ハーイ!」と大勢が手を上げて、収まりがつかなくなるほどです。
こんなポジティブでビビッドな風土にしないと、強い社風は創れません。



【出張中の一服の清涼剤】
犬吠埼のホテルの部屋から、太平洋の大パノラマ満喫。

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日本で最初に昇る朝日と言われる日の出、太平洋のド真ん中から昇る姿はやはり信仰につながったということに納得がいきます。
今回は朝6時過ぎ(日の出前)に露天の温泉に行き、準備万端その時を待ちました。
その日の出の神々しさは圧巻でしたが、露天風呂にはカメラを持っていかないので、残念ながら映像はなしです。
いずれ部屋からでも撮影したら、是非またアップいたします。
海岸間近の露天風呂に浸かりながら、壮大な借景の中を昇る朝日に手を合わせ、暫し「極楽、極楽」とお年寄りな感じに。
「朝のうちにお日様に当たるのが健康にいい」と言われますが、朝日に当たることで体内時計に朝を認識させていくのですね。
夜寝る前には天井の明かりは消して、低い位置に明かりを灯すのがいいそうです。



【新年この一冊】
私の今年の新年一冊目の読書は、昨年末に出版された櫻井よしこさんの「迷わない。」(文芸新書)でした。
TVや講演で舌鋒鋭く政治や国際問題をブッタ斬るというイメージの櫻井さんですが、この本には彼女の生い立ちから今日までのことが、とても正直なタッチで書かれています。
彼女の人となりや、想いの丈がよく解る一冊でした。

思い返せばもう20年以上も前のことですが、櫻井さんに講演をお願いした際に、私が司会をさせていただくことになり、控室で簡単な打ち合わせをさせていただきました。
私はこれまで多くの著名人の講演の司会もさせていただきましたが、その際にその方の主張や人となりを1分という短時間でご紹介します。
実のところ、真面目にやればやるほど大変な仕事です。
その僅か1分のために、その人の著書を何冊も読み、過去1年分位の雑誌記事などに目を通しました。(どれほどやるかについては、司会をする方の個人差が大きいと思いますが、、)

まあ、その頃の私は勉強意欲の塊みたいな感じで、とにかく貪欲に読みました。
しかし、読めば読むほど1分にまとめることが困難になり、もはや蟻地獄の様相。

そんな中、櫻井さんとの接点を見つけて、「櫻井さん、子供の頃は九州の中津にいらしたんですね。私も子供の頃は中津で育ったんですよ。」
たちまちレアな地名や遊んだ公園の名前などが次々に出てきて、話は九州の田舎町の話題で盛り上がりました。

昨年の終わりにも東京駅でバタっと出逢い、
「私、名古屋からの帰りですが、櫻井さんは?」と問うと、
「私は京都からです。何だ、同じ新幹線だったんですね。」
おいくつになられても、お綺麗でチャーミングな方です。
彼女の論調に対しては、人によって随分と好き嫌いが分かれるところかも知れませんが、皆様がお読みになるかどうかはお任せするとして、私からはお勧めの一冊です。



明日は二十四節気で、いよいよ「立春」ですが、もうしばらくはまだまだ寒い日が続きます。
ここから2月19日の「雨水」、そして3月6日の「啓蟄(けいちつ)」、3月21日の「春分」へと春は歩を進めていきます。
「冬」があるから、「春」が待ち遠しい。
「闇」があるから、「暁」が命の息吹のように感じるのですね。
企業も同じく、「春」や「暁」をじっと待つのではなく、前向きな戦略を打って、迎えに行きましょう!

2014.2.3.
 株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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