一週間で6日間の出張生活が続行中です。
この間ずっと、単純な勉強会やコンテンツの定まったセミナーではなく、経営戦略・マーケティング戦略・営業戦略など正に筋書きのないドラマです。
思考力・発想力が決め手となりますから、自ずと脳力と体力、双方磨かねばという意識が強まり続けていきます。(回りくどく言わずに、サラッと言えば「誰か脳ミソの疲れの最適な取り方教えてよー」ですが、、)
経営・マーケティング・営業戦略を深掘りしていく時に、思考力・発想力がスパークする時があります。
色々なことの熟慮の過程で、「!」が浮かんだ瞬間です。
先日も1件、特許申請できるアイデアが浮かびました。
間違いなくイケそうなのです。
やはり、「必死で」「前向きに」「諦めないで」「執念を燃やす」ことが、仕事の醍醐味満喫への道なのです。
脳内ホルモンは、最初のうちは「ノルアドレナリン」、そして「チロトロピン」「ドーパミン」に移行していく感じが解りますから、是非チャレンジしてみてください。
ところで先日、以前にもご登場いただいた愛知淑徳大学教授の真田幸光先生から、下記のレポート(ほんの一部を転載)をいただきました。
『日本を取り戻す数値目標としては、まず、
1.為替レートは、市場主義の下、理論値に於ける適正相場で推移させる。
2.日経平均の最高値であった38,915円を目指す。
3.株価時価総額では、最高額であった630兆円を目指す。
4.GDP成長率は最高水準であった13.3%は無理であるとしても、先進国として2~3%の安定成長を維持する。
5.失業率は最悪値である5.5%を意識し、3%前後に低下させ、少なくとも働く意思のある人たちに対して働く機会を提供できるように努力する。
6.GDPは最高値となった539兆円を上回る実績を目指す。
7.経常収支は1981年から32年継続している黒字を今後も維持していく。そして、その結果として、外貨準備高・1兆米ドルを維持し、対外支払い能力の高さを内外に誇示する。
といった点の具現化が具体的な数値目標』
大賛成です!
この7項目を見ただけで、勇気とヤル気が湧いてきます。
我々は、いつまでも不景気病に取りつかれている場合ではないのです。
皆さん、業務知識は山のようにお持ちでしょう。
足りない方は、「慌てずに」でも「急いで」充分な業務知識を身につけてください。
ビジネスは仏教の「経世済民」、つまり経済の語源である「人様のお役に立って、世の中を治める」ことと同時に、「戦いである」という側面があります。
充分な業務知識がないとすれば、丸腰で戦地に出向くようなものです。
その結果は「解説の必要なし」ですね。
「イナーフ ウェポン」とでも言いましょうか、充分なご準備を。
しかし、知識を活かすためには「本人の意識」しかありません。
今の自分が、「確実に勝てる」「そこそこ勝てる」「たぶん勝てる」「何とも言えない」「ダメかも、、」という実力と意識のレベル・チェックを行ってみてください。
出来得る限り「自分に厳しく」です。
これで、自分の人生の行方を決めているのは「自分自身」であることは、明明白白なのです。
「運命」とは「命を運ぶ」と書きます。
自分以外に自分の命を運んでいる人はいません。
「今でしょ!」というフレーズの流行は、「解っていてやらない・やれない人たち」の共感まで取り付けた証左とも言えるでしょう。
意識と言えば、一昨日の指導先でちょうど酷い雨の中、社内の工場間を傘をさしての移動中の会話。
バリバリの技術屋であることを自他共に認めるSさんと、
「Sさん、私の傘に入って、一緒に行きましょうよ!」
「あ、先生すみません、では、、」
と相合傘。
「ところでSさん、数ヶ月前は<こんなの無理!>って言ってたことが、バンバン実現するから、仕事って面白くて仕方ないですよねー!」
「いやー、先生のおっしゃる通り!諦めた奴から負け犬になっちゃうんですよねー!」
Sさんはある大手企業の凄い技術者だったのですが、定年後にこの会社に来られて、まだまだバリバリ大活躍中のもうすぐ70歳になる大先輩。
未だに退職した以前の会社から時々、「あれが解らない」「これ教えて」と連絡が来るそうですから、凄いですよね。
お付き合いしていてとても強く感じるのは、「その辺の20代の若者より、はるかに若々しくてチャレンジング」なことです。
そうです、「意識」次第で死ぬまで青春(バックナンバー:平櫛田中参照)という生き方ができる。
Sさんと現場を歩きながら、
「Sさん、この装置って、こんな風に使うと電気代20%位節約になるのでは?」
「うーん、先生、惜しいなー。実は問題は起動電力との相関関係なんですよねー。」
「じゃ、ここにインバーターを付けて、こんなコントロールしたら?!」
「あ、考える価値ありかも。」
「じゃ、半日で作ってねー!」
「またかよー。」
55歳のオッサンと70歳間近の大先輩の、ルーティーンな会話がこれ。
今、彼の部門は社内で「ドラえもん部隊」と呼ばれています。
先週、東京ビッグサイトで技術系の展示会がありました。
私が関係する会社も数社出展されていましたから、何とかスケジュールを調整して行ってきました。
その中で私の指導先B社の展示ブースで、昨年私の新人研修を受けた若手のホープの作品。
どう見ても金の延べ棒が、「ご自由にお持ち帰りください」!
積み上げられたインゴットが、何とリッチな気分にさせてくれることか。と持ってみると、
「あ、何だこりゃ?!拍子抜けするほど軽いやんかー。」
「これ、アルミなんですけど、金の延べ棒に見えるでしょ!」
「僕が作ったんで、先生1つ持って帰ってください!」
うん、洒落で笑えるものですが、来場者の専門家たちにはその奥に展示している「凄い技術」が目に入ってくる。
つまり、この「おふざけ」は「凄い技術へのエントランス」になっている。
遊び心やイタズラ心のある仕事こそ、その先に大きな潜在力を持っていますね。
実は私はこの会社の技術を使って、別の指導先のコストを2分の1にできました。
これがシナジーです。
「閉鎖的なノウハウ」よりも、「ノウフー」の方が実は効果性も効率も高まるものです。
こんな事例は枚挙に暇がありません。
まずは情報発信してみることですが、そのやり方こそ新しい時代のノウハウなのです。
今、数社でこれまでにない情報戦略を手掛けていますが、残念ながら守秘義務によりここに書くわけにはいきませんが、、。
勝利の女神は「こだわり続け」「諦めないで」「執念を燃やす」者、そしてその先に出来得る限り「クリアなビジョン」を見据えている者に微笑んでくれます。
3013.6.28. ビジネススキル研究所 鶴田 慎一 拝
私の手帳の上の「金の延べ棒」!何とリッチな気分になれることか!
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年内の日程がかなりタイトになっていますので、来年のお話でもお早目にお問い合わせいただければ幸いです。