ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2013年05月

『「心の経営」「理念の経営」と「段取り八分・仕事二分」』

25日(土)には、昨年に続き東京ホタル:TOKYO HOTARU FESTIVAL 2013を観てきました。
「もし、隅田川にホタルがいたなら」というコンセプトで、約10万個の太陽光蓄電LEDの『いのり星』を隅田川に放流するというものです。
一緒に行った人の中には、隅田川に「本物のホタル」を放流すると思っていた人がいて失笑を買っておりましたが、これはご愛嬌で。

文末に写真を貼りますが、実に幻想的な青い光のインスタレーション・アート(Installation Art)です。
インスタレーションとは、1970年代頃に現れた現代アートの表現手法の一つです。
屋外や室内で空間全体を作品として創作するという新しい芸術手法で、映像や音響などで空間を構成するなど、新たに様々なイベントが企画されています。

言わば体感型のアート・イベントですから、現場に立ってみることに意味があります。
まだ観ていない方は、来年いらしてみてはいかがでしょうか。
私は来年は、「屋形船で友人たちと一杯やりながら」か「隅田川に面したお店で友人たちと一杯やりながら」というのも検討中です。
最大の問題は、仕事のスケジュールなのですが、、、。

5/15に書いたお祭りネタの『「超前向き・楽しい祭り」「フレッシュ・イベント」の実践で、業績も盛り上がる』もご参照いただきたいのですが、何かやれば物凄い観客動員を成し遂げる東京は、地方都市の方から見れば羨むばかりのことでしょう。
当日の来場者数は279,140人といいますから、「千葉県市原市や北海道函館市の住民全員が集合したほどの人数」ですから凄い。
ついでに言えば、「大阪府茨木市や茨城県の県庁所在地である水戸市の住民全員が集合しても足りない規模」と言う方が、比喩としてはイメージが湧くかも。


昨年の日本の人口減少数は過去最大で、28万4千人ですから、これもほぼ同じ規模。(修辞法としては、例がネガティブなので却下。)
そして、ついに「戦後生まれ」は1億33万6千人となり、日本の総人口の78.7%を占め、初めての1億人超となったそうです。
私も戦後生まれですが、まだ私が幼い頃にはリアリティーのある「戦争の実話」がよく耳に入りました。
昔、「戦争を知らない子供たち」という曲が大ヒットしましたが、「知らないレベル差」がどんどん拡がってきています。

ビジュアルな面でも、橋のたもとで物乞いをする「傷痍軍人さん」もよく見かけました。
薄茶けた服に薄茶けた雑嚢(ざつのう)姿で、憔悴しきった表情が未だに瞼に焼き付いています。
古代ギリシア時代から、戦争による傷痍軍人は社会問題であったというのに、未だに世界では戦争や紛争が絶えないとは、残念ながら人類の学習力の無さの証でしょうか。
もしくは、戦争を起こす人は傷痍軍人になることがなく、懲りない戦争仕掛人が蔓延っているのか。
戦争を起こしてはならないということを、もっともっとリアリティーのある教育で浸透させなければならないと思います。


記憶にないモノは、新たな記憶としてインプットしていく必要があります。
会社の創業からの歴史も似て非なるもので、「いつどんな形で創業され、どんな経緯で今日に至っているか」を、あまりご存知ない社員も時折いらっしゃいます。
創業の精神・家訓・経営理念などを軽んじることは、目的を捨てることに他ならないと思います。
ここに企業としての「価値観」があるのですから、「何故、熟知して、何故、墨守すべきなのか」は重大な教育テーマなのです。
これこそが「心の経営」であり、「理念の経営」を実現させるためのキー・ファクターなのです。

今日は、ある企業の全社マーケティング研修のプログラミングをしながら、その合間に来客との打ち合わせをこなしていました。
10年以上続けていることですが、初めて来られたお客様には、私が抹茶を点てておもてなしをしています。
好評なので、止められませんね。
若干脳ミソがよじれるような疲れを感じていますが、マーケティング・コンサルテーションは思考こそが最重要業務なのです。

その前提となる準備として、クライアント企業の歴史・創業の精神・経営理念・社長方針をはじめ、製品・技術・組織・ストロングポイント・課題などを、かなりの時間をかけて徹底的に理解していきます。
時には、その会社の社員さんより私の方がよく知っていることもあるほど、徹底的に理解する努力をして初めて、社員さんたちとの「前向きな議論」が成立するのだと思います。
そして、準備を尽くして、必ず業績の向上と社員の方々の幸福へ歩を進めなければなりません。
昔から言われる通り、つくづく「段取り八分・仕事二分(だんどりはちぶ・しごとにぶ)」だなと実感です。

2013.5.30.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝


東京ホタル:TOKYO HOTARU FESTIVAL 2013
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神田須田町郵便局の入り口で、ウチのスタッフが撮ってきた「ホスピタリティー溢れるショット」。
まだまだ捨てたものではない「日本の心」です。
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『「機敏さという競争力」が、現代の重要な戦略ファクター』

GW明けから出張の連続で、仕事と移動の繰り返しでかなり疲れていましたが、しかしよく考えてみると、この1週間で温泉に入らなかったのが一日だけ。
この一週間は、東で西で毎日どこかの温泉に浸かっていましたから、モノは考えようです。
ポジティブに考えれば、凄いラッキーウイークでした。
と言うか、ポジィティブに考えられないと、病気になってしまいます。
「気の充実」が「仕事の充実」「成果の充実」を生み出してくれるのは、どんな仕事をしていても同じですね。


先週末は三日間の博多出張で、10数年ぶりであの金印公園がある志賀島の温泉で、O社のマーケティング実務研修でした。
マーケティング実務研修とは、全く筋書きのない研修で、通常の「お勉強会」とは一線を画すものです。
プログラムは大枠だけで、「近年のレビュー」「取ってきた対策」「その成果や近未来予測」を議論して、「我社のストロング・ポイントを活かし切る事業戦略」を描いていくものです。
これまでいろいろな業界の多様な企業で行いましたが、汎用性なしの完全オリジナル・メイドの研修です。
時にはほんの2~3日の研修で、「2年後に年商を2倍にする」というような大胆な事業戦略も成立します。

教育に力を入れておられる企業は多いですし、素晴らしいことであり、企業が健全な成長・発展を遂げていくためには不可欠のことでもあります。
現状に何某かの閉塞感などを感じておられる企業は、一度「従来型お勉強会」から脱却して、「成果追求型実践マーケティング研修」を行うことをお奨めします。
幹部をはじめ、社員がルーティンワークのマンネリズムに陥ると、仕事の創造性は著しく低下をしていきますから、「実務の生情報」という最高の教材を使うべきなのです。
私も実際の研修に費やす時間の倍以上の準備時間を掛けていますが、それが「新規顧客増」「売上増」「利益増」に繋がるから、充実感いっぱいの仕事をさせて頂けます。


さて、博多では日本海の景色を満喫して、帰ってからはすぐに銚子の犬吠埼からの太平洋の景色。
マーケティングを追求するには、「雄大な景色を見ながらの思考」がフィットします。
海もよし、山もよし、自分の小ささと自然の雄大さ、人工物でない物(人工物でも)の美しさなどが、脳に刺激を与えてくれるのです。

福岡空港からの帰りの飛行機で、トワイライトからナイト・フライトへ移っていくのも実に素敵でした。
6時過ぎのフライトは、まだ太陽が燦々と降り注ぎ、傾いた日差しが山の頂を照らして、まるでライトアップのようです。
そして、太陽が西の空に沈んでいくと、空は白から濃いブルーのグラデーション、雲はオレンジからダークグレーへのグラデーションを描きます。
その僅かな時間の雲と空とのコントラストが見事で、暫し言葉を失って見入っていました。
「あの製造ラインにこんな工夫をすれば、スタッフは能率も上がり、仕事も楽になるなー。」「あの新商品のマーケティング・プランは、3ヶ月のプロジェクトでメンバー構成はクロス・ファンクションでいこう。」などと、色々な会社の様々なテーマが頭の中を巡ってきます。



ところで昨日の朝は、茨城の神栖市のホテルから千葉県香取市の指導先のK社に出勤でした。
毎月のいつも見慣れた通勤路の車窓からふと見ると、「おっ、卵の自販機があるではないか!」 と気が付きました。(文末写真参照)
「会社の手前にサー、卵の自販機を見つけたんだよー。で、よし!帰りに写真撮っていくぞ!ということで、今日は帰りにそこに寄って帰るよ。」と、興奮気味に会議前に幹部諸氏に語る私。
ところが、「先生、そんなのは田舎じゃ珍しくもないよ!アチコチにあるよー。」と言われて、瞬時に玉砕。

しかし、「何度も通った道で初めて気づいた感動は、やはり帰りに立ち寄って撮影するに値する。」と、東京への帰路を逆方向に曲がり、「卵自販機」を目指しました。
そんなに大げさに言うほどではなく、会社から近いのですぐに着くのですが、現認してみると奥に店舗と鶏小屋があることが判り、早速お店に入り購入しました。
「高い!けど安い!」
ん?!と思う向きもあろうかと思いますが、東京で一個500円の卵が300円で売っているのだから、厳密に言えば「高いけど安い!」ということです。
しかし、一般的な卵から考えると、とんでもなく高いものです。

それは言わずと知れた「烏骨鶏」の卵。
私は、熱々のご飯に新鮮な卵をかけて食べる「卵かけご飯」の大ファンですから、随分前に一杯のご飯に烏骨鶏の卵を二個かけて食べたあの旨さが忘れられません。
「究極の贅沢卵かけ朝ご飯」は、単純に原価が1000円オーバーですから、ファーストフード系朝ご飯とは対極にあるものです。
心動きました、、、あの究極の一杯。

ところが、根っから貧乏性の私は、初回は我慢で次回への希望を一ヶ月楽しむ。
「じゃあ、来月こそは烏骨鶏買いに来るよー。」と店員さんに言って、地鶏のLLサイズの卵をお買い上げです。
これも少々お高いのですが、とにかくデカいのです。(文末の画像で、そのデカさをご確認下さい。ダチョウの卵との比較はご遠慮ください。)
今朝、その「究極の贅沢卵かけ朝ご飯」に準じる「贅沢卵かけ朝ご飯」を堪能。
驚くほどデカい黄身、美味、絶妙のコク、実に旨い「贅沢卵かけ朝ご飯」でした。
あの卵が毎日食卓に上がったら、炭水化物ダイエットはできないでしょう。



ところで、K社の幹部の皆さんとの付き合いは間もなく一年になりますが、毎月毎月私のビジネス・マインドを心地良く刺激してくれます。
一言で言えば、「ウマが合う」「リズムが合う」「気が合う」の三拍子です。
昨日も、私が出した製造工程改善のアイデアに即応して、「先生、今から現場に行きましょうよ。その治具ならすぐに作れますから、作ってからすぐに製造ラインに流して検証してみましょうよ!」とクイックレスポンス。

会議室を出て、広い工場の中をワイワイガヤガヤと意見を闘わせながらの移動。
色々なラインを視察しながら、現場ではテキパキとプロトタイプ(試作品)が出来上がっていきます。
15分で廻ってくる1ラインに乗せて、検証してみると「これはイケる!」。
即座に「この上に何を改良するか」、「製品が生み出す利益の質を高めるには、まだどんな視点が残っているか」と、現場で見えてくるものからリアリティーのある意見が飛び交います。
毎月、絞った智恵と凝らした工夫が生み出した「利益向上効果」や、「コスト・リダクション額」を確認・共有しながら進化を続けていますから、「継続は力なり」を実感できる生きた教材です。


ともすれば、会議室のテーブルを囲んだ議論の果てに、「ではまた改めて、来月の会議で、、」という結末になる会社も多いものです。
私の経験だけでも、「一両日中にやります。」と言ったことの報告が1ヶ月以上後ということもあれば、「前向きに検討しましょう!」との結論に達してから2年が経つような例も枚挙に暇がありません。
ここが大事なのです。
「ウチの会社はどちらの体質なのか?」
「ウチの社風は?」
「アイデアや情報、顧客へのウチの対応速度は競争力と呼べる代物なのか?」
是非ともご確認ください。

業界内や顧客から、「あの会社の奴らは本当にすばしっこいよな~。」と噂にならないのなら、「まだトロい!」との判断が妥当でしょう。
Agile Competition、つまり現代のような「同質競争」「コモディティ化」(バックナンバーを参照ください)の時代には、『「機敏さという競争力」が、重要な戦略ファクター』なのです。


2013.5.23.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝


「卵自販機」(真夏には大丈夫なのかなー??)
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デカい!地鶏のLLサイズ卵(3個の値段は、スーパーで1パック買ってもお釣りあり)
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『「超前向き・楽しい祭り」「フレッシュ・イベント」の実践で、業績も盛り上がる』

先週末まで都内で研修でしたが、帰ってみると巷では私の事務所周辺から神田明神(神田神社)に掛けて、神田祭(かんだまつり)で大賑わいでした。
神田祭は「山王祭」「深川祭」と並んで『江戸三大祭』の一つ、且つ京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」と共に『日本三大祭』の一つにも数えられています。
徳川家康が天下統一を果たした以後、家康から社殿・神輿・祭器が寄進されて、神田祭は徳川家縁起の祭として盛大に執り行われることとなったそうです。

江戸三大祭は「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と謳われたそうです。
神田祭は山車の出る祭りだったそうですが、明治期以降は路面電車や電柱が敷設され、山車の通行に支障を来たしたため、次第に曳行されなくなり、現在は町御輿が主流となっているようです。
明治期に売却された山車は、まだ関東各地に伝存するそうですから、どこかの街で出逢うのも楽しみですね。


祭りの前からあちらこちらの街角に、町御輿が飾っていますので祭りの前でも見物はできますが、やはり神輿は担いでいるところがいいものです。
今回は土曜日の夕方までで研修が終わりましたので、ちょうど日曜日の夕方のフィナーレを秋葉原で観ることができました。
というより、流石に疲労困憊で出掛けるのが遅れ、神田明神に辿り着く前に秋葉原でフィナーレになってしまったというのが正しいのですが、、。
いろいろな街の神輿を観ましたが、中でも夕暮れにライトアップされた神輿の写真を撮りましたので、文末に張り付けておきたいと思います。



神田祭の賑わいも束の間、今週末は浅草神社の例大祭である三社祭(さんじゃまつり)です。
江戸の街は毎週連続のG1ウイーク(?!)です。
浅草神社は明治に入るまでは浅草寺(せんそうじ)と一体であったそうで、昔は浅草寺の祭りとして行なわれていたようですが、神仏分離によって浅草寺とは分離されて浅草神社単体での祭りとして発展してきたようです。
三社祭が江戸三大祭に含まれていないのは意外なのですが、神仏分離という歴史の変遷の影響でしょう。

祭り好きの人たちが「神輿同好会」を結成して、各地の祭りを担ぎ回っているそうですが、八九三の人たちも多く、八九三の祭典という感も。
「祭りが暴力団の資金源になっている」「全身刺青の男性が肌を露出した姿が怖い」などという声も多く、実際に2007年までの10年間に暴力団組員33人が都迷惑防止条例違反で逮捕されています。
暴力団員らが御輿の上によじ登って騒ぎを起こすシーンや、乱闘シーンなどがYou Tubeにたくさんアップされています。
そのような行為が問題となって、一般客からの苦情も多く、2008年には本社神輿の担ぎ出しが中止になり、2012年には都暴力団排除条例が施行されたこともあり、主催者側は暴力団組員らに組織名の入った半纏を着用させないよう要請するなどの対策に乗り出しているそうです。

大好きなお祭りならば、「堅気に迷惑を掛けない」「堅気を怖がらせない」「犯罪行為や資金集めに利用しない」などと言う鉄則を、親分が厳しく子分を律することです。
だいたい騒ぎを起こす人は「自律」できない人ですから、「親分」「警察」「法規制」によって律するしかないでしょう。
平和で楽しい本来の「お祭り」にしてほしいと思います。
またまた私は残念ながら、明日から博多に飛んで仕事で、帰ってからは銚子・鹿島での仕事です。
チラッと観に行きたいのですが、ここは体力との相談になりそうです。



ところで『祭り』というのは、全国各地でいろいろなものがありますが、我々日本人(でなくとも)のDNAには「祭り好き」が刷り込まれているように思います。
会社を上げて「祭り」に参加するのもよし、単なる地域貢献に留まらず、「お祭り参加での社員の一体感・連帯感」は必ずその後の仕事にプラスになるはずです。
また、社内での「お祭り企画」も考えてみるといいでしょう。
「運動会」「球技大会」「創業祭」「○周年記念イベント」など、たくさんのお祭りが考えられます。

何より再考して頂きたいのは、「改善活動」「TQC」などの社内活動が「お祭りとして機能しているか」ということです。
「極めて義務的」「受動的」「マンネリ」に陥っていては、本来の成果が期待できません。
ましてそこに「恐怖のマネジメント」を推進するような「逆モチベート・キー・パーソン」がいたとしたら、それはもはや「モラール・ダウン・イベント」と言わざるを得ないのです。
ここには詳しく書きませんが、私は多くの実例を見てきました。
一例だけ挙げれば、社内イベントでの軋轢から幹部・管理職やイキのいい若手が、会社を辞めていくようなケースもあります。
兆候を感じることが起きていれば、即改革に取り組まなければなりません。

このようなことが「チェーン・リアクション」を起こし始めると、会社は大きなダメージを受けるのみならず、人事崩壊になるケースもありますからご注意ください。

「明るく・楽しくやる」「ウキウキする」「少しだけど得することがある」などの、前向きインセンティブもとても重要です。
何事も歴史を重ねるごとに保守化する傾向がありますから、いつも「フレッシュ・イベント」にする努力が欠かせないのです。
超前向き・楽しい祭りを実践しましょう。
祭りで盛り上がっているうちに、業績も必ず盛り上がってくるでしょう。

2013.5.15.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝

神田祭の神輿、私もちょっぴり担ぎたかった、、。

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『「希望の灯への水先案内」:実務マーケティング・プログラム』

フラッシュモブ(Flash mob)なるものが巷でというより、世界的に流行っていますね。
フラッシュモブとは、不特定多数の人間がインターネットやメールを介して、突然公共の場に集合してダンスや演奏を始めることで話題になりました。
民衆を驚かせたり、共感の渦に巻き込むという「目的」を達成すると、即座に解散するというものです。
インターネットで広く呼びかけられた群衆が、「あらかじめ申し合わせた行動」を取るという即興のライブ集会みたいなものです。


2003年5月に、確かニューヨーク・マンハッタンのグランド・セントラル駅(Grand Central Station)に集まって、突然バレエダンスをして解散するという企画が切っ掛けのようでした。
その後、そのアイデアはネット上の口コミで広く知れ渡り、世界各地でこれを真似て企画され、ブームとなった「新しいネット集会」です。
誕生日、プロポーズ、結婚式などにサプライズイベントを企画する会社も生まれていますし、SNS時代の新しいイベント・プロデュースの一つとなるでしょう。
いかにサプライズイベントを創り出して、感動場面の共有を進めて販促に繋げるかという、企業の広告手法にも変化があるはずです。



私のようにコンサルタント稼業を長年やっていると、クライアントから「知識の提供」を求められることが多いのは致し方ないことですが、今や余程レアな「知識」「情報」でなければ、集める手段はいくらでもあります。
私がこだわっている「差別化要因」は、「考える力」「思考する能力」と「共感を生み出していく心」で、「近未来の業績」「楽しい仕事」への水先案内のようなものです。
実際にクライアント企業のスタッフの皆さんに、「効率追求癖」が染み付いてしまっていて、思考がシュリンクしていることが散見されます。

「効率追求」は必要ですが、「効果性追求」にこだわることで新しいものが発想されるのです。
それを「新たな現場力」として、「新しい技術」「新しい取引先」「新しい顧客」「新しいプロセス・マネジメント」へと進化させていくのです。


組織が順調な成長・発展の後、「成熟」という段階に入って、そのままでいると「皆、誰も手を抜いていないのに、業績が今一つ」という黄色信号が灯ってしまいます。
このところ数社の中堅企業から、「もう知識偏重のお勉強スタイルの研修じゃダメだと思います。何かいい手はないですか?」というご相談を頂きました。
ここ数年の教育プログラムや研修実績を拝見すると、大きな共通性が見えてきます。

「誠に失礼なことを申しますが、教育計画を作る時点で、こんな感じで役員会に提出したら体裁がいいなんていう<気持ち>がありませんか?」
「いや先生、教育部門で練り上げて、斬新なものを上にあげると<アカデミック>なものを要求されて、突き返されてきたんですよ。」
「またまた失礼なことを申しますが、それでは<教育マスタープラン>ではなくて<教育マスターベーション・プラン>ですね。」
「おっしゃる通りです。ところが今年はいろいろと社内の役員人事の変動がありまして、新しい担当役員から『お前たちは全く教育部門じゃなくて、研修手配師集団だ!毎年こんなことばかりやっていて、人が育つ訳がないだろう!この人に相談してみろ!』と言われまして、先生の名刺を渡されて連絡させて頂いたんです。」
(いや、光栄です。ありがとうございます。)

「なるほど、こんな研修を企画したらいかがですか?」
と、事例としてお見せした他社の研修プログラムは、初めから終わりまで徹底的に実務を取り上げて行う『実務マーケティング・プログラム』でした。

「これ、ウチのバージョンで作ってください!」
と即ご依頼を頂いて、カスタマイズ・プログラムを作りましたが、ここからが永い永い思考の旅です。

「業績にはとことん拘るが、誰かを責めるものではない」
「厳しくやっていくことを決めていくが、楽しくないことなら無理」
「価値観共有がいかに素敵なことか」
「社員の幸せを求める職場づくりとは」
「自主性を磨くには」
「自発性はどうしたら出てくるか」
「自律性によって会社の社会正義が守られる」
「中期戦略経営計画の根本的見直し」
「全社・全部門がサービスの視点を持つ」
「社員が随所で主となるホスピタリティの実現」
などと、次々と出てくる思考コンセプトのテーマから、その企業の実際の製品や技術・ブランド力などをつぶさに見て、実務を中心に据えて「創造力」と「現場力」を磨いていく内容を組み立てていきます。

当たり前のことですが、「顧客満足度重視(CS=カスタマー・サティスファクション)の経営」を謳う会社は巷に溢れていますが、「従業員満足に徹底的にこだわる(ES=エンプロイー・サティスファクション)」となるとその数は急激に減ってしまいます。
単純です、CS実現のためにホスピタリティや旺盛なサービス精神で頑張るのは、他でもない従業員なのです。
社員が「楽しんで」「面白がって」「ウキウキしながら」、CS実現に邁進する組織に向けていかなければ、ただの「本音」と「建前」の使い分けになってしまうのです。
「社員の犠牲に立脚して、繁栄している組織」は、決して長続きしません。


日本のマーケティング論の第一人者である元慶応大学名誉教授の村田昭治先生から学ばせて頂いたことは、非常に大きく私のその後に影響を残し続けています。
「マーケティングとは、とどのつまりは人生論だ。どんな素敵な人生を創っていきたいのかを一生懸命に考え抜くことだ。」
概念的なことも多いので、「よく解らん。」といって終わりの方もいるかも知れませんが、それは「とことん考えること」を要求されているということなのです。
とことん考え抜いて、自分の「志」のありかを探索しましょう。
それを「会社内外」で突き詰めて、希望の灯を見つけていくのが「教育研修」のもつ重大なミッションだと思います。
明日からまた研修で、しばらくは移動と研修の繰り返しですが、ご参加いただく方々に「希望の灯への水先案内」をしたいと思います。



3013.5.8.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝

最後に、次の写真をご覧になって、この花の名前を教えて頂ける方は、是非ともメールください。
私の友人の鉢に芽が出てきて、「はじめは雑草かと思ったら、あまりに可愛い花が咲いたので、ブログ使って、知ってる人を探してよ。」と依頼。
フラッシュモブではないけど、SNSの力で何とかしたいと思いますので、ご存知の方は是非ともお教えください。

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