ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2013年03月

『「幹部実践マーケティング研修」と「コミットメント・テーマ」』

先日、新型の「ZERO HALLIBURTON」を手に入れました。
アメリカのアポロ計画の際、ゼロハリバートンの鞄が「月面採取標本格納器」(月の石を採集するケース)として使用されたのは、有名なお話です。
アメリカ航空宇宙局(NASA)より製造を依頼されたケースですが、宇宙用として特殊に改造したものではなかったようです。
一般に市販されているケースを、少しだけ加工しただけであったという話も聞きますが、1969年のアポロ11号は月面着陸を果たし、ゼロハリバートンの鞄に月の石を入れて持ち帰ったのです。
当時は私はまだ小学生で、テレビの画面に月の上を歩いている人がいることがよく理解できませんでしたが、、。

ゼロハリ愛好家は、「ゼロハリと言えばアルミ製だ」というこだわりを持つ方も多いと思います。
私もその一人で、このところのゼロハリはずっとポリカーボネート製だったので、アルミ製の「ゼロハリらしいゼロハリ」が欲しいなと思っていたところでした。
少し前にお店を覗いた時に、アルミ製が久々に発売になると聞き、即予約しました。
そして「その日に買うから!」と、入荷の日を心待ちにしていましたが、遂に念願のアルミ製ゼロハリのたぶん日本第一号(とお店の人が言っていました)をゲットしました。

年中出張ばかりの私にとって、カバンは大切なパートナーで、日帰り用から5日用まで、1日刻みで大きさを使い分けています。
それ以上になると、各ホテルに宅急便を送って荷物の詰め替え作業です。
今回手に入れたZERO HALLIBURTONは、三日間の出張用にと考えていたサイズです。
これまでのダンヒルのものはキャスターがなくて、以前は「移動中のウエイト・トレーニング」などと強がっていましたが、流石に辛くなってきました。

国内線の機内持ち込みギリギリの大きさと、カバンの中のスペースの使いやすさが必須条件でしたが、私のニーズにピッタリフィットでとても気に入りました。
中のポートフォリオの部分も良く仕分けられていて、快適な使い心地です。
もともとポートフォリオは、「紙挟み」や「カバンの中の仕切り」ですが、今では投資用語として使われることの方が多いと思います。
つまり、自分の資産を複数の金融商品に分散投資して、リスクヘッジするということで、紙挟みやカバンの仕切り板から派生したものです。


他のカバンにも少々こだわりがあって、一日用はダンヒル、二日用は国産の職人の手作り、四日用はグローブ・トロッターなど他にもいくつかのカバンを用途別に使い分けています。
流石にどれも値段は少し高かったのですが、ダンヒルのカバンは修理しながらもう15年以上使っていますし、他も皆長寿を誇っています。
カバンのみならず、修理を重ねながら長くお世話になっているものも多く、傘などは24年使っているものもあります。
良いものを大事に使うと、結果的にはお買得になるものも多いものですね。

そして、私の好みの一つはグローブ・トロッターのように、物語や古い伝統的なクラフトマンシップ、こだわりの職人技があるものです。
グローブ・トロッターのトラベルケースは、今も1897年の創業当時とほとんど変わらないハンドメイドで作られています。
ロンドンから少し離れた小さな町で、職人が長年の経験で培った技術を駆使して、ヴィクトリア朝時代から使われている古い機械で、今でも一つ一つ丁寧にハンドメイドで作られているのです。
材質は特殊加工を施したヴァルカンファイバーという紙で、職人が何層も何層も張り合わせて作り、元祖「象が踏んでも壊れない」という鞄です。
イギリス王室御用達で、確かエリザベス女王が新婚旅行に持って行ったのが注目され、ダイアナ妃も帽子ひとつまでこの専用カバンがあったように記憶しています。

何だかカバンのコマーシャルのようになってしまいましたが、ヴィクトリア朝時代から使われている古い機械を、丁寧にメンテナンスしながらモノづくりを続けているのはとても素敵です。
古いものを大事にしていく、同時に革新的現代技術も活かして、ベスト・ミックスを成立させることは、以前にも書いた「不易流行」につながるところがあります。
大胆に変えていかなければならないもの、何としても変えてはならないものを踏まえて、「チェンジ」のマーケティング・テーマを見定める。
そして、果敢に「チャレンジ」する。
「チャンス」を生み出したら、経営資源の重点配分をして、タイミングを逸することなく成果をモノにする。
みんなが当たり前に解っているようで、意外に「できていないこと」が多いのではないかと思います。

近日、ある指導先の幹部に集まって頂き、「チェンジ」「チャレンジ」「チャンス」の『幹部実践マーケティング研修』を行う予定です。
コミットメント・テーマは、ある赤字事業の来年度内黒字化(MUST 1年・WANT 半年)です。
「できる」「やれる」「やってみせる」という気概があれば、そして皆が自分のミッションに凝り固まってしまえば、「できる」ものなのです。
まずは『幹部実践マーケティング研修』で、「チェンジ」「チャレンジ」「チャンス」の核心と確信を創りたいと思います。
まだまだ安心感の足りない日本経済回復ですが、気分がポジティブになっている「気」の時に、「不採算脱却」「既存顧客の深耕開拓」「新規見込顧客へのロジカルな提案」などを、全社一丸となって取り組む時なのです。

2013.3.29.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝

新型「ZERO HALLIBURTON」、これも長い付き合いになりそうです。
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『TPP(Trans‐Pacific Partnership)「前提条件」を踏まえよう』

野球好きでなくとも日本代表が世界の大舞台で戦い、まして3連覇がかかっているとなれば、侍ジャパンの試合に熱い視線が注がれて当然。
しかし、残念ながら準決勝敗退で、一気にWBC熱も冷めていく気配です。
先日行きつけのお店で、
「先生、5分前まで侍ジャパンの牧田が店にいたんですよ。」
「おー、あのアンダースローの牧田かー、会いたかったなー。」
というか、準決勝であのサブマリン(潜水艦)投法のライズ・ボールを投げさせてみたかったですね。
アンダースロー独特のボールが下から上に上がってくる球筋は、メジャーリーガーたちもあまり見慣れないから、さぞかし打ちづらいだろうと期待していたのですが。

サブマリンと言えば、アメリカのサブマリン特許(Submarine Patent)が想起されます。
特許出願された発明で、その発明技術が普及した時点で特許権が成立し、その存在が公になるというアメリカ特有のものでした。
グローバル・スタンダードに足並みを揃えることなく、アメリカだけがこの特許制度を維持したため、これまで数々の問題も起きてきました。
補正手続き・継続出願を繰り返して発明日を維持しながら、発明の内容を長く非公開にしておいて、特許権の取得を先送りし続けるのです。
そして、その技術が普及するのを待ってから特許権を取得・公開し、利用者に多額の特許料を請求するという酷い例が多くありました。

米特許法の改正法案は、一度はブッシュ大統領によって蹴られました。
しかし、一昨年オバマ大統領が署名し、この4月からの改正法の施行が決まっています。
そもそもこれまでの「先発明主義」というのは、前述もしましたが特許申請を終えていなくても、先に発明したことが証明されれば認めるという制度で、アメリカだけの特殊なものでした。
世界中の国々が採用している「先願主義」では、特許当局に申請書を提出した日をもって権利が発生するという極々当たり前のものです。
いよいよ来月から、グローバル・スタンダードである「先願主義」が採用されますから、これは大きな前進であると思います。

グローバル・スタンダードが違っていては、交渉事や貿易問題でもなかなか落としどころが決まりません。
いよいよ交渉入りするというTPP問題も然りです。
先日、私のセミナーを受講していただいたA社の社長からもメールをいただきました。
『TPPによって日本の農業は、野菜生産者、畜産、酪農などは大規模化を進める?小規模生産者の高付加価値戦略は?』
概ねこんな内容でした。
国の舵取り一つで弱者ほど負の影響を受け、強者は常に有利な立場を取るのは、どんな業界でも基本的には共通ですから、TPP交渉の行方が心配なのは当然でしょう。
A社社長とはまたメールのやり取りで意見交換していきたいと思っていますが、ここで少し私が思う「前提条件」を書いておきたいと思います。

そもそもTPPとは(Trans-Pacific Partnership)=環太平洋パートナーシップ協定=環太平洋経済連携協定ですが、環太平洋諸国による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定 (EPA)のことです。
国会やマスコミで、細かな除外産品や国民皆保険への影響などの話ばかりがクローズアップされています。
当然大事なことではありますが、その前に日本が加わった時の加盟国のGDP(国内総生産)比較をしてみて、前提条件を確認すべきでしょう。

想定する加盟国の合算GDPの91%を日本とアメリカの2か国が占めるという事実の存在です。
そのため、実質は日米間のFTA(自由貿易協定)+αだという見方もあります。
事実上の日米自由貿易協定に等しいとすれば、除外産品や保険のことよりも大きな「前提条件」が問題にされるべきであると思います。
そうでなければ、TPP協定は「現代の黒船」になるかも知れないのです。
あの時どれだけ不平等な条約であったかは、皆様ご存知の通りです。

先行して締結された米韓FTAを参考にすると、「ラチェット規定」や「ISDS条項」というアメリカが有利になる条項が存在します。

「ラチェット規定」のラチェットとは、一方向にしか動かない爪歯車のことで、すなわち、「現状の自由化よりも後退を許さないという規定」です。
締約後に事情によって、市場の規制強化が必要になっても、後戻りは許さないというもので、他国ではすでにこの問題が露呈しています。
これは金融・保険・法務・特許・会計・電力・ガス・輸送・通信・建設・流通・教育・医療などの様々な分野に規定されています。
アメリカの投資ファンドや米国企業に有利な条件ですから、今後巨額の解決金や補償金の訴えが出てくることでしょう。
しかも、当事国が他国とのFTAを締結した場合には、「その条件が米国よりも有利な場合には米国にも同条件を適用する」という規定まで入っています。

そして「ISDS条項」とは、「投資家対国家間の紛争解決条項」(Investor State Dispute Settlement)であり、協定を結んだ国同士の企業と政府との賠償を求める紛争の方法を定めた条項です。
アメリカの名だたる企業が「TPP推進のための米国企業連合」をつくり、ホワイトハウスに様々な要求を突きつけています。
この企業連合は、「アメリカの製品やサービスを拒むことができるような手段を作ってはならない」という圧力を掛け続けています。
金融・通信・建設・航空・飲料・物流・IT・医薬品・医療業界団体・保険業界団体・小売業・メディア・農業団体など、あらゆる業界のあらゆる大手企業がつくる企業連合ですから、米政府も大変なプレッシャーを受けています。
 
「アメリカの対外投資保護」「市場開放規定」「紛争解決条項」を組み込むべきと、北米自由貿易協定 (NAFTA) 同様のISDS条項を盛り込もうと躍起になっているのです。
相手国の何らかの措置によって損害が生じたとすれば、それを理由として国際投資紛争解決センター (ICSID)という仲裁機関に直接申立てを行い、その補償を求めることができるというもので、極めて厄介なものです。
これらの条項がTPPに入るとすれば、加盟国の政府や地方自治体は訴訟リスクと補償問題を抱えさせられるのです。

日本は交渉参加の前に、除外項目の精査のみならず、その前提である「条約条項の詳細」について、「交渉参加前提条件」を示すべきと私は考えます。

既に各国での訴訟案件も多いことも、よく調べて検討されるべきです。
「想定加盟国の合算GDPの91%を日本とアメリカの2か国が占める」という事実は、日本が不参加のTPPは非常に小さな規模になり、日本の参加が不可欠だと考えられているということを忘れてはならないと思います。
またそれらに基づいて、「タフ・ネゴシエーション」(厳しい交渉)を進めてほしいと思います。
まずそこが固まってから、個別の交渉に入るべきと思います。

そして、その前に農水省・農水族議員はTPPの交渉の如何を問わず、減反政策や参入障壁の緩和・撤廃を進めるべきです。
明日の日本農業のあるべき姿と、最適な保護方法を見極めて、そこに国費を投入する --- 食糧・農産物問題は「国家の安全保障問題」に他ならないのです。
交渉がどちらに転がっても、この「前提条件」をしっかりと踏まえていかなければ、日本の国家グランドデザインのリニューアルは難しいのではないでしょうか。


17日に千葉県知事選が投開票されて、現職の森田健作氏(63)が圧勝で再選を果たしました。
それにしても31・96%という投票率はいただけません。
前回の45・56%でも低いのに、市民の意識が非常に低いとしか言いようがありません。
TPPをはじめ、政治的課題を任せることになる議員や首長を選出する一票を投じることが、自分自身や子供や孫の世代に対して大きな意味を持つことを自覚したいものです。


イタリア総選挙では、ポピュリズムの帝王のようなベルルスコーニ前首相が、またとんでもないバラ撒き政策など色々と無茶なことを言っていましたね。
前述のTPPのことと同様に、「前提条件」をしっかりと踏まえなければ、ポピュリズムの帝王に国をボロボロにされてしまうかも知れません。
「真面目に考えて、小さな力を真面目に行使すること」を馬鹿らしいと思うと、もっといい世の中にしたいという「前提条件」が壊れてしまうのです。
今日は少々堅苦しい話が多かったのですが、次回は「春爛漫の話題」にしたいものです。


2013.3.21.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝

昨日は何としても桜の花を見たくて、色々と場所を検討した末に「千鳥ヶ淵」に決定。お堀に浮かべた小舟からの桜、とても風情と季節感に満ちていました。
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『「営業マインド強化」で「カスタマー・インティマシー」を身につける』

今日はロングランの研修明け、昨日まで恒例の「営業マインド強化合宿」でした。
「業務命令でイヤイヤ参加した率」は80%ですが、当然と言えば当然。
外部研修に派遣される時には「面倒くさい」「しんどそう」など、「嫌だなー」と感じるのは普通のことでしょう。

「営業研修」と冠が付いているのですが、ご参加者は平均すると4割近くが「総務」「経理」「製造」「設計」「物流」などの、いわゆる「営業部門外」の方々です。
「私は営業部門外ですから、会社から指示された時は、(関係ないじゃん俺)って思いました。」
「私の仕事は研究開発ですから、専門外の勉強なんて不要だと思っていたんですよね。この道で生きていくために、頑張って博士号まで取ったんですよ。」
などと、研修参加当初はネガティブなことをおっしゃることも多いのです
が、研修の序盤からほぼ100%の方が「気づき」を得てくれます。

「営業マインド強化合宿」では、テクニカル・スキル重視や知識詰め込み教育ではなく、「ヒューマン・スキル」や「コンセプチュアル・スキル」の強化に主眼を置いています。
つまり、今後の人生観・仕事観を高めていく「根幹の価値観」を磨いていくことを重視しています。
よく経営者の方から、
「ウチは社員教育に力を入れているから、これまでも色々な研修を受けさせたんだが、直後はいいんだけどねー、、。」
というお話を伺うことがあります。

正に「一過性モチベーションの功罪」というものを感じ、18年前に<熱の冷めないモチベーション>にこだわって、プログラミングしたのが「営業マインド強化合宿」なのです。
受講者の方々から、研修後に「あの研修の本質はビジネスマインド・人生マインド強化だったのですね!」「初めて自分の人生をより良く生きることに、セルフ・モチベートの実感がありました。」というご意見も多く頂いています。

世の中には「洗脳系」や「精神論オンリー」の研修も多く存在しますので、お気をつけになって選択して頂きたいと思います。
そして、そろそろ20世紀型の「知識偏重教育」からも脱却して、「思想・哲学・価値観」と「想い方」「感じ方」「考え方」を磨くことをお奨めしたいと思います。
ここを強化することで、「いい仕事をするために必要な知識」は自分の意志によって求めはじめ、「知識」は「見識」というレベルに高まりを見せます。
つまり、根幹の価値観というものを手に入れ、意思決定の方向性や判断力などが高度化されていくのです。
そしてその結果、確たる信念を持って、腹を据えて実行する「胆力」をモノにすることができます。
「人生お一人様一回限り」で、「過去に戻ってやり直しがきかない」のですから、気づきを得た日から「素敵な人生」を生き抜くことだと思います。

 

そう言えば、昨日研修を終えて事務所に戻ったところで、日刊ゲンダイから取材の電話。

ちょうど新入社員の季節ですので、ここ数回私のコメント入り記事が書かれるはずです。

今日発売のものには、「新人歓迎会~逃げられないための会話術~」という記事が出ていますので、宜しければご笑覧ください。

 


さて、前回は梅に気持ちがいき、先日の岡山で久しぶりに「ままかり」を食べたことを書き忘れていました。
「ままかり」は汽水域に生息するニシン目・ニシン科・ニシン亜科に分類される魚で、またの名をサッパ。
ママカリは「飯借り」と書き、「あまりの旨さにメシが足りなくなって、飯(まま)を借りに行く」という、有名な岡山郷土料理です。

昔は隣の家に「飯借りに」や「醤油を借りに」って、ご近所付き合いの中で小さな単位の地域コミュニティがありました。
しかし、特に今の都会では相互交流や関わり合いが消え去ったり、希薄になってしまいました。
生活そのものや、消費・生産・教育・医療・祭りなどの関わり合いは、地域社会にとって「超高齢社会の助け合いメカニズム」としても考え直していかなければならないでしょう。
放っておくと、「孤独死問題」や「心の病」は増え続けるでしょう。
是非、共に問題意識をもって考えていきましょう。



そう言えば、このところスケジュールの合間に歯の治療とクリーニングに通っています。
日本橋箱崎町の「あさひ歯科」に通っているのですが、ここには受付のカウンター上に「CREDO」(信条)が掲げられています。
『あさひ歯科では
最善の治療・指導を通じて、患者様のQOLを
最大限に向上させ、それを維持することを追求します。
治療・指導は、できる限り快適な環境の下で提供し
患者様がリラックスできるよう心がけます。
患者様はゲストとして応対し
パーソナルサービスとして高い評価が得られるよう
努めます。』


看板に偽りなしで、先生も歯科衛生士の方も、凄く親切かつ丁寧&ジェントリーで、あの歯医者さん特有の恐怖感を和らげてくださいます。
先日はスモールサプライズがありました。(ご存知だった方には何でもない事でしょうが、、。)
治療後に歯茎マッサージをしていただいたのですが、
「オレンジ味とミント味のどちらになさいます?」
「知らなかった、味を選べるなんて。」

ペインコントロールも進化していますし、ここでも「技術」や「個客対応サービス」は日進月歩ですね。
ペインコントロールとはモルヒネなどを用いて、患者の苦痛となる痛みを抑える治療で、いわゆる疼痛(とうつう)管理です。
でも、一番の疼痛管理は患者に対する接し方で、『カスタマー・インティマシー』に満ち溢れた「個客対応サービス」を行っていることです。
『カスタマー・インティマシー』 --- 顧客との親密さの追求です。

あえて「顧客」を「個客」と表現したのは、「サービス」を「投網を投げるように行う」ことが多いのは皆様ご存知の通りです。
先日泊まったあるホテルでも、チェックインの際に近隣のレジャー施設等のサービス券の入った封筒を貰い、ちょっと得した気分になりました。
封筒の中に数枚入っていたので、何となく出してみると、いろいろな施設の招待券や割引券。
しかし、時はすでに2月も下旬であったのに、その券には「クリスマス大抽選会や新年1月2日のイベント招待」、、、。
せっかくのホスピタリティがとても間抜け。


おもてなしの心=ホスピタリティは新鮮な感動を与えてくれるものですが、「マニュアル化」「定番サービス化」では思わぬ落とし穴があります。
ホスピタリティもサービスも、顧客に喜んで貰うための努力ですが、命令によって「やらされている」うちはローレベルなものです。
これが仕組みやシステムの限界なのです。
「顧客対応」とは、「個客対応」でなければ感動を生みません。
『「たった今」「ここで」「あなただけ」に対応しています。』というのを感じた時に、お客様はサービスやホスピタリティを感じるのです。


私の顧問先のK社では、お客様がお帰りになる時に、社員が玄関に並んでお見送りしていますが、私が帰る時にも毎回皆で並んで見送っていただけます。
「私は身内なんだから、お見送り不要です。」といつも言うのですが、「これがウチのポリシーなんだから、やり続けるよー。」と言われてしまいます。
誰一人として「やらされ感」を感じさせません。

角度を変えて見ると、「素晴らしい原価意識」とも言えます。
ぞんざいな対応も丁寧な対応も、掛かる原価はほぼ同じです。
『カスタマー・インティマシー』も『ホスピタリティ』も『サービス』も、お金より『頭』と『心』を遣えば「素晴らしいローコスト・オペレーション」が実現するのです。

2013.3.15.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝

「あさひ歯科」の「CREDO」(信条)

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『開花するか、リフレーション(Reflation)政策』

先日、スケジュールの間隙を縫って、小田原の辻村植物公園の梅園に梅の花を見に行き、脳ミソの休息を図りました。
小田原の梅園と言えば「曽我梅林」(そがばいりん)が有名ですが、毎年35,000本の梅の花が咲き誇る生産梅林で、梅の花の香りとともに梅林から眺める富士山もいいものです。
今回はちょうど「梅まつり」の時期で、多くの観梅客が押し寄せていると思い、ゆっくり散策できそうな辻村植物公園を選択しました。
どちらも一度足を運んでみる価値はあります。

桜も良いけど、梅の「清楚な花」も「ほのかに漂う香しさ」も、何とも言えず良いものです。
まだ少し寒かったのですが、ここでの散歩はお勧めで、春の到来を感じながら梅の花を見ていると、このところの仕事の疲れを癒してくれました。
小田原名産は「蒲鉾」というイメージが強いのですが、「東海道中膝栗毛」などに小田原の名産として梅漬けが登場するほど梅も特産物です。

「来年は紀州の梅を楽しみに行こうかな」と密かに画策しているのですが、何せ仕事のスケジュール次第ですから、是非ともこの時期の和歌山での仕事をどなたかご依頼下さい。
「ムシのいいことを言うな。」と言われそうですが、そこは「ウメー話」ということにしていただきたいと、、、。
もうすぐ桜も咲き、桃もこぶしの花もと、やはり春は色々な花の競演で華やぎます。
このタイミングに「経済」「景気」の花を咲かせていけば、久々のウキウキした春がやってくるはずです。



昨日は、中国銀行・岡山経済研究所主催の経営実務セミナーでしたが、「水戸・偕楽園」「金沢・兼六園」と並ぶ日本三大名園の「岡山・後楽園」の側であったのに、残念ながらとんぼ返りでした。
次回は「岡山・後楽園」の散策も、スケジューリングしてから行きたいものです。
しかし、今回のセミナーは募集からあっという間の10日ほどで満席を振り切ってしまい、申し込みが間に合わずに入れなかった方もいらっしゃったようです。
今回断られたという方は、是非とも次回にご期待ください。

私は基本的にセミナーの前に全参加企業のHPを拝見して、常にお話の内容に反映させるように心掛けています。
やはり「経営実務」と考えれば、例えるものは「我社そのもの」「我社の業種に近いもの」がいいですから、せっせと拝見しています。
しかし、かなりの数の会社からいらしていただいていますから、のめり込み過ぎて閲覧するのが深夜に至ることも多いのが玉に瑕(きず)ですが、、。


セミナーと言えば、前回のお役立ち情報の中で「プレイング・マネージャー」について少し触れましたが、結構いろいろな反響を頂きました。
『「試練」を例えてみると、先月の成績が未達だった部下に対する言葉』というところで、 --- 『「なんだ、この業績は!?ヤル気あんのか?」どころか、つい、「あのさ、日本語分かるよね?」と最低な言い方になってしまいます』というセミナー受講者のD氏からのメールも。

正に上司が部下からのストレッサー(ストレス要因)に対して、「あ、ついまた言ってしまった、、、。」ということも多いものです。
しかし、彼の場合は常に自戒の気持ちと、部下とともに成長したいというモチべーター(動機づけ要因)を持っていますから、ほんの少しの意識で「部下との共感性」は大きく伸びるはずです。
D氏に、『 あなたのその真摯な姿勢が何より素敵です。私も含め、死ぬまで「反省」と「立ち直り」「居直り」の日々?!不完全の魅力を振り撒いていきましょう! 』と返信させていただきました。


「不完全の魅力」 --- 何だかいい言葉が浮かんできましたねー。
人間は不完全であるから、社会でも組織でも「相互補完関係」を成立させながら、成長の歴史を辿ってきたのです。
近日、この「不完全の魅力」と「相互補完関係」に着眼して、『プレイング・マネージャーのための「部下の成果を高めるマネジメント手法」』の研修プログラムを創りたいと思います。
ご興味がおありの方は、私のHPの「お問合せフォーム」か「ナビゲーター」からメッセージを頂ければ幸いです。


1・2月に、ある上場企業で集中的に4回の研修を行いました。
年明けの数ヶ月は、この会社の年間最繁忙期にあたりますが、「あえてこの時期に日程をやり繰りしてでもやる。」という強い意志がありました。
「こんな忙しい時にやっているからこそ、必ず成果に結びつける」
「繁忙期だからこそ、仕事のやりくり・タイムマネジメントをしっかりやる」
「どうやって営業のクロージング・タイムやタクト・タイムの無駄をなくして、時間を生み出すか」
などの「ポジティブ・サイコロジー」が働くのです。
だからこそ、「申し訳ありません。〇日はお客様大満足追求のための研修がありまして、是非ともその翌日に伺わせてください。」というポジティブな言葉がお客様に響くのです。



米国では「大手企業の業績改善」「シェール・ガス革命」「金融緩和マネー」で賑わい、ダウが高値をつけています。
シェール・ガス増産で、ガス価格下落に期待が集まっていますが、公害問題も根強くあります。
とはいえ、いよいよ現地での「GTL(ガス・ツー・リキッド=ガスを液体燃料に転換)」と呼ばれる大型事業も動き始めますから、ここは技術力の日本企業の出番です。

「GTL事業設備」では、シェール・ガスから軽油やナフサを作るもので、原油高・ガス価格下落によって採算見通しが立ってきました。
この技術は日本企業をはじめ、世界でも数社しか持っていないものですから、大きな事業機会になる可能性があります。
早く日本の「メタンハイドレート」開発と、沖ノ鳥島周辺の無尽蔵と言われる「レアアース」開発も進めてほしいものです。
実現すれば、世界の資源のパワー・バランスは劇的に変わるはずです。



さて、日銀総裁候補の黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁が4日、衆院議院運営委員会の所信聴取に臨み、「デフレ脱却に向けてやれることは何でもやる」「物価安定目標を一日も早く実現することが何よりも重要な使命」など、総裁就任への意気込みを語りました。
黒田新総裁、副総裁候補の岩田規久男・学習院大学教授、中曽宏・日銀理事の国会同意人事案が衆参両院の本会議で採決される見通しです。

いよいよこの布陣で『リフレーション(Reflation)政策』が始まります。
つまり、シンプルにリフレを論じるならば、「インフレターゲット+無制限の長期国債買いオペレーション」でデフレから脱却するという政策です。
リフレ政策の中心は「マネーストックを大幅に増加させる」ことで、市中に廻るお金を増やすことを進めます。
これまで日本銀行が実施した量的緩和政策では、日銀当座預金残高のストックに留まり、市中に回るマネーストックは増えていないから、今回はリフレ政策でやり遂げようということです。

第二次世界大戦前、高橋是清が事実上のリフレ政策を断行しましたが、ご存知の通り戦費捻出を狙う軍部に暗殺されて、第二次世界大戦突入という日本の悲劇が始まったのです。
その頃、軍部が牛耳る政治体制下で、物価が一気に上昇してインフレ率は16%になっています。
欧米の緩和政策・マネーサプライを見ながら、注意深く上手くコントロールしてほしいものです。

2013.3.8.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝


香しき梅の花の如く『開花するか、リフレーション(Reflation)政策』


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