ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

2012年01月

経営のバックボーンは「崇高な思想・価値観」

先週は経営者フォーラムの講演で、福岡に行ってきました。

通常の景気・国際問題・ユニークな経営手法などを中心とした講演会ではなく、経営者が「いかに崇高な思想・価値観を持って、価値創造経営に臨むか」という極めて本質的かつ重要なテーマのフォーラムでした。

500名近くの経営者の真剣な受講態度がとても印象的で、終講後の経営相談などもとても積極的でした。



東京に戻って、今週は三菱UFJリサーチ&コンサルティングのセミナーでしたが、多くの業種の役員や営業管理職の方々をはじめとして、年初の忙しい時期にも拘らず多くの方にお集まりいただきました。

皆さんの姿勢から「今年は去年に増して厳しいぞ。取りこぼしなく仕事をしなければ。」という強い危機感・問題意識が、ヒシヒシと伝わってきました。

やはり『天は自ら助くる者を助く』の言葉通り、より強く素敵な会社にしていくために、受講の経費は掛かりますが自助努力の一つの形であると言えるでしょう。

共育(教育)は、企業にとっても個人にとっても永遠のテーマです。



ところで、このところの経済報道は、日本の貿易収支が1980年の2兆6129億円に次ぐ、31年ぶり史上2番目の大きさの2兆4927億円の赤字ということで持ちきりです。

昨年は東日本大震災という未曽有の災害や、タイの洪水の影響による輸出減少、原発事故によって原油やLNG(液化天然ガス)の輸入増加が重なり、大きく貿易赤字になりました。

しかし、円高で所得流出が抑制されていることで所得収支は伸びていますから、自国通貨高は経済全体にはプラス効果になっている側面もあり、単純ではないのです。

今後のトレンドを見ていくと、「一時的か」「常態的か」「日本経済の構造変革か」が解ると思いますが、貿易赤字は円安圧力を生むはずですから、現状の円高にブレーキを掛ける役割は果たしていると思います。

日本は毎年10兆円ほどの貿易黒字を続けてきましたから、累積の貿易黒字は270兆円とも言われ、世界最大の海外純資産保有国となっています。

ところが、原油をはじめとした原材料価格の高騰によって、円高差益が打ち消されていることもあり、苦しまれているメーカーさんも多いのです。



私たちは大変難しい時代に生きていることは確かですが、だからと言って知る努力・考える努力を放棄してはなりません。

正しい情報をキャッチする能動的な努力と、一方で日常的なことから何かを感じ取るという感性も磨いておきたいものです。

例えば、先週21日土曜日の日本経済新聞の夕刊をバラしてみると、新聞紙が2枚半でした。
かなり厳しさが増している印象です。

景気の落ち込みがいよいよ酷くなると、土曜日の夕刊は2枚になります。

御存知の通り、広告激減で紙面が減るのですが、しかも中を見ると関連会社のもので穴埋めしているのが感じられます。


高齢無職世帯は公的年金などの社会保障給付が実収入の84%程度を占めていますが、思った以上に消費は旺盛です。

消費が可処分所得を上回っているのですが、不足分は貯蓄の取り崩しなどで賄っているということです。


ですから新聞紙上の通販広告には、レギュラー・メンバーとして「尿漏れパンツ」が登場するということに必然性が生まれます。

また元気なお年寄りをターゲットにした旅の広告も目立ちます。

しかし、豪華客船の旅を申し込むなら、船長の人物像の確認まで必要な気がしてきます。

業種・業態に関係なく経営は「崇高な思想・価値観」をバックボーンに、自分のミッション(使命)に忠実な仕事ぶりが改めて求められます。


2012.1.26.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一  拝

三種の神器(さんしゅのじんぎ)

昨日は鏡開き(地方によっては違う日ですが)でした。

神仏に供えた鏡餅のお下がりをいただくという行事で、ありがたいお供え物を食べることで神仏への感謝や無病息災などを祈るものですね。

鏡は円満を表し、開くは末広がりを意味するというものです。

鏡開きは鏡割りと呼んだりしますが、餅を刃物で切るのは武士の切腹を連想させ、縁起が悪いとして手で割るようになったのです。

武士は鎧兜に鏡餅を供えて、刃柄を祝うとして旧暦の1月20日(刃柄)に鏡開きをしていたそうですが、その日が徳川家光が死去した月命日のため、日を替えて11日になったようです。



鏡といえば剣・玉とともに「三種の神器」の一つで、歴代天皇が継承してきた宝物です。

鏡は「知」を表し、勾玉は「仁」の象徴、剣は「勇」を表すとも言われますが、古代の人間には恐れ多い宝で王の権力の象徴だったのです。


戦後復興を果たした日本は、豊かさの象徴として電気冷蔵庫、電気洗濯機、 白黒テレビ等の家電製品を三種の神器と呼びました。

また、60年代には3Cとも呼びましたが、新たな豊かさの象徴としてカラーテレビ、クーラー、自動車を「新・三種の神器」と呼びました。

つまり近年の日本人は、その時代を象徴する「凄い武器」や「憧れのアイテム」に、「三種の神器」という名を与えてきたのです。



現代の三種の神器っていうと何でしょうね?

この価値観が多様化したデフレ経済下では、人によって三種の神器にも様々な違いがあるのでしょうが、パソコンとかスマートホンとかハイブリッドカーやEVも入ってくるのか、、、。

10万円以上する高級炊飯器やゴパンやタブレット端末と言う人もいらっしゃるでしょうね。

とにかく「お気に入りのもの」や「自慢げに持っている最新アイテム」など、正に三種の神器も人によって多様化しているのが現代社会でしょう。



就職活動中の学生の中には、三種の神器の一つは「正規雇用」と言う人もいるでしょう。

かつてジェームズ・アベグレンが著書「日本の経営」の中で、日本企業の競争力の源泉は「企業別組合、終身雇用、年功序列」とし、日本独自の経営システムを日本的経営の象徴と書きました。

知らぬ間に誰かが企業別組合制度・終身雇用制度・年功序列制度と呼び、あたかも日本にそんな制度があるかのように「日本的経営:三種の神器」と呼ばれていました。

バブル経済崩壊後に、「そんな制度というものはなかった」というのが周知の事実になったのですが、大切なのは制度かどうかではなく、どれだけ「人を大切にしている企業」であるかということだと思います。


ここで三種の神器の原点に戻って考えると、歴代の天皇は三種の宝物を守りながら、その皇位を継承してきたのです。

日本は現存する世界の国々の中で、最古の国家であるということは意外に知る人ぞ知る話になっています。

私たちは少なくとも「世界最古の国家の国民」として、もう少し誇りを持ってもいいのではないでしょうか。

世界中の国が繁栄と滅亡を繰り返す中で、天皇家が世界一長い系譜を続けられたのも、「国民の幸福のために祈りを捧げる」という「基本姿勢から逸脱せずに代を重ねた結果」と言えるのではないでしょうか。



今年は昨年にも増して厳しい経営環境になるでしょうが、この時代だからこそ「人を大切にして、社員の力を引き出していく経営」に注力すべきだと思います。

我社の一番のファンは誰?と聞かれれば、誰もが「もちろん全役員・全従業員です」と即答する会社にしたいものです。

事例を挙げれば枚挙に暇がないのですが、「この会社が好きなんだ。ありったけの知恵を絞りだして、いい仕事をするんだ。」というモチベーションが確立した時に、これまでとは別人のような力を発揮することがよくあります。



ある会社では、退職する社員の過半数が「捨て台詞を吐き捨てて会社を去る」と聞きました。

会社と辞めていく社員の双方に複雑な原因はあるにせよ、仮に物品の販売をしている会社であるとすれば、<退職者×α(退職者のステークホルダー)>の数だけ絶対にこの会社から買わないという人を増やしていることになります。

また逆にある会社では、退職後の従業員の多くが「繁忙期にお手伝いが必要なら、ご遠慮なさらないで」とか、「取引先に紹介したいのでカタログを分けてください」と連絡をくれるといいます。

退職した社員やパートさんが、敵になるのか味方でありファンで居続けてくれるのか、この差はとても大きなものです。



あるケーキ屋さんで、「従業員は誕生日に会社からバースデーケーキをもらえる」という話を聞きました。

ケーキ屋さんですから、そんなことはお手のものですし、製造原価でバースデーケーキをプレゼントしてあげられるのですから、経費的にもとても理にかなっているなと思い微笑ましかったのですが、「入社してから1年以上たった人限定」と聞いてがっかりしました。

昨日入ったアルバイトさんが今日、バースデーケーキをもらって「おめでとう!」と暖かい言葉をもらったとしたら、その人はケーキの原価など比較にならないほどのファンになるし、何より自分の仕事場に誇りを感じて、友人・知人にその話をするのだと思います。

聞いた人は温かい気持ちのお裾分けをもらった気分で、嫌な気持になる人などいるはずがありませんし、「素敵な会社だな」と感じてくれるでしょう。



私は『営業力アップ研修』などで、当然「お客様を我社のファンにしよう」と言って取り組むのですが、いつもその根本を大切に考えるようにしています。

実際に仕事で顧客活動に頑張ってもらう人が、我社のファンでないとすれば、、、それは『営業力アップ』など語るも淋しいような基本の逸脱なのです。

「会社」「仕事」「商品」「上司」「部下」「同僚」、そして「お客様」や「業者さん」、、、アカデミックな勉強もさることながら、『好き』というエネルギーを考えてみましょう。

より幸せなビジネス人生を生きるための、『新たな三種の神器』が見つかると思います。



さて明日からまた都内で3日間の合宿研修に入ります。

価値観共有ができる人が増えていくように、「知」「仁」「勇」の心の三種の神器を持って行きたいと思います。


2012.1.12.  ビジネススキル研究所  鶴田 慎一 拝

初春月ご挨拶 & 新・管理者マネジメント力強化テーマ

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、昨年は東日本大震災、欧州発の世界経済のシュリンクと経済は大きな打撃を受け、先行きの見えにくい状況の中での新年を迎えました。

私は昨年末最後の出張が長野で、今年は年始一発目の出張も長野です。

東京で「寒い、寒い」と言っているのが申し訳ないほど、長野は寒いです。

私が指導先の常務に「寒いねー。」と言うと、「まだまだですよ。今夜はマイナス8度ですからね。」とサラッと答えられて、「先生、それを通り越すと寒いから『痛い』になるんですよ。」と。

「マイナス10度が『痛い』のと『水道管破裂の目安』ですよ。」と、、、いろいろなガイドラインというものがあるものです。

皆さんも何か「面白い」「ユニーク」「レアな」ガイドラインを御存知でしたら、是非ともメールで教えていただければ幸いです。



ところで年末は封切直後の映画『山本五十六』を観てきました。

年末にこれだけは観ておきたいと思っていたのですが、何とか行くことができました。

なかなかの秀作です。

最も日独伊三国同盟に強硬に反対していた山本五十六が、日米開戦の火蓋を切る真珠湾攻撃の海軍総司令長官となる運命の悪戯に凄く深いものを感じますね。

これからご覧になるという方のために、あまり書かない方がいいと思いますので、チラっとだけ、、、キャスティングもカメラワークもなかなかいいですよ。

国が戦争を始めるという究極の国家的意志決定を行う時にこそ、広く国民に正しい情報を伝え、冷静沈着な判断をしていかなければならないのですが、歴史的に大事なところで情報は操作されやすいものです。

現代社会でも同じですが、「都合のいい情報」によって事を構えて、「不都合な情報」がバレた時には、「もう今更、後には引けない」というやり方は政治の歴史的な酷い手法とでも言うべきでしょう。

後は是非時間をつくってご覧になってみてください。



さて、正月気分は元旦の八社参りで終了しましたが、、、何で八社かというと日本橋七福神を巡りながらアチコチお参りしていたら、回り切る前に八社になって疲れて終了したということです。

早速二日からは、今年のテキストや企画作りに励んでいるところです。

今年は中小企業大学校の人吉校(熊本)で、「管理者マネジメント力強化講座」を5月16日~18日・6月18日~20日という6日間のロングランでやります。

ちょうどプログラミングしたところですので、下記に掲載したいと思います。

ご参照いただき、是非とも貴社の管理者教育にも活かしていただければ幸いです。

また、「カスタマイズ」「リメイク」「いいとこ取りの組み合わせ」など、いかようにもなりますので、ご希望の方は「お問合せフォーム」や「ナビゲーター」から是非ご一報ください。



≪管理者マネジメント力強化講座≫ (第一回)

1)  基調講義
 ~企業も人も驕(おご)りで破綻する!リーダーの危機感・問題意識~
 1. 経済 = 経世済民の原点に立つことこそがリーダーの「価値観」
 2. ダメな管理職は「乱世のマネジメント・スタイル」を知らない
 3. 強い企業は経営理念から戦略・行動基準へと具体化する
 4. 長寿企業は「変化対応力」「進化創造力」が優れている
 5. 部下は「上司の業務命令」より、「上司の価値観」にこだわっている
 6. 「価値観による結束力」 = 「組織の団結力」 = 「強い社風の形成」

2) チームとしての仕事の進め方
 1. 組織と人を動かすセンス・マナー・コミュニケーション・ホウレンソウ、、、
   --- 基本の基本を叩き込めば、日常活動が豹変する
 2. <上司の期待・役割> ⇔ <上司の悩みTOP5>
 3. リーダーシップと業績影響要因<環境・競合・自社要因>への感度
 4. 戦闘力のカギを握る顧客ニーズへの機敏な対応こそOJTのツボ
 5. 顧客の業績貢献・業務効率向上・生産性向上・財務効果・提供する商品
   ・サービスの費用対効果の明確化
 6. 顧客の企業・商品・サービスのイメージ向上効果のロジック
 7. Q(クオリティー)C(コスト)D(デリバリー)S(サービス)S(ソフト)、、
   千差万別のニーズへの気づき
 8. ターゲット・ニーズへの大満足対応と個人へのソツのない心理対応
 9. 多くを語るな!「質問力」を磨くことが重要
 10. 「拡大型」「限定型」「事実」「意志」「解釈」質問手法の使い分け

3) 部下の目標達成は上司のファシリテーション&コーチング
 1. 「MISSION」にこだわり、「MISSION」を語れ!
 2. 【PDCA(マネジメント・サイクル)】の何たるか。言葉は知っているが、
   本質を理解していなければ「部下指導」に活かせない
 3. 「目標達成」の前に「目標設定能力」を磨いてこそ「コミットメント形成」
 4. 主体的目標設定が行動管理と時間管理を向上させる
 5. 目標とノルマを取り違え、MBO(目標管理)の不健全運用はリーダーの愚
 6. 部下はこういう「管理職」を待ちわびている
 7. 8割が間違う、プライオリティー(優先順位)の鉄則
 8. 「形式的マネジメント」と「本質的マネジメント」の圧倒的な差


≪管理者マネジメント力強化講座≫ (第二回)

1) 戦略構築力を磨け≪上司が創る勝利の方程式≫
 1. リーダーの「戦略発想力」を強くする不可欠のファクター
  ● 目先のことばかりに捉われず『中・長期的視点』を持つ
  ● 慣れていることを維持するのではなく、新しい挑戦<革新>を図る
  ● 課題を分散させず『集中・特化』させる
  ● エネルギーを分散させず統合した『一貫性』を持つ
  ● キーファクターは『勝利への執念』
 2. 戦略構築の着眼点とケーススタディ
 3. 戦略ミス!部下に「戦術」「戦闘」で何とかしろという哀れな上司
 4. 勝負根性を磨け!勝たない限り「存在価値」を失う!
 5. 歴史が物語る!戦略力こそ「リーダーの器の大きさ」

2) 組織マネジメント --- 「企業力を強化する5つの着眼」と「問題・課題解決」
 1. 「商品・サービス・技術力強化」の着眼点
 2. 「営業力強化」の着眼点
 3. 「企画・開発力強化」の着眼点
 4. 「マネジメント力強化」の着眼点
 5. 「研究開発力強化」の着眼点
 6. 問題・課題解決の考え方と進め方
 7. あなたが解決すべき「自社の課題」とは何か

3) 「社風」・「職場」の活性化
 1. 「社風分析」 --- 我が社の社風は人が育つ風土であるか?
 2. 部下に徹底的に「業務・商品知識」で武装させる
 3. 「業務ミッション」を研ぎ澄ませて、「顧客対応力」でライバルに差を付けろ
 4. 「価値観」・「MISSION」が「PASSION」を生み出し、マメな対応を生む
 5. 部下指導の必須条件
   --- 意外に部下は教えられていない『儲けの感覚・コスト感覚』
 6. 上司が『儲けの仕組み』に疎いのでは、部下は育たない
 7. P/L B/S C/Fへのこだわりが「企業の強さ」を創る

4)  決意表明
~ 自社課題解決・マネジメント力強化・自己成長課題を表明する ~

タグクラウド
QRコード
QRコード
記事検索
  • ライブドアブログ