今朝は西南西を向いて、節分の縁起物の恵方巻を丸かぶり。
諸説あれども、元々は大阪・船場の丁稚どんに「忙しいから、そのまま立って丸かぶりしろ。」と切らずに出されたとか、仕事にあぶれた芸者が「いい旦那がきますようにと願掛けしながらかぶりついていた」というのが起源とも聞きます。
恵方とは歳徳神という神様の要る方向だそうですが、毎年、神様は北北西・東北東・南南東・西南西という4方向に居場所を変えるそうですから、「今年の恵方は〇〇」なんてニュースが流れるのです。
江戸時代から風習はあったとも聞きますが、いずれにしても大阪発であることは確かなようです。

その話を聞きつけた大手コンビニが、「節分は太巻き寿司の丸かぶり」と仕掛けて、1998年頃から全国に広がっていったそうです。
まだまだ全国的な風習としての歴史は浅いものの、近年は「縁起物」として日本中でかぶりつきです。
2000年以降は販売競争が過熱して、過剰生産で大量に店頭に並び、大量廃棄問題になってしまいました。
今年は完全予約制にして売れ残りをなくすという店舗も増えましたが、思ったほどの予約はなかったようです。
多少の効果はあったのでしょうが、食品ロス問題にはまだまだ真剣な取り組みが求められています。
昨夜は現場の様子を見ようと、あるスーパーの売り場に出掛けてみると、2か所の売り場のワゴンに数種類の恵方巻が山盛りでしたが、あまり売れているような感じもありませんでした。
この店は流通大手系列ですが、恵方巻もクリスマスケーキも予約制ではなく、旧態依然です。
食品ロス問題は、企業の判断任せでは改善速度が遅すぎますね。

農林水産省の【一人当たりの食品廃棄物量の主要国のランキング】では、世界第6位の日本は一人当たり133.6kgですから、我々日本人は毎日一人366グラムの食品を廃棄する罰当たりなことをしているということです。
因みに、1位はオランダ、2位フランス、3位イギリス、4位アメリカ、5位ドイツ、6位日本、7位韓国、8位中国です。
年間の食品生産量は約40億トンですが、そのうち廃棄となるのが約1/3で、国連世界食糧計画が『2030年までに世界全体の1人当たりの食料廃棄を半減させる』という目標を立てているそうですが、世界中の飢餓で苦しんでいる人への食糧援助量は約320万トンで、実にその2倍の食べ物が日本で捨てられているという現実です。
国連や国家で取り組むことは言うまでもなく、企業や一人一人の国民の意識と行動の改革こそが大事だと思います。

4歳まで農家であった父の実家で育った私は、毎食後に祖父にお茶碗を見せに行くのが我が家の掟でした。
お茶碗に一粒でもお米が残っていたら、こっ酷く叱られました。
綺麗に食べていたら、「いい子だな。お利口さん。」と頭を撫でてもらいました。
知育・体育・食育は大切だと、真っ白髪だった祖父を思い出して再認識です。

2020.2.3.
    株式会社 ビジネススキル研究所 代表取締役 鶴田 慎一  拝
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