ビジネススキル研究所公式ブログ

株式会社ビジネススキル研究所公式ブログ。鶴田 慎一 主宰。営業研修/ビジネス講演/社員教育/社員研修/方針発表会/各種講演に関する最新情報など。営業マインド強化合宿の情報も。公式Facebook

ビジネスの基本 ③

 インフォメーション・テクノロジー(IT)の発達によって、ビジネスにもe‐メールが欠かせないツールです。
 しかし、そこにも常識やマナーがありますから、気を付けなければなりません。まずe‐メールは、略式ビジネス文書であると認識することです。
 例えば、「開封確認メッセージの要求」は、基本的にはマナー違反とされています。必要な時には、「誠に失礼ながら、開封確認メッセージをご返信ください」という一文を入れるなどの配慮があれば、「よくお分かりの人だな」と思ってもらえるでしょう。

 下記に◆e-メールの常識・マナーのポイントを示しておきますので、ご参考にしてください。

(1)件名は用件を端的に表す言葉で
 
(2)基本的に時候の挨拶などは簡略に

(3)情緒的表現よりも具体的要点を

(4)長文よりも箇条書きでわかりやすく

(5)詰め打ちせずに、改行や一行スペースを入れて見易く

(6)変換ミスや誤字・脱字は赤っ恥

(7)絵文字や喜怒哀楽マークは厳禁

(8)必ず署名をつける
   ・会社名 ・所在地 ・郵便番号 ・役職 ・氏名
   ・電話番号 ・FAX番号 ・メールアドレス
 ※ 相手が単純にメール返信をするかどうかは相手次第。署名欄を見れば   全てわかるようにする。

(9)宛先・C.C.・B.C.C.の使い分け
   ・宛先はこのメールを送る直接の相手
   ・C.C.(カーボン・コピー)は、このやり取りが存在することを確認
    しておいてほしい相手
   ・B.C.C.(ブラインド・カーボン・コピー)は、宛先やC.C.の相手に
    知られることなく、そっと伝えておきたい相手
 ※ 不要C.C.や不要B.C.C.は仕事の邪魔
 ※ あくまでも情報には個人情報保護法や守秘義務などがつきまとう。
   細心の注意をもって使用すること。

(10)もらったメールには即日返信、遅くとも翌日までに返信

(11)返信に時間がかかる場合は、その旨を一旦返信

(12)話すことができる相手にメールを送って、避けていると思われること
   もあるから要注意

(13)私用メールは原則禁止



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ビジネスの基本 ②

 ビジネス文書に時候の挨拶はつきものです。日本の伝統的情緒として、季節感のある言葉を挨拶文に入れるのです。
 例えば、
「拝啓 桜花の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」というように、今の季節を象徴する季語を用います。
 今はちょうど桜の開花宣言が出て間もないので、「桜花の候」がぴったりですが、4月の季語とは言え、桜が散る頃には些か遅いということになります。その季節毎の早めの季語を使うといいでしょう。
 
 季語を調べる余裕がない時には、時候の挨拶を省く『時下』(じか)という言葉を用いることもできます。これは「時候の挨拶を省かせていただきます」という意味です。
 例えば、
「拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」という使い方です。

 文書というのは、怖がらずにやっていくうちにスキルとなって身についていきます。「筆不精だから」とか「文才がない」だとか「字がヘタ」などと言い訳しないで、まずは初めてお会いしたお客様にお礼状を出すことから始めてください。
 
 人生は、努力した分だけのチャンスが巡ってくるものだと思います。やった人とやらない人では、何年か後に「仕事力」「顧客対応力」「人脈形成力」などに大差がついてしまうものです。

 以下に、各月の時候の挨拶の例を挙げておきますので、ご参考になさってください。

<一月(睦月 むつき)>

賀春 / 迎春 / 謹賀新年 / 恭賀新年 / 新春の候 / 初春の候 / 厳冬の候

<二月(如月 きさらぎ)>

立春の候 / 余寒の候 / 立春とはいえまだまだ寒さが厳しい折

<三月(弥生 やよい)>

早春のみぎり / 春暖の候 / 日一日と春らしくなって参りました

<四月(卯月 うづき)>

桜花の候 / 陽春の候 / 桜咲く春の季節 / うららかな季節を迎え

<五月(皐月 さつき)>

若葉の候 / 新緑の候 / 若葉の頃となり / 風薫る五月となり

<六月(水無月 みなづき)>

梅雨の候 / 向夏の候 / 初夏の候 / 木々の緑も色濃くなり

<七月(文月 ふづき)>

盛夏の候 / 猛暑の候 / 酷暑の候 / 暑さ厳しき折から

<八月(葉月 はづき)>

炎暑の候 / 残暑の候 / 立秋の候 / まだまだ残暑厳しき折

<九月(長月 ながつき)>

初秋の候 / 新秋の候 / 秋冷の候 / さわやかな季節を迎え

<十月(神無月 かんなづき)>

仲秋の候 / 紅葉の候 / 秋もいよいよ深まって参り

<十一月(霜月 しもつき)>

晩秋の候 / 霜寒の候 / 向寒の候 / 朝夕めっきり肌寒くなり

<十二月(師走 しわす)>

師走の候 / 初冬の候 / 寒冷の候 / 年の瀬もおしつまり



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ビジネスの基本 ①

 震災復興・原発問題と喫緊の課題だらけの日本ですが、今年も新入社員を迎える季節となりました。
 期待と不安の中で社会に出るということは誰もが経験することですが、やはりまずはしっかりと基本を学ぶことです。
 挨拶・お辞儀・ビジネスマナー・業務知識・商品知識など、新人や若手社員は強い意識を持って努力していかなければなりません。
 そこで、本日は「ビジネス文書の書き方」について簡単にまとめさせていただきました。
 新人の皆さん!厳しい時代ですが、困難な時ほど人は育つものです!しっかり努力して、新しい時代を切り拓いてください!

(1)ビジネス文書の条件

 ビジネス文書には書体や表現の仕方、文章の構成法などで一定の形式・ルールがあり、拝啓・拝復・前略という頭語と時候の挨拶、先方の会社の繁栄を祝う御隆昌・御繁栄などの言葉を入れる。最後に末文を入れ、頭語に対応する結語が必要である。
 文面には一貫して敬語を用い、常に相手を立てることが必要である。相手の立場に立ってこそ、動機づけや納得させる訴求力を持った表現ができるということなのである。

<ビジネス文書3つの条件>

1. 私信ではないから、常に相手を立てる表現や文体を用いる。
2. 相手に対して正確にこちらの真意や事情を伝え、理解しやすいように
文学的な修飾語や形容詞を用いず、正確な標準語を使う。
3. 相手に行動や決意を促すための説得力・論理性・緊急性をもたせる表現法も必要。

(2)ビジネス文書の知識

① 頭語と結語
 ●社外用は主に、「拝啓→敬具」「前略→草々」「拝復(返信)→敬具」の3種類
 ●社内用は、頭語は一切不要。結語には「以上」を使う。

② 前文例(社内用は原則として省略)
  貴社ますますご清栄のこととお慶(喜)び申し上げます

③ 挨拶文例(前文と主文の間に使う)
  平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます

④ 主文の書き出し例
  イ.前文の後、直ぐに主文に入る場合 → 「さて」
  ロ.返信の場合 → 〇月〇日付貴状拝見いたしました。
            ご依頼の・・・・についてご回答申し上げます。

⑤ 末文例(社外用)
<依頼・お願い>
・まずは取り急ぎご依頼まで
・お引き立てのほど、ひとえにお願いいたします
・ご指示のほど宜しくお願い申し上げます
・今後とも倍旧のお引き立てのほどお願い申し上げます

<照会>
・まずはとり急ぎご照会まで
・ご照会申し上げます

<断り>
・残念ながら貴意に添いかねますので、
・あしからずご了承下さいますようお願い申し上げます


 ビジネス文書をシリーズにして書き込みますから、ステップ バイ ステップでしっかりと地に足をつけて、身につけていってください。
 


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謹んでお見舞い申し上げます

本日(昨日)はJPN営業セミナー(ジャパン プレジデント ネットワーク)で、アルカディア市ヶ谷で気持ち良く喋り捲っていました。
2時46分、参加者の皆さんの様子がおかしいので「どうしたの?」と聞いたら、「地震です!!!」というのが最初で、「じゃあ、座らないとわからんから、俺も座るね」と言った次の瞬間の激震でした。
急遽避難してから「補講するからネ」と皆さんに伝えて、後の段取りをやっておりました。
しかし、気がつけばヘトヘトの帰宅難民です。
夜中にやっと事務所に帰ってみると、もう片付けの気力を失うような惨状でした。
そんなレベルではない被害を受けた人たちが数多いるというのに、、、「こんな程度で何を言いたいのか」との自問をしておりました。
多くの犠牲者の皆様に衷心よりお悔やみ申し上げます。

震災お見舞い

未曾有の大地震に襲われて、被害に遭われた方やお身内・お知り合いの方に被害があったという方も多いことと存じます。また大地震・大津波に次いで福島原発の放射能漏れについても、深刻な状況に陥っているようです。
謹んでお見舞い申し上げます。

11日(金)14時46分は、私は都内アルカディア市ヶ谷でJPN主催の営業セミナーの講義中でした。営業セミナーを中止して、補講の段取りなどをしながらも、交通手段は全て麻痺して私を含め帰宅難民だらけでしたが、テレビやラジオの報道が進むにつれ、その程度のことは何でもないという実態にただ唖然とするばかりでした。

自然の脅威の前で、いかに人間の力が及ばないものか。
だからこそ我々は驕ることなく、相互扶助の精神を強く持たなければならないのだと改めて思うものです。
固定電話も携帯電話も通じない中で、とても少なくなった公衆電話だけが残された通信手段だったのですが、どの公衆電話も長蛇の列が出来て、なかなか順番も回ってこなかったという方も多いでしょう。
そんな中苛立ちながら待っている人のことを意にも介さず、平然と30分近くも長電話をかけている人もいました。
残念ながら日本人には、まだまだ心の教育が足りないのですね。

夜中に事務所に戻ってみると、FAXや花瓶や書類などが落下して、悲惨な状況になっていました。
しかし、修復できるということは、まだ大したことではないということです。まだ多くの方たちが被災地で孤立しているようですが、一人でも多くの方の救済を願うばかりです。
                                  合掌
鶴田 慎一 拝

6日は啓蟄(けいちつ)です

 今週は「営業マインド強化合宿」(東京)で、4・5・6日の2泊3日の缶詰です。
 そう言えば、6日(日)は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」ですね。
 昔の人は「3月6日頃は冬篭りの虫たちが土から這い出してくる日」と言ったのですから凄い感性です。
 そろそろ芝生の上でも凍えずにゴルフが楽しめる時期で、俄かに盛り上がりを感じますね。(芝刈り好き限定ですが、スコアが啓蟄、、、)


 ところで、私は先月からギャラクシー・タブレットを使っておりますが、PCやⅰPadほどかさばらず、通常のスマートフォンよりも大きく使いやすくて、結構役に立っています。
 電池寿命1700時間!と喜んでいたら、移動の多い私はかなり電池を食うようで、2日ほどしかもたないというとんでもないギャップにがっかりもしましたが、、、。
 まぁ物凄い種類と数のアプリケーションは、驚愕の一語に尽きる感ありです。


 新着を少し遡っていただくと、SEMやSEO、LPOなどについてもお分かりいただけると思いますので、是非お読み下さい。

 最新のツール≪NAVIGATOR≫も稼動中ですので、Eコマースはもちろんのこと、NET経由での資料請求やお問い合わせを増やして、つまりコンバージョン率を高めたい・見込み客の増大を図りたい方は是非ともご遠慮なくお問い合わせ下さい。

 季節の変わり目です。くれぐれもご自愛の上、更なるご活躍をお祈り致しております。


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アスコット・タイ

前回の書き込みの後、福岡・広島・東京・名古屋と営業研修やセミナー行脚が続いて、ずいぶんご無沙汰となってしまいました。

 出張中の秘密兵器としてギャラクシー・タブレットを手に入れて、「TABで新着を書き込もう!」と意気込んでいたのですが、毎日いただくメールの対応に追われていました。
 しかし、TABは便利ですね。毎日フル稼働状態です。スマートフォンより画面が大きく見やすいし、PCやi-padほどかさばらず、程良い感じです。
 タクシーに乗って講演会場に向かう時、その場所を運転手さんがご存じなくて、TABのナビで音声誘導するなど大活躍です。

 さて、最近の私のマイ・ブームについて書いてみたいと思います。これまではセミナー後や講演のない日には、スタンドカラーのシャツでノー・ネクタイで過ごすことが多かったのですが、このところは「アスコット」にハマっています。

 皆さんも仕事の後で、一日中首を締め付けていたネクタイをスパッと引っこ抜いて、リフレッシュの瞬間を楽しむことも多いと思います。
 しかし、ただのノー・ネクタイでは「少しだらしない」とか正に「締りがない」という副作用を感じたことも多々あるのではないでしょうか?!
 そこで、私はネクタイを抜いてからアスコット・タイを巻くことにしたのです。首が楽になるのに寒くないし、開放感も味わえて、その上だらしなくならないし、ちょっとファッショナブルになります。お勧めです!!

最近はアスコットをしている人を見ることが滅多になくなってしまいましたし、デパートの売り場に行ってもほんの少ししか品揃えがない状態です。
 これが切っ掛けでアスコット族が増えてくると、日本経済にも若干のお役立ちになるのかも、、なんて思っています。
 
 ネクタイの起源には諸説あるようですが、17世紀頃のフランスでルイ13世を守るためにやってきたクロアチア兵が首にスカーフを巻いていたことが始まりとも言われます。
 また、アスコット・タイは19世紀のイギリスのアスコット・ヒース王室所有競馬場の名に由来しているとか。貴族たちがモーニング・コートにアスコットを巻いて出席したことから、一般にも流行し始めたそうです。

 フランスではネクタイのことをクラバットと言うそうですが、クラバットという名称は王がクロアチア兵の首のスカーフを見て、「あれは何だ?」と部下に聞いたところ、兵隊のことを聞かれたと思った部下が「クラバット(クロアチア兵)です」と応えたところからの勘違いで生まれた名称のようです。

 厳密な意味では、私達はいつも首にクロアチア兵(クラバット)を巻いているのですね。
 


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中小企業大学校の来期テーマです

来期の中小企業大学校での3日間コース【 ≪最強の営業チームの作り方≫ ~営業幹部・管理職よ! 価値観とスキルで部下を束ねろ!~】の基本カリキュラムです。
1日コースや2日コースにリメイク・カスタマイズも出来ますので、宜しければ気軽にお問い合わせ下さい。 

≪研修のねらい≫
 よく営業の仕事ほど「ブラックボックス」になり易いと言いますが、強いチームを作っていくためにはまず上司と部下が「価値観」を共有して、風通しの良い風土を形成していくことが肝要です。
営業形態は業種や業態によって多種・多様な違いがあります。新規開拓に比重を置く「狩猟型」と、ルート営業中心の「農耕型」では手法は大きく違ってきますが、本講座ではその違いとやり方も含め、何より「営業幹部・管理職」として、「最強の営業チーム」を作るための具体的な必須スキルを講義や演習・グループワークを交えて磨き上げていきます。
 カリキュラムを参照いただけば、「当然だ」「当たり前だ」「基本中の基本じゃないか」とお感じになることもあるでしょう。しかし私の経験で申し上げれば、「そこが甘いから部下も育たず、強いチーム営業が推進できない」というケースが最も多いのも事実なのです。上に立つ者としてもっと力を付けたい方・もっと部下たちを育ててやりたい、そしてもっともっと業績貢献できるチームを作りたいとお考えの方は、社長をはじめ幹部候補生・新任管理者の方まで是非ご参加下さい。
【 指導講師 / ビジネススキル研究所  鶴田 慎一 】

≪ カリキュラムの概要 ≫
【 基調講義 】
(1) 「経営の本質」「営業の本質」を語り、まずは「価値観統一」を図れ!
(2) あなたの部下は、いやその前にあなた自身は「自分のミッション」を完璧に答えられるか!?
(3) 「狩猟型営業」と「農耕型営業」の違いと強化テーマ
(4) お客様に好かれ、頼りにされる6大ポイント
(5) 業績影響要因と3C分析
(6) プライオリティ(優先順位)の鉄則と、ブレない実行力を身に付けてこそ本物の幹部だ!

【 リーダーシップと部下指導 】
(1) まず徹底的に「ビジネスマナー」を磨け!
(2) 自ら「プレゼンタブル・チェック」せよ! 第一印象≪命≫だ!
(3) 挨拶・名刺交換・顧客対応のしぐさ・動作・目線・声! 手も気も抜くな!
  プレゼンタブル・チェック  ⇒  評価と決意事項
(4) 部下を伸ばすには「ファシリテーター」になれ!
(5) 部下を「過負荷の状況」に置くストロング・マネジメント
(6) ロジカル・ポジティブ・ポシブリーシンキング ---  長所伸展法 

【 新規顧客開拓力 】
(1) 「顕在ニーズ」「潜在ニーズ」「ウォンツ」を見る目を鍛えろ!
   組織ニーズ対応と個人ニーズ対応
(2) 顧客ニーズを引き出す質問力を磨け!
   拡大型 限定型 事実 意思 解釈の質問手法
(3) 狩猟型の新規開拓・農耕型の新規開拓
   営業コンセプト・シートと方向性の確認
(4) ターゲット・セグメンテーションとマーケティング・ストーリーの展開
  あなたが考えるターゲットとストーリーは?
(5) 想定する新規見込客に対する「アプローチ ~ クロージング」具体策策定
   カスタマー・リレーションシップ・プロセスの整理と具体策

【 営業戦略とPDCA(マネジメント・サイクル) 】
(1) 戦略発想力・戦略構築力とは
(2) 手段を目的化させるな! 戦略・戦術・戦闘の違いを教え込め!
(3) 戦略の6大要素と強化具体策
(4) 強者の戦略と弱者の戦略の違いと打つべき手立てとは
(5) PDCAの本質をしっかり理解させなければ、成果の少ない「上滑りマネジメント」になる
(6) まず目的、次にビジョン、そして「主体的目標設定」が解れば、いとも簡単に「目標達成力」が手に入る!
(7) 上司が抱く「部下への悩み TOP5」とホウレンソウ強化具体策
(8) 「朝令暮改」「朝令昼改」「朝令朝改」で、部下に陰口言われるようでは幹部じゃない! 絶対条件は部下からの「リスペクト」! 

【 まとめ 】
~ 将の五徳 ~  智   信   仁   勇   厳 



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6つのスキルアップ・テーマ

本日ある社長からメールをいただき、その中に「誰にでもなれて、誰にでも出来ないのが営業だよ。」という一節がありました。
全くその通りだと思います。

私もよく幹部や管理職研修の時に、
「○○になることは易しいが、○○であり続けることが難しい」などと申し上げています。
「自分は○○という役職で、そのMISSIONを果たし続けている」と胸を張って言えるのは、そう簡単なことではない。徹底的に自己批判しながら、相応しいマインドとスキルを磨き上げていくしかない。
と話しております。


また俗に狩猟型営業・農耕型営業とも言いますが、多様な業種・多様な営業形態の中でやり方も答も多種多様です。
よく私は講義の中で「評判は自分から立てるもの」「お客様からご紹介をもらえるような営業をしろ」と言います。
胸を張って「私はこの道のプロフェッショナルだ」と言えるほどの「真の営業力」を身に付けていくプロセスの中で、お客様から「好かれる営業マン」の6つのファクターを磨け!と申しております。

下記の6項目を自分のスキル・アップ・テーマとして、自己成長のために具体的なブレイク・ダウン・テーマを掲げて、一刻も早く仕事を楽しめる自分創りをせよ、ということです。

1. とにかく「業務知識・商品知識」を磨け! 初めに役に立たないと思われては、相手にしてはもらえない。 ここを手抜きしていたら、永遠に楽にはなれないし、どこの会社に転職しようとも結果は同じです。

2. 「信頼」---文字通り「信じてもらえて、頼りになると思われる」だけのヒューマン・スキル(人間力)、コンセプチュアル・スキル(概念化能力=問題解決力)を磨け! テクニカル・スキル(営業テクニック)の優先順位は3番目でしかないと思います。

3. 身も心も清潔にして、疑いを持たれるようなことはするな。本物のMISSIONを掲げていれば必ず正義を貫くし、身だしなみ位のことに手抜きしていてはプロではないと自然に感じるようになるのです。

4. 徹底的に情報武装しろ。「お役立ち情報」を提供することで、相手はあなたの訪問を待っていてくれるようになる。 情報を「頂くこと」も当然重要だが、いつも某かの情報を「手土産にしたい」と思えば、自然に勉強したくなってくるものです。

5. 声・挨拶の声をしっかり・はっきりと、滑舌よく話をしろ。 何を言っているのか・何を言いたいのか解らないと思われては、その先の話を聞く気がしなくなる。 「自分なりにやっている」というのは、「相手からの評価」など知ったことではないと言っているようなもの。 あなたへの評価を決めるのは「お客様」だけです。

6. とにかく迅速に行動すべし。同質競争時代には「機敏さ」という競争力が際立ってくる。 ダラダラと過剰品質の仕事をしていては、時代の要求には応えられない。 いかに早く80点を取るか、そこが勝負どころです。


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本質的意義で言葉を捉えましょう!

一昨日は大阪で、昨日は東京での営業セミナーでした。

昨日もご参加者の中にある会社の社長がいらして、「社長自らの営業セミナー受講とは流石ですね」と申し上げたら、「私は自分が確認して、確信を持てるものしか社員には受講させない!」とおっしゃっていました。
経営トップとしての凄みと気迫を感じ、その言葉が胸に突き刺さる想いでした。

終講後には受講いただいた何人もの方が質問に並んでいただき、ほとんどはセミナーの内容についての質問ではありませんでした。
「私は今、こんな気持ちでこんな仕事をしています。もっともっと会社に貢献して、もっともっと自分の存在意義を作りたい。そのためにアドバイスしてほしい」というものです。
皆さんの前向きな姿勢には、本当に敬服の一語に尽きます。


さて、世は乱世の真っ只中。常識・非常識の合間には「未常識」も存在します。「青天の霹靂」とは突然に起こる変動や大事件です。
ところがグローバル乱世社会に於いては、リーマンショックのような事件ももはや日常茶飯事かも知れません。
ヨーロッパではPIGSの経済危機がカウントダウン状態で、連想ゲームよろしく考えていけば、ユーロが100円を割り、まさかの90円などということも十分考えられる気がします。


孫子(孫武)曰く『兵は拙速を聞くも、いまだ功の久しきをみざるなり』---短期決戦に打って出て成功した話は聞くが、長期戦に持ち込んで成功した話は聞かない。

現代では「拙速」という言葉は、「早いんだけど、出来はイマイチ」という意味ですが、ここは孫子に習い「拙速」=「あらら、ちょっと頑張ったらもう勝っちゃったよ」というスピーディな意志決定が求められるというのを採用したいですね。

時代は激しく動きますが、こんな時こそリーダーの戦略発想力と意志決定力が勝負です。


言葉の捉え方やニュアンスにも変化があるものです。言葉ひとつを例にとっても、「表面的意味」より「本質的意義」を重視すべきだと思います。

何か頼りになるものが欲しいならば、「寄らば大樹の陰」という言葉の意味はより崇高な思想・価値観・VISIONに擦り寄っていけということになるでしょう。然る後に、隣やよその芝生の色は気にもならず、VISIONの先にある将来の「幸福な自分の姿」に憧憬の眼差しが向き始めることにもなるでしょう。


「宵越しの銭は持たない」などと言わず、「明日の戦略原資となるフリーキャッシュフロー」に徹底的にこだわる。今の自分がやっていることが「馬鹿の一つ覚え」だなどとマンネリ感を感じたなら、それは際立ったスペシャリズムだと捉えばポジティブな展開になるのではないでしょうか。

変化に対応しながら、常に進化を創造する!
「人事を尽くして天命を待つ」のではなく、元々は『尽人事而自拓道』。
やることはやったとじっと待つのではなく、『人事を尽くし続ければ、自ずと道は拓ける』と前を見据えて、まだまだやることがあると頑張り続けるのが正しいのだと思います。

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